ライター
きい トラベルクリエイター

「地域 x 携わる人のストーリーを引き出す」トラベルクリエイター。旅が何より好きで、37都道府県、30カ国以上を訪れる。大切にしているのは、ローカルな人達との繋がりとその土地ならではのユニークさ。ライティング、取材、写真などのクリエイティブコンテンツで、世界のあちこちに隠れている地域の魅力を届けようと活動中。

旅をテーマに学ぶ「あたらしい旅の学校・POOLO」は、旅と人生をつなぐ大人の学びをコンセプトとしたオンラインスクールです。

POOLO LIFE 公式サイト全4コースある中で、最もスタンダートなライフデザインコース「POOLO LIFE」は、8ヵ月間、豪華講師陣の多彩な講義を受けながら仲間との共創ワークを行い、人生の豊かさを考え自身の人生をアップデートする”ライフデザイン”を行います。
POOLO LIFE 公式LINE

今回は、POOLO LIFE 6期の卒業生である、マリさんにインタビューをしました。

マリさん
会社を退職し、自分と同じ名前の国、マリ共和国へ行くことを目標にしていたマリさん。なんとPOOLO LIFE参加中に、その夢を実現させます。

POOLO LIFEは「スパイス的な存在」と語るマリさんは、どのように夢を叶えていったのか。そのなかで、POOLO LIFEはどのような役割を果たしたのか。マリ共和国への想いとともに、お話をお聞きしました。

会社を退職してからも「人との繋がり」を大切にしたいと感じ、POOLO LIFEへ

ーーPOOLO LIFEに参加したきっかけを教えてください。

最も大きなきっかけは、新卒から働いていた医療コンサルの会社を退職する、という状況でした。

じつは、POOLO LIFEに入る前から、自分の名前と同じマリ共和国へ行きたい想いがあり、会社を退職することは決めていたんです。退職後に、自分が本当にやりたいことを模索し実現するためにも、人との繋がりを大切にしたいと考え、POOLO LIFEで仲間と繋がりを持てることがすごく魅力的だなと感じました。

社会人になってからは、地方配属となり、同世代との関わりが減った気がしていました。退職をすると、自分がこれまで大きく関わっていたコミュニティから外れてしまい、さらに人との繋がりが薄れてしまうかな、という不安もあったんです。


そんな時に、POOLO LIFEのホームページを見て、ビビッときたものがありました。コンセプトに共感する人たちに会いたい! 友達になりたい!と思ったんです。

それに、退職は人生のターニングポイントになる予感もあり、自分のライフデザインについても見直したいとも考えました。「退職する前なら参加費も払えるし、今しかない!」と思い、参加を決意したんです。

ーーPOOLO LIFEは旅をテーマにしたコミュニティとなりますが、そこにも魅力を感じたのでしょうか?

はい、旅は元々好きで国内・海外問わず、様々なところを訪れていました。


社会人になってからも、大きな旅行を半年に1回はしていて、土日も車で遠出をしていましたね。

就職する直前には、アフリカのウガンダとケニアに3ヶ月滞在していました。社会人になってからも、再度アフリカを訪れたり、インドやベトナムにも行きました。途上国のカオス感が結構好きで、刺激をもらえる感覚が好きなんです。


POOLOには「旅と人生をつなぐ、大人の学び」というフレーズがあります。当時ホームページを見た時も、惹かれるワードが多かったのも、参加の決め手のひとつです。

仲間の応援があったからこそ、迷いなくマリ共和国へ出発できた


ーーPOOLO LIFEに実際に入ってみて、どのような雰囲気でしたか?

