ライター
くぼちゃん 旅するカラフルライター

人の想いに「光をあてる」ことをモットーとし、価値観の深堀りをするインタビュー・取材を強みとする。旅が好きで、海外は30ヵ国以上、国内は40都道府県訪れている。趣味は建築・アート巡り。服装や写真がカラフルな「旅するカラフルライター」。

旅をテーマに学ぶ「あたらしい旅の学校・POOLO」は、旅と人生をつなぐ大人の学びをコンセプトとしたオンラインスクールです。

POOLO JOB 公式サイト全4コースある中で、旅を仕事の1つにする「POOLO JOB」では、3ヵ月間、毎週講義を受けながら、旅先の経験をコンテンツ化する力と発信力を磨きます。プロの編集者の添削サポートを受けながら、ライティング課題・SNS課題をこなし、仲間とともに「トラベルクリエイター」を目指すコースです。
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今回は、POOLO JOB1期の卒業生であり、タイ北部の都市であるチェンマイで、ローカルツアー事業を行うチェンマイ坂田さんをインタビューしました。

チェンマイ坂田さん
坂田さんは、都内の外資系コンサル企業退職後にチェンマイに拠点を移し、自ら村で生活を体験をしながら、異日常を提供する「旅創り」に挑戦しています。

「正しい人生ではなく、自分が楽しいと思う人生を。」

そう語る坂田さんが、なぜキャリアを捨ててチェンマイに移住したのか。POOLO JOBがどう影響しているのか。

すべての始まりは、価値観を覆すタイでの出会いまで遡ります。

旅をする側から、旅を創る側へ。タイへ恩返しをする熱き想い

ーPOOLO JOBに参加したきっかけは、やはり旅創りのためでしょうか?

チェンマイでローカルツアー事業を起こすと決めていて、その準備と発信力強化のためです。

坂田さんの隣には、いつもタイの存在がある

僕は、タイにずっと縁があるんです。最初の海外旅行もタイ、大学生の時の交換留学先もタイ、新卒で勤務していた自動車メーカーでもタイの担当でした。タイに留学中、クラスメイトや部活のチームメイトには本当に良くしてもらいました。

タイ留学中も、みんなが優しかった
そして、僕の価値観を大きく変えてくれたのも、タイの屋台のおばちゃんなんです。タイが好きという本能に加え、「タイに恩返しがしたい」という想いが事業のきっかけです。

ー価値観が変わる出会いとは、具体的に教えてください。

留学中に節約していた僕は、1食100円程度で食べられるクレープ屋に通って屋台のおばちゃんと仲良くなり、原価はいくらなのか、値上げはしないのか雑談の中で聞いてみたんです。

「私は、家族が生活できれば十分なのよ。お客さんにおいしく食べてもらうことが幸せなんだよね。」

そう話すおばちゃんの、まっすぐな眼差しと飾らない笑顔。そこには、「自分の人生への自信」がありました。

日本で暮らしていると、良い大学に行って良い会社に就職することが正しいとされる。正直僕は、屋台を営んでいる人は、その日暮らしで企業でも働けない人という偏見を持っていたけれど、それは日本というの枠で捉えていた固定概念だったことに気がつきました。そしてその固定概念が崩れ去った瞬間がおばちゃんと話していたときでした。

タイを訪れるたびに、おばちゃんの屋台に会いに行く
「世間が思う正しい人生ではなく、自分が楽しいと思う人生を生きよう。」

一旦は、社会を知りお金を貯めるために企業に就職するけれど、いずれ自分で事業をして好きな場所で自由に生きよう。おばちゃんのおかげで、僕が僕らしい楽しい人生への一歩を踏み出すきっかけになりました。

ー手段や事業は様々な選択肢があると思います。その中でなぜローカルツアー事業を選ばれたのでしょうか?

