ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、大手メーカーで営業をしながら、トラベルライターを両立。長期連休は自転車旅に充て、土日は山に足繁く通うアウトドアスタイルを信条とする。 春は桜を愛でながらサイクリング、夏は冷涼な北日本へ自転車で大冒険、秋は秘境の紅葉を求めて登り、冬は輝く樹氷と白銀の世界に魅了される。そんな自然の中へ身を投じる旅がルーティーン。 「創業110周年記念 愛知銀行フォトコンテスト」最優秀賞、「YAMAP夏のフォトコンテスト2020」入賞など。現在は夫婦揃ってトラベルライター。

写真スキルを高めるのにおすすめしたい名山4選

それではこれまでの話を受けて、写真スキルに最適な山を、今まで私が登ってきた名山の中からピックアップ!山登りをしたことのない方でも挑戦できるように、初級の山も含めてご紹介します。

【初級者】白駒の池(標高2,115メートル、八ヶ岳) / 6月~11月


まず一押ししたいのは、長野県と山梨県の県境に位置する「八ヶ岳」。標高2,500メートル前後の高山群で構成されるのですが、登山口となる麓の標高が高いため、比較的楽に登れます。中でも「白駒の池」は、標高2,120メートルの麦草峠からアプローチできるので、とても登りやすいです。


白駒池一帯は、“苔の森”と呼ばれ、約485種類もの苔が確認されています。何ということはない樹林帯でも、視点を変えれば、ふと神秘的な風景に出会うことができるので、カメラを構えながら歩くのにもってこいの場所です。

【初級者】乗鞍岳(標高3,026メートル、北アルプス) / 7月~10月


次にご紹介したいのは、北アルプスの「乗鞍岳」。一見、初級者向けには見えないのですが、標高2,702メートルまでバスでアプローチできるので、山頂までは残り標高300メートルほど。最も手軽に登れる北アルプスとして知られています。


そんな乗鞍岳のポイントは、山岳絶景の宝庫だということ。北アルプスの主峰・穂高連峰や焼岳、槍ヶ岳といった日本屈指の高山群を望むことが可能です。また山頂まで向かう道中では、不消ヶ池や権現池、乗鞍エコーラインなどさまざまな被写体に出会えます。

また初夏の雪壁や、夏の高山植物、秋の紅葉など四季折々楽しめるのもポイントです。

【中級者】白山(標高2,702メートル、両白山地) / 7月~10月


少し登山の難易度が上がりますが、次におすすめしたいのは加賀の名峰「白山」。白山以西には標高2,000メートルを超える山はなく、日本屈指の存在感を誇っています。

一番メジャーな登山口は別当出合(標高1,250メートル)。純粋な標高差としてはなかなか過酷なものの、道がよく整備されているため、数字以上は辛くなく、初心者でも挑戦することができます。


7月~8月に訪れれば、高山植物が最盛期を迎え、その可愛らしい姿を写真に収めるのが楽しいです。また山頂一帯は火山らしい山岳絶景も味わえます。景色が目まぐるしく変わる上、歩行時間も長いので、その都度サクサク撮りながら歩ける慣れが必要です。

【中級者】猪臥山(標高1,519メートル、飛騨山地) / 12月~3月


最後に紹介したいのは、岐阜県に位置する「猪臥山(いぶしやま)」。飛騨高山から近く、年間を通じて地元の方に親しまれる名山ですが、特に冬季が人気!雪山登山を趣味とする人の間では、知らない人はいないぐらい有名です。

その理由は、山頂周辺を彩る霧氷(空気中の水分が過冷却で木々の枝に付着すること)。12月~3月のよく冷えた日に山へ登ると、まるで冬に咲く桜のような絶景に出会うことができます。


霧氷自体は、白一色なのですが、青空との対比でその美しさが引き立ちます。また単独の景色から周囲の風景との共演まで、構図や切り取り方によって、見え方や印象がどんどん変わるのもポイントです。冬ならではの美しい雪山の風景には、きっと心を打たれることでしょう!

写真を鍛えながら山旅を満喫しよう!


いかがでしたでしょうか?細かい写真スキル向上について、同じ場で説明しているわけではないのでなかなか難しいですが、登山を通じて写真スキルを飛躍的に伸ばせる!ということについて説明してきました。

登山は、カメラをいろいろ試しながら、景色変化に合わせて絶えず撮影すること。そして「どのように風景を切り取ろうか?」という画角探しのアンテナを養うのに適したアクティビティです。


そして、同時に山のフィールドならではの刺激的な冒険も楽しむことができます。「綺麗な風景写真を撮影したいけれど、なかなか思ったように撮れない」という方は、ぜひ一度カメラを持参して挑戦してみてはいかがでしょうか?

※写真に登場する山々
穂高連峰(岐阜/長野)、阿蘇山(熊本)、大和葛城山(大阪/奈良)、涸沢カール(長野)、西穂高独標(岐阜/長野)、乗鞍岳(岐阜/長野)、蝶ヶ岳(長野)、銀杏峯(福井)、釈迦ヶ岳(三重/滋賀)、唐松岳(長野/富山)、上高地(長野)、剣山(徳島)、猪臥山(岐阜)、白駒の池(長野)、白山(石川/岐阜)、火打山(新潟)、矢筈山(徳島)

All photos by Yuhei Tonosyou

ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター・フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、大手メーカーで営業をしながら、トラベルライターを両立。長期連休は自転車旅に充て、土日は山に足繁く通うアウトドアスタイルを信条とする。 春は桜を愛でながらサイクリング、夏は冷涼な北日本へ自転車で大冒険、秋は秘境の紅葉を求めて登り、冬は輝く樹氷と白銀の世界に魅了される。そんな自然の中へ身を投じる旅がルーティーン。 「創業110周年記念 愛知銀行フォトコンテスト」最優秀賞、「YAMAP夏のフォトコンテスト2020」入賞など。現在は夫婦揃ってトラベルライター。

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