旅人だったら誰でも知りたいあんな疑問やこんな疑問を、プロフェッショナルたちに直撃してみた「プロフェッショナルに聞いてみようシリーズ」。今回は医者に旅先での病気に関する疑問を聞いてきました!
今回のプロフェッショナル:医者・柿本卓也
大学在学中から長期休暇の度に海外旅行をし、旅行医学にも興味を持ちました。現在はその経験も生かし、あらゆる症状・疾患に対応するべく「総合診療科」の道に進み、日々多くの患者さんを診ています。既存の医師の生き方に捉われない「エクストリーム総合医」として、医療情報やライフスタイルなどについて今後も発信していこうと思います。
質問:長期旅行でたくさんの時差を超える場合、ピルを飲む時間はどうすればいいのでしょうか?
来週からアメリカ旅行!持ち物の中にピルがある…。そういえば同じ時間に飲まないといけないのに日本〜ロサンゼルス〜ニューヨークって時差バラバラだ…。
そこでたくさんの時差を越える時のピルの飲み方を医者に質問してきました。
回答:計算が非常に重要です
photo by unsplash
時差が小さい場合は問題ありません。時差が大きい場合は、日本で最後に服用した時間から数えて24時間以内の、現地時刻で飲み続けやすい時間に服用し、その後現地では24時間ごとに服用すればよいです。
例えば22:00に毎日ピルを服用している方が、翌日朝10:00日本発のフライトでアメリカに行くとしましょう。アメリカとの時差は13時間ですので、フライトの時間である10:00はアメリカ現地時刻では1日前の夜の21:00です。
もしアメリカでも22:00毎に服用を続けたい場合、フライトから1時間たったタイミングで服用し、その後24時間毎に飲み続ければよいです。
次回のプロフェッショナルに聞いてみよう〜医者編〜は「高山病になるかならないかは、身体を鍛えていることに関係ないって本当ですか?」。お楽しみに!
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