オーストラリアの北東部にある、クイーンズランド州。自然豊かなこの土地を山下歩さん、KAIKIさん、Kecoriさんの人気アーティスト3人が旅をして、その思い出を込めた楽曲制作を行いました!

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また、クイーンズランドの文化を体験し、その内容をドキュメンタリー動画としても撮影。現地の意志を真に学ぼうと取り組む彼らの姿に感動してしまいます。

この記事では、そんな3人が感じた「クイーンズランドの文化」についてお話を伺いました。

伝えたいのは、肌で感じた優しさ

––ドキュメンタリー映像は、どんな内容になったと思いますか?

クイーンズランドで感じた”優しさや思いやり”を軸に制作しました。自然や他の生き物に対する、現地の人々の優しい思いやりの心を一番感じたので、映像ではそれを感じてもらえたら嬉しいです。

そういった人々や自然の美しさも見てもらいたいのですが、反対に、日本の人々に危機感を感じ取ってもらいたい「真実」についても表現しました。プラスチックが埋め立てられて地上に残ると、希少動物や環境にどういう影響があるか、普段はあまり考える機会がないかもしれませんが、実際に現地でどういう影響が起きているのかということを、まず事実として伝えたいなと思っています。

自然を思いやる気持ちをみんなが持っている

––実際に動物保護の施設を訪れたり、取材もされそうですが、この土地や人々についてどんな印象を持たれましたか?

:クイーンズランドは、オーストラリア人らしいおおらかな性格の人たちの周りに、自然の生き物や命が溢れているところだという印象を持ちました。他の人や生き物、自然に対して思いやりがあって存在を尊重している、という感じなんですそんなマインドをみんながベースとして持っているんです。

「自然を大切にすることって当然。他の生き物のことも尊重しよう!」という風潮が当たり前にある国って本当にすごい。例えば、ケアンズで滞在したホテルに生分解性できる洗剤があったんですが、海に流しても自然にちゃんと戻るものらしいので、非常に感心しました。

KAIKI:クイーンズランドの人々は、友達のような家族のような温かさがありました。日本にいると、人の目を気にした距離感みたいなものがあると思うんですが、そういう煩わしさが一切なかったのが印象的でした。

Kecori:私も本当に穏やかな国だと思いました。ケアンズに行った時に、ショップの閉店時間がめちゃくちゃ早くて驚きました。午後5時ぐらいには閉まってしまったので、日本では考えられない早さだなって。

現地の人たちは、ちゃんと休むことを確保しているから、ストレスのないのんびりとした日常を過ごしているんだなぁと感じた瞬間でもありましたね。

ライター
五月女 菜穂 ライター/株式会社kimama代表取締役

1988年、東京都生まれ。横浜市在住。1児の母。 大学卒業後、朝日新聞社に入社。新聞記者として幅広く取材経験を積む。2016年に独立し、ウェブや紙問わず、取材・執筆・編集・撮影を行う。22年4月、合同会社アットワールドを起業し、旅好きのフリーランスが集まるコミュニティ「@world」を運営。23年5月、編集プロダクションの株式会社kimamaを創業。世界一周経験者で、渡航歴は45カ国超。

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