まず感じたのは、心理的安全性(お互いに信頼・尊敬し合い、率直に意見や気持ちを伝えられる状況)がすごく高いことです。

コミュニティ内にはたくさんの仲間がいて、特に最初は、お互い初めましての人と毎回会うような状況でした。それでも、なぜか安心して話せる空気感がありましたね。そこがすごく新鮮で、面白いなと感じました。

また、期間が4タームに分かれていて、毎期ごとにチームが組まれます。週1回の頻度でミーティングをするため、チームのメンバーとは話し合う機会も多く、仲良くなりました。チームを超えてオンライン上の対話である1on1をする課題もあり、本当に色々な人と話をしました。

マリ共和国へ行きたい、という私の夢に対しても、「すごく良いじゃん!」と背中を押してくれる言葉が多く、本当に優しい人ばかりでした。

仲間のみんなが背中を押してくれた、マリ共和国への夢
ーーまさに繋がりの大切さを感じますね。コースでは、具体的にどのようなことを学んだのでしょうか?

タームごとに、毎回異なるテーマに沿って、自分について深堀りをしていきます。チームミーティングに加えて、2週間に1回の講義もありました。講義では、講師の人が行う活動や考え方を聞き、内容について質問をしたり、みんなで話し合いをします。


ストレングスファインダーという強みを知るツールで自己分析をしたり、チームで自己ビジョンについてプレゼンもしました。

豊かさについて考える機会もありました。そもそも豊かさとは、という問いから始まり、どうやったら豊かさを感じる旅ができるかチームメンバーと話し合います。最終的には、旅プランの提案なども行いました。

8ヶ月という期間なので、ゆっくり時間をかけて学べるのと、色々な人がいるので、新しい価値観に触れられて良かったです。

ーーそして、POOLO LIFEの参加中に、マリ共和国での生活がスタートすることに?

そうなんです。当初は、治安の面でマリ共和国に直接行くことが難しかったため、まずは他の国からアフリカに入ろうと思っていました。

そんな時、マリ共和国出身の大学の先生が日本にいることを知ったんです。その方がいるアフリカ関係のイベントに参加し、「自分と同じ名前のマリ共和国に行きたい!」という想いをぶつけました。

そしたらとても快く話を聞いてくれて。一緒にマリ共和国へ行くことが決まり、さらに実家にホームステイをさせてもらうことにもなりました。

念願だったマリ共和国での生活をスタート
最初から、退職することも、マリ共和国へ行くことも決めていて、POOLO LIFE参加中もずっと想いは変わらなかったです。

入ったときから、「マリ共和国へ行くんだ!」ということを周りに伝えて自己紹介にも書いたので、「よし、やるしかない!」みたいな想いもありました。

そんな私を、みんながとにかく褒めて応援してくれたので、自己肯定感がとてもあがりましたね。

仲間のおかげですごく自信がつきました。迷いなくこの道を進めたのは、POOLO LIFEの存在が大きいなと感じています。

暮らしてみて分かった、マリ共和国の奥深さと真の豊かさ。もっとマリ共和国に惹かれるように


ーー実際にマリ共和国を訪れ、感じたことはありますか?

心から惹かれる場所、ということです。

マリ共和国へ行きたかった理由は、自分の名前と同じであるというほかに、もう一つあるんです。旅をするなかで、自分が住みたい、もしくは何かしたいと思える場所をずっと探していて。

心から惹かれる場所を考えてみると、やっぱりマリ共和国かな、という直感が元々ありました。そして実際に訪れてみて、その感覚は正解だったと感じました。

マリ共和国での生活のなかで、自分がマルシェに1人で行くようになって、現地の人と関わる機会も増えました。何気ない会話で垣間見えるマリ共和国の歴史や伝統を、もっと深く知りたいと思うようになりました。

マリ文化を感じるマルシェ(市場)
マリ共和国ではイスラム教が主流。滞在している間、ちょうどラマダン(1ヶ月の断食期間)があり、イスラム教やラマダンについても、色々と教えてもらいました。

フランスの植民地になる前は、イスラムの文化に影響を受けていたので、イスラム色が残る世界遺産もあるんです。治安面から今は難しいのですが、ジェンネという旧市街には泥で作られた巨大なモスクがあって、いつか行ってみたいなと思っています。

実際に住むことで現地の人と深く関わることができ、そしてまだまだ民族や文化について知りたいこともたくさんある。

だからこそ、マリ共和国に惹かれるんです。

ーー暮らすなかで、POOLO LIFEでの経験が活きていると感じた瞬間はありましたか?

