みなさん、「魔女」にどんなイメージをお持ちでしょうか。
時代は中世ヨーロッパ、しわがれた声で「ヒッヒッヒィ~」と笑いながら大きな鍋をぐるぐるかき回す…私のイメージはこれです。
姿かたちは違えど、今もまだ魔女がいるとしたら…信じられますか?
実は、アジアの楽園フィリピンのとある孤島には、今もなお魔女がおり、島民の生活に息づいているというのです。
現代の魔女ってどんな姿なの? どんな生活をしているの? もしかして魔法は使えるの?あぁ、興味は尽きません!今回の旅は、セブ島からバスとフェリーを乗り継ぐこと10時間、シキホール島まで魔女に会いに行きます!
まずは魔女の情報を現地で調査
photo by Satomi Tanaka
観光客を引き寄せるために、噂ばかりが盛り上がり、肝心の現地では「あぁ、魔女ね…今はいるのかな?」と温度差を感じることってたまにありますよね。
そこで、魔女の真偽はどんなものか宿泊したホテルのスタッフさんたち(シキホール島出身)に尋ねてみました。
「はいはい、ボロボロね。うん、知ってるよ」
「足の調子が悪くなったときにお願いしたよ」
「島の中心に住んでいる魔女が良いらしいですよ」
とみなさん真面目な顔をして魔女について話してくれました。日本だったら鼻で笑われてもいいぐらいのおとぎ話的な人なのに…もう私の期待はウナギのぼり。
トライシクルに乗って、魔女の家へ
photo by Satomi Tanaka
魔女の信頼度は分かりました。次は魔女のところへ行かなくては。
そこで、ダメもとで「魔女の家に連れて行ってください」とトライシクルのおっちゃんにお願いすると「いいよ、じゃあ行こうか。ここから20分ぐらいのところだよ」とアッサリ。
えぇ~! 野を越え山を越え、霧深い山の上にでもいるんじゃないの? どうやら魔女は本当にここでは気軽な存在のよう。
トライシクルで気持ちの良い風を受けながら進むこと20分。「着いたよ」と車を降りてドライバーさんについて坂道を少し上ると、バナナの木に囲まれたところに魔女の家はありました。
ついに魔女にご対面。「便秘を治して~」
photo by Satomi Tanaka
お待たせしました!ここで魔女の登場です。