僕は、タイ以外にもバックパッカーとして様々な国に渡航してきました。そこでは、観光地を巡ることに加え、現地の人との交流を大事にする旅のスタイルをとってきました。

実際に現地の暮らしに入り込むと、観光地では気付くことができない「世界の広さ」を感じることができるんです。

マレーシアでお世話になった家族と
例えばマレーシアでは、食堂で困っていた僕を助けてくれたおばちゃんと仲良くなり、そのまま家に泊めてもらいました。

その家族は敬虔なイスラム教徒。熱心にお祈りすることが日常に根付き、衝撃を受けました。

また、多民族国家であるマレーシアは、宗教間での関係が悪いとの事前情報でしたが、泊めてくれたおばちゃんの親友は中華系の方。本やネットでは決して知ることが出来ない本当の姿が、そこにはあったんです。

インドの子供たちと
旅先で現地の人の日常に入り込むと、価値観が広がり生きやすくなる。当時、激務の外資系コンサル会社に転職するか悩んでいましたが、もし日本での転職が失敗しても、世界のどこかでやり直せばよいと吹っ切れたんですよね。

だからこそ、会社を退職してゼロから事業を起こすことも怖くはなかったです。

多くの人に現地の暮らしを体験してもらい、「世界は広い」と知ってほしい。そんな想いから「旅を創る」側へ挑戦しています。旅にはそんな力があると信じています。

ータイの中でもチェンマイを拠点に選んだ理由はありますか?

僕は、POOLO次世代リーダーコースであるPOOLO NEXT1期出身です。

坂田さんの右隣が、チェンマイに長く住む岡本麻里さん
POOLOは、自分のコースや出身期以外にも、他のコースの方とも交流できる機会が多いんです。

その中で、別のコース出身者の方に、チェンマイに長く住むという親戚の方を紹介してもらいました。チェンマイに関する本も出版され現地に強く根付いている方で、強い足掛かりができたんです。

チェンマイは、過ごしやすい都市ではあるけれど、少し車を走らせれば小さな村がたくさんあり、昔ながらの生活が残っている。僕が創りたい世界観にもぴったりという理由もありますね。

コースや期を越えて、POOLOは交流の輪が広がる
POOLOは、どのコースであってもおもしろくて最高の仲間が集まる。それを知っているからこそ、設立されたばかりのPOOLO JOB1期にも迷いなく飛び込むことができました。

「完璧よりも完成を」マインドセットが整った。1人ぼっちじゃないからこそ、SNS発信を始められた

ー実際にPOOLO JOBに飛び込んでみて、いかがでしたか?

最も印象に残っていることは、「活躍している人は、当たり前のことを当たり前に継続している」ことです。

現役のトラベルクリエイターの講師の方は、既に10万人以上のフォロワーがいたりします。けれども胡坐をかかず、自分が決めた日に決めた頻度で投稿をし続けている。だからこそ結果もついてくるのだと腹落ちし、「自分ごと化」されました。

それまで周りが会社員ばかりの環境の中、「自分で仕事を創り成功する方」の生き様を垣間見れた経験は大きいですね。

外資系コンサル企業に勤務していた時のチェンマイ坂田さん
ー自分ごと化され、発信は定期的に行えるようになりましたか?

それまでの僕は発信が苦手で、SNSはほとんど見る専門でした。最初は、完璧なものを出さねばというプレッシャーとためらいが生じていましたが、徐々に「完璧よりも完成を」のマインドセットが積み上がり、抵抗なく発信ができるようになりました。

これは、POOLO JOBの誰かがSNSでイイねを押してくれるなど、1人ぼっちにならなかったことが大きいですね。いつも安心感をもらっていました。

POOLO JOB同期と、オフラインで「もくもく会」を
講師の方の「SNSは信用の貯金箱。未来への投資。」という言葉は、今でも大切に胸に刻んでいます。たとえ今は見てくれる人が少なくても、全ては未来へのため。どこかで自分に興味を持ってくれた人が、過去の投稿も遡って、より自分を知ってくれればと考えています。

発信することで次々と繋がる人脈。SNSは、チャンスが舞い込んでくる名刺

ーチェンマイでの旅創りにおいて、POOLO JOBの活動が活きていることはありますか?

POOLO JOBのおかげでSNS発信の習慣ができました。そして、発信による影響力を日々感じています。

チェンマイ在住の起業家の方とも、SNSを通じて知り合う
例えば、バンコク駐在員の方が、僕のSNSを見てローカルツアーのトライアルに参加してくださいました。チェンマイ在住の起業家の方とも繋がり、事業についてご相談させていただいています。

日本に住む方からも応援いただき、日本でタイのコーヒー豆販売の事業を一緒に考えさせていただくことにもなりました。SNS経由で繋がった方と一緒に、タイのマラソンツアーを企画する話も出ていたりと、普段の人脈では知り合えない方との繋がりが得られています。

ーすごい!まさにSNSを通じて、夢の実現に近付いていますね!

