ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

2018年9月2日、日本で初めてPEACE DAYのフェスが開催。幕張海浜公園で行われた旅祭2018×PEACE DAYは、天候の心配もあるなか多くの人が訪れ、大盛況で幕を閉じました。

親子で楽しめるブースや数々の有名アーティストの音楽パフォーマンス、平和や未来のことをテーマに語るトークライブなど、見どころ満載だったPEACE DAY。当日はPEACE DAY創立者のジェレミー・ギリーさんも駆けつけ、熱い思いを語ってくれました。

PEACE DAYとは

PEACE DAYとは、国連が定めた国際平和デー(9月21日)。人類は有史以来、人が人を殺さない日はないと言われています。たった一日でいいから「人が人を殺さない日」をつくろう。それがPEACE DAYです。

日本でも多くの人にPEACE DAYを知ってもらい、すべての人がPEACEでつながる日を作っていきたい。そのために、まずは1日だけでも対立や不寛容を超えて、それぞれのこころの中にあるPEACEについて、そして命について考えてみませんか。

旅をテーマにしたブースはもちろん、子どもも楽しめるコンテンツ


photo by Amakawa Natsuki

当日の天気予報は、あいにくの雨。朝まで雨が降り続いており天候が心配されましたが、開場前になると不思議と雨が止み、旅を愛する旅人たちや子ども連れのご家族が続々と入場していきました。

9月1・2日と二日間にわたって開催された本イベントは、2日目のPEACE DAYは千葉県の後援を受けたことから、千葉市民を無料でご招待。そのため千葉市在住のご家族やお友達同士が気軽に訪れ、子どもから大人まで同じ会場でのびのびと自由に過ごす光景が見られました。


photo by Amakawa Natsuki
出展されたブースは旅に関係する航空会社や防災をテーマにしたものなど、種類もさまざま。他に防潮林となる苗木を育てる活動を続けるブース、ヘナタトゥーを体験出来るブースや子どもが遊べるコンテンツも用意されており、そのバラエティの多さに驚きます。

音楽パフォーマンスも見逃せない


photo by Amakawa Natsuki
会場の中で一番大きいSUN STAGEで行われている、音楽パフォーマンスも必見。細美武士さんとTOSHI-LOWさんのユニット、「the LOW-ATUS」の時間には多くの人がステージに集まり、クスッと笑えるお二人のトークに耳を傾けていました。

しかし演奏が始まると、トークの雰囲気から一変。一気にその世界観に引き込まれ、熱く力の込もった弾き語りに圧倒されていました。


photo by Amakawa Natsuki
そして途中には、SUGIZOさんが参加されるというサプライズも。昨今話題になっているパレスチナ問題について触れ、「自分たちにできることは、まず“知る”ということ」「いま世界で何が起こっているのか見ることが大切」とのお話をされました。

平和や地球環境について考えるトークライブ


photo by Amakawa Natsuki
PEACE DAYは音楽フェスとは異なり、多くのトークライブが用意されていることが特徴の一つ。テントの下で芝生に座りながら平和や地球の未来をテーマとしたトークライブが行われ、お客さんが真剣な眼差しでトークを聞く姿や、メモを取りながら一緒にテーマについて考えている様子が見られました。

ユーグレナ 代表取締役社長CEO 出雲充さんや自然電力 代表取締役 長谷川雅也さん、WOTA株式会社 CEO 北川力さん、LIFULL 代表取締役社長 井上高志さんらは、「ビジネスで世界平和を目指す」というテーマでトークを展開。


photo by Amakawa Natsuki
ミドリムシからバイオ燃料を作り出し、その国産の燃料を使って飛行機飛行を目指すお話や、人の役に立ち、なおかつ世界と生きる仕事をしたいと考えたことから、水道をなくしどこでもインフラが利用できる世界を目指しているなど、それぞれが今の事業を行うに至った経緯を説明しました。

ビジネスと世界平和は一見相反するものと思われがちですが、それについて「もし自分たちが生み出そうとしているものが売れないならば、それは必要とされていないもの。人から求められ世の中に価値を提供するものは、ビジネスにつながっていく」とのお話をされました。


photo by Amakawa Natsuki
特に印象に残ったのは、WOTA株式会社 CEO 北川力さんのお話。世界の平和を目指す上で大切なことは「選択肢が生まれた時に、自らが選択すること」と話しており、新しい選択肢が出た時に私たちが考え、自ら選ぶことが重要であると考えさせられました。

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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