POOLO LIFEで話し合った豊かさについて、改めて考える機会がありました。

私が住んでいた首都は、豊かでお金もあるけれど、車も人も多くて、わちゃわちゃしている雰囲気。でも、首都の中の郊外を訪れたときに、こういうのが本当に豊かな場所かも、と思ったんです。


みんな自給自足をしていて、家族も100人規模。夜は意外と子供たちが夜更かしをして遊んでいるのですが、 日の出とともに起きる。動物と戯れながら過ごすこともできて、とても人間らしい生活だなと感じました。

お金や物が少ないと貧しい、というのが世間一般のイメージかもしれません。でも、本来の人間の暮らし方ができるような場所にこそ、豊かさがあると考えるようになりました。

自信を持って選んだ道を、歩んでいく。これからもマリ共和国の魅力を伝えていきたい

マリの伝統的な泥染布
ーー今後のビジョンや、やりたいことについて教えてください。

今は一旦日本に帰国中です。そして今後は、マリ共和国の伝統工芸品に関するブランドを立ち上げる予定です。

マリ共和国には、泥染めという伝統的な染め方があり、絵柄や色がとても可愛いんです。ベースは草木を布に染めているのですが、絵を描く染料が泥でできているんです。2メートルくらいの大きな布ですが、絨毯やラグとしても最適。小さくしてクッションや手帳にするのも良いかなと思っています。

クッションの絵柄としても可愛い
そして同時に、日本の良さも深掘りしていきたいと感じるようになりました。直近だと、青森ねぶた祭りの運営に携わろうと考えています。

ほかにも、マリ共和国の写真付きカレンダーを作ったり、大阪万博でマリ共和国のブースに関わったり、マリ共和国で観光ガイドをしてみたいなど、やりたいことはたくさんあるんです。

いずれにしても大切にしたいのは、誰かを悲しませず、マリ共和国に対しても貢献できるように、ということです。


ーー改めて、マリさんにとってPOOLO LIFEとは?

私にとってPOOLO LIFEは、「スパイス的な存在」です。

普通の暮らしのなかに、刺激や彩りを与えてくれるような感覚。講義や仲間とのミーティングを通して、新しい価値観に出会うことで実感しました。

そして、POOLO LIFEの仲間たちは自然とポジティブなことを、本当にたくさん言ってくれるんです。

私は背中を押してもらいたいので、そういった意味でもみんなのおかげで、自分が選択した道を堂々と進むことができたと思っています。

編集後記

とてもポジティブで、エネルギッシュなマリさん。

インタビューを通して、マリ共和国に対するまっすぐな想いと、やりたいことに向かって進んでいくバイタリティを感じました。

「やりたいことをやっていけば、道が拓けてくる」という言葉が印象的で、今後も様々な活動をされる予定です。

応援してくれる仲間との繋がりがあるからこそ、自分の決断を、よりポジティブなものへと変えられる。マリさんにお話を聞いていくなかで、改めて実感することができました。

POOLO LIFEでは自分の夢を後押ししてくれる、そんな素敵な仲間に出会えるはずです。

お申し込みや資料請求、詳細情報等は公式サイトまたはLINEへ!

POOLO LIFE 公式サイト

みなさんも、豪華講師陣の多彩な講義を受けながら、仲間とともに自身の人生をアップデートしませんか。POOLO LIFEは、人生の豊かさを考え、あなただけの”ライフデザイン”を行える場所です。

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All photos by Mari

ライター
きい トラベルクリエイター

「地域 x 携わる人のストーリーを引き出す」トラベルクリエイター。旅が何より好きで、37都道府県、30カ国以上を訪れる。大切にしているのは、ローカルな人達との繋がりとその土地ならではのユニークさ。ライティング、取材、写真などのクリエイティブコンテンツで、世界のあちこちに隠れている地域の魅力を届けようと活動中。

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