POOLOオープンセミナー登壇時のバナー
TABIPPO主催のPOOLOオープンセミナーにも、ゲスト登壇させていただきました。ずっと生徒側でしたが、初めて登壇する側に立てたのはすごく嬉しかったですね。

オープンセミナーでは、POOLO JOBでSNS講師をされているKOHさんが僕の会を聞いてくださり、KOHさんが主催するノマドニア内でツアー概要をプレゼンする機会をいただけました。

発信を続けることで、「チェンマイでローカルツアー事業を起こしているチェンマイ坂田」と認知してもらえ、SNSはまさに僕の名刺となっています。

チェンマイのローカルツアーに参加するPOOLOの仲間
POOLOの仲間たちは、僕のローカルツアーにも参加し、卒業後もずっと応援してくれています。

今こうしてチェンマイで頑張れているのも、発信へのハードルを大きく減らしてくれたPOOLO JOBの仲間のおかげだと心から感謝しています。

異日常な体験を通じて、関わる人の人生の幅を広げる。「世界は広い」と知ってほしい

ー今後のビジョンを教えてください。

「異日常な体験を通じて、昨日よりも人生の幅が広がる世界をつくる」ことです。

異日常とは、誰かの日常である文化や生活を体験することです。僕のツアーでは、村の人と料理を作り、村を散歩し、村の人が作る農産物の見学をします。参加者が、暮らしや文化を「五感」で体験できるツアーを目指しています。

現地の人と同じものを、同じように同じ場所で食べる
世界から見ると、日本人は恵まれている。タイの村の生活を体験して、「世界は広い」と少しでも人生の幅が広がり、挑戦する方が増えてほしいと願っています。同時に、日本人と関わることで、チェンマイの村の人の価値観も広がったら、と思っています。

ーツアーは、時期や規模などの具体的な目標はありますか?

コムローイは、ディズニー映画の舞台にも
チェンマイ旅行のハイシーズンは、11月のコムローイ祭りです。無数のランタンが夜空にはなたれる幻想的なお祭りです。2024年のコムローイまでには、ツアー事業を一般の方にも提供できるように、タイ人のビジネスパートナーと準備を進めています。


POOLO JOBに入ったことで、SNS発信という世界が広がり、夢の実現に向けて大きな可能性がひらきました。

やはり、何かに新しく挑戦することにより「世界が広がる」。POOLO JOBで広がった世界を大切に、今度は僕が、ツアーに来てくれる方の世界を広げていきます。

そしてこれからも、世間が思う正しさではなく、楽しい人生を自信をもって歩んでいきたいと思っています。

編集後記

良い大学に行き、良い会社に就職することが世間が思う正しさである日本社会。痛感する方も多いのではないでしょうか。

ご自身の価値観を変える出会いが原体験となり、「世界は広い」とみなさんに知ってもらうため、キャリアを捨て異国で挑戦する雄姿。想いを「発信」したからこそ、賛同者や応援者がチェンマイ坂田さんの周りには集まり始めています。

みなさんにも、発信したい想いはありますか。想いを自分の心にとどめておくだけでは、誰も気付いてくれません。もし発信が苦手な方でも、仲間と励まし合って安心して発信を習慣化できる場所が、POOLO JOBです。

POOLO JOBで自分の世界を広げてみませんか。夢の実現は、きっとすぐそこです。

お申し込みや資料請求、詳細情報等は公式サイトまたはLINEへ!

POOLO JOB 公式サイト大好きな旅が複業となり、旅先や社会にも還元できる。POOLO JOBは、コンテンツ制作力を高め、SNS発信力を強化することで、「旅を仕事の1つにする」が叶う場所です。みなさんもぜひ、50人の旅好きな仲間と出会い、切磋琢磨して「トラベルクリエイター」になりませんか。

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All photos by Chiang Mai Sakata

ライター
くぼちゃん 旅するカラフルライター

人の想いに「光をあてる」ことをモットーとし、価値観の深堀りをするインタビュー・取材を強みとする。旅が好きで、海外は30ヵ国以上、国内は40都道府県訪れている。趣味は建築・アート巡り。服装や写真がカラフルな「旅するカラフルライター」。

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