ライター
パーソナル栄養士いっしー パーソナル栄養士いっしー

1991年生まれ/東京農業大学卒/栄養士/ファスティングマイスター 大学時代に初海外をオーストラリアのワーキングホリデーを経験。 大学卒業後はタニタ食堂五反田店で勤務した後、24歳で世界一周へと旅立つ。 世界中の市場やファーマーズマーケットやスーパーマーケットを練り歩き、現地の屋台を食べ歩くことで世界の食文化を見て回った。 現在はパーソナル栄養士として食事とファスティングを活用したダイエットや体質改善のお手伝いをする他、ライターとして健康や食文化について発信している。

恐怖!アルパカの〇〇のスープ

peru_0232

ホルモン料理を食べ終わり、まだ物足りなかったためお店をはしごすることにしました。席を立って隣のお店を見ると何やら見たことのないスープ料理を食べている男のお客さんがいました。何を食べているのか尋ねると、

「アルパカの頭のスープ」だと言うのです。

 

耳を疑いましたが、その人は続けてこう言います。「このスープは脳みその部分がおいしいんだ!」その衝撃的な発言にびっくりしながら、席につきお店のおばちゃんに1杯のスープを注文しました。

 

いざ実食!

peru_0375

出てきたのがこのスープ。お店のおばちゃんが、「あなたのは顎の部分ね。」と一言。器から飛び出しているのが顎のようです。いざ実食です!

食べてみると出汁がでていておいしい。しかし、独特な脂の匂いがあります。浮いている黒いものはさっき市場でも売っていたチューニョ。普通のじゃがいもやごはんも入っています。

 

peru_0376

顎の骨の周りについているお肉がコラーゲン質で意外と美味しかったです。実はこの料理はペルーの伝統料理で、カルド・デ・カベッサ(頭のスープ)と呼ばれています。

有名な頭のスープはカルド・デ・カベッサ・コルデロ(仔羊の頭のスープ)ですが、僕が食べたのはアルパカの頭だったのでカルド・デ・カベッサ・アルパカということになります。

 

終わりに

今回の経験は世界中にはまだまだ知らない料理があるなと実感させられる出来事でした。

ペルーの人々、特にアンデスの山々に暮らす人々は厳しい環境のなかで暮らしてきたため、とても工夫に富んだ料理や食材があることがわかりました。

頭のスープも食材が「もったいない」というところから生まれたように思います。日本人のもったいないの精神に似ているのかもしれませんね。

 

All photo by TAKEHIRO

僕の旅の様子はInstagramブログでも更新中です。

ライター
パーソナル栄養士いっしー パーソナル栄養士いっしー

1991年生まれ/東京農業大学卒/栄養士/ファスティングマイスター 大学時代に初海外をオーストラリアのワーキングホリデーを経験。 大学卒業後はタニタ食堂五反田店で勤務した後、24歳で世界一周へと旅立つ。 世界中の市場やファーマーズマーケットやスーパーマーケットを練り歩き、現地の屋台を食べ歩くことで世界の食文化を見て回った。 現在はパーソナル栄養士として食事とファスティングを活用したダイエットや体質改善のお手伝いをする他、ライターとして健康や食文化について発信している。

RELATED

関連記事