折れない心を持とう!
photo by RORO
タダで地球一周が出来る!そう思うと一見楽に思いがちですが、ポスターを貼る度に何度も何度も心が折れそうになります。「意外とポスター貼らしてくれるでしょ」そう思う方もいるかもしれませんが、実際そんなに甘い世界ではありません。
街中でたくさん見かけるからそう思うかもしれませんが、めちゃくちゃ断られます。地域によっても貼れる場所と貼れない場所が存在します。
私は関西でポスターを貼っていましたが、関西だと10件当たって3件貼れればいい方です。東京だと10件当たって1件貼れればいい方だと聞いたことがあります。
逆に一番貼りやすい地域は沖縄だそうです。沖縄独特のゆる〜い感じで「貼ってもいいさ〜」と言ってくれそうですね。
本当に心が折れそうな瞬間が何度もあります。暴言を吐かれたり、嫌な態度をされることもしばしばあります。街中に貼ってあるポスターはそんな辛い思いを経験してでも頑張ったボランティアスタッフの努力の結晶とも言えます。
少しほっこりする話
photo by RORO
ポスターを貼っていると、辛いこともたくさんありますが、素敵な経験をすることもたまにあります。実際にあった心温まる話をします。
冬の寒い時期にポスター貼りをしていた時の話です。10席もない小さな居酒屋にポスターを貼らせてもらえるようお願いをしに行きました。
交渉していると「貼っても大丈夫だよ」と言って頂き、ポスターを貼らせてもらい、お店を後にしようとすると、お店のおじさんが「お姉ちゃん寒い中頑張っとるんやし、一杯くらい飲んでいきなよ!」と声を掛けてくれました。
お客さんも優しい方で、「好きな物ご馳走するよ」と言ってくれて、お言葉に甘えることにしました。寒さの中、挫折しそうになりかけてた心が温かくなりました。
「また地球一周して帰って来たら飲みに来なよ」と言ってもらいとても嬉しい気持ちになりました。こんな経験ができるのもPEACE BOATの魅力の一つだと思います。
まとめ
居酒屋に貼ってあるポスターの正体、理解してもらえたでしょうか?旅に出たい人たちの頑張りがあのポスターを物語っているのです。
もしあなたのお店にポスターを貼らせてくださいと来た場合、温かく笑顔で迎えてあげてください。その一枚が地球一周の旅に繋がっていくのです。
ちなみに船と飛行機、どちらの手段で世界一周に行くか比較しているこちらの記事も良かったら読んでみてください。