ライター
sakiko gorai ヨーロッパ在住ライター

ヨーロッパ在住のライター、Saki。ポーランドを拠点に自由に旅する暮らし方を実践中。30才のときにアパレル会社を退職してカナダへワーホリ。2020年〜フランス人夫とヨーロッパへ移住。ニュージランド、アメリカ、韓国に短期留学したり、一人で国内外へ旅行したり……いろんな場所の空気・文化を感じるために旅するのが好き。趣味はファッション・映画・読書。

こんにちは、ポーランド在住ライターのSakiです。

フランス人の夫と一緒にポーランドに住んでもうすぐ1年。なのですが、現在日本へ一時帰国中です。今回はわたしが一時帰国中に旅した広島の「宮島」について紹介していきます。

今回の宮島への旅のテーマは「リトリート」。宮島の自然や絶景、歴史ある寺院に触れて心も体もリフレッシュしてきました。

宮島は厳島神社だけじゃない!絶景と歴史に触れながらリトリート


瀬戸内海に浮かぶ離島、宮島。宮島といえば、世界遺産の厳島神社や海に浮かぶ大鳥居の姿を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

もちろん、厳島神社や大鳥居は素晴らしいですが、宮島の魅力はそれだけじゃないんです。宮島にある山「弥山」から望む瀬戸内の絶景や歴史ある25もの寺院、おしゃれで本格的なカフェなど、小さな島の中に、魅力的な場所がたくさんつまっています。

瀬戸内の離島「宮島」で日帰りリトリート旅プラン


ここからは、わたしが体験してきた、宮島でのリトリート旅プランを紹介していきたいと思います。ちなみに、わたしは広島の廿日市出身。宮島の近くで育ちました。

そんな地元民だからこそ分かる宮島の魅力を語っていきたいと思います。

宮島最古の寺院「大聖院」でお参り


弥山を登る前に、宮島最古の寺院「大聖院」でお参りを。大聖院は、厳島神社から歩いて5分ほどの場所にある大聖院。空海が開いたとされる、とても格式高い寺院だそうです。

この大聖院には、一度行っただけでは巡り尽くせないほど、たくさんの見所があります。お願い事をひとつだけ叶えてくれる「一願大師」、厄払いの功徳がある「十二支地蔵」、狭くて暗い場所を通り抜けることによって心身を清めることのできる「戒壇めぐり」などなど。何度訪れても新しい発見があります。

宮島を訪れたら厳島神社だけでなく、ぜひ、この「大聖院」も訪れてみてくださいね。

■詳細情報
・名称:大聖院
・住所:広島県廿日市市宮島町滝町210
・地図:
・アクセス:山陽本線「宮島口駅」から宮島松大汽船・JR宮島フェリー約10分「宮島桟橋」~徒歩20分
・営業時間:8:00〜17:00
・定休日:なし
・電話番号:0829-44-0111
・公式サイトURL:https://daisho-in.com/

「弥山」に登って瀬戸内の絶景を眺める

宮島にある弥山は標高535メートルの小高い山。「神が棲む山」として、パワースポットとも言われているそうです。

そんな弥山への登山は1時間半〜2時間半ほどで登れる3つのルートがあるのですが、今回はちょっとショートカット。山頂付近までロープウェイで登りました。

まずはロープウェイを乗り継いで、獅子岩駅を目指します。ロープウェイの窓から見える景色に早くも大興奮!友人と2人でたくさん写真を撮ってしまいました。


ロープウェイを降りたら、早速、山頂を目指して登山がスタートします。ロープウェイ乗り場から山頂までは約30分の道のりです。

30分とはいえ、でこぼこ道を登ったり下ったりしながらの山道。スニーカーとリュックのスタイルに、リュックの中にはペットボトルと軽食をつめていくのがおすすめです。

登山の途中は「きえずの火」でひと休憩


途中、「きえずの火」のある不消霊火堂辺りでひと休憩。この「きえずの火」、どのくらい消えていないのかというと、なんと1,200年!広島平和記念公園の「ともしびの火」のもと火にもなっています。

消えずの火の上に吊るされているのは、大茶釜。なんとこの釜の中のお湯は柄杓ですくって飲むことができます。登山の途中には、ぜひ、不消霊火堂をお参りして、この霊水と言われるお湯を飲んでみてくださいね。

きえずの火を後にして、再び歩き始めて10分ほど。ついに、山頂に到着です。


山頂には展望休憩所があるので、座ってゆっくりと瀬戸内海とそこに浮かぶ島々を眺めることができます。私たちはここで持参したおにぎりとお茶でひと休憩しました。絶景の前で食べるおにぎりはいつも以上に最高です。

ゆっくりと景色を楽しんだあと、再びロープウェイ乗り場まで30分ほどの道のり。「次は全部歩いて登りたいね」なんて話しながら歩いていきました。

ロープウェイ降り場から山頂の展望台までは往復で1時間ほど。普段あまり運動をしないわたしにとっては、ほどよく登山気分が楽しめて大満足!

■詳細情報
・名称:宮島ロープウェイ紅葉谷駅(弥山行き)
・住所:広島県廿日市市宮島町紅葉谷公園
・地図:
・アクセス:宮島桟橋(フェリー乗り場)より徒歩25分
・営業時間:9:00~17:00(11月は8:00~、12~2月は~16:30)
・定休日:無休(年2回の定期点検期間および荒天時は運休)
・電話番号:0829-44-0316
・料金:ロープウエー乗車往復1840円、片道1010円
・公式サイトURL:http://miyajima-ropeway.info/

宮島焙煎の本格コーヒーカフェで一休み


いろいろと散策したあとは、ホッと一息つきたいですよね。そんな一休みにおすすめのカフェ、「伊都岐珈琲」。木のインテリアと大きな窓が素敵な店内で、ゆっくりとおいしいコーヒーがいただけます。

伊都岐珈琲の魅力は、居心地の良い店内だけでなく、コーヒーのおいしさです。厳選したスペシャルコーヒーを、毎朝、宮島島内で自家焙煎しているという「こだわり」の詰まったコーヒー豆。旅先で美味しいコーヒーがいただけると、なんだか嬉しい気分になりますよね。

そんなこだわりのコーヒーは店内で楽しめるだけでなく、販売もされています。コーヒー好きな方へのお土産や、自分用にもおすすめです。選んでいると、優しくてお洒落な店員さんがアドバイスしてくれました。

■詳細情報
・名称:伊都岐珈琲
・住所:広島県廿日市市宮島町420
・地図:
・アクセス:宮島桟橋より徒歩6分
・定休日:無休
・電話番号:0829-44-0611
・所要時間:9:00~17:00
・公式サイトURL:https://itsuki-miyajima.com/shop/itsuki_coffee/

絶景と歴史に触れて、心と体を整える。何度でも行きたくなる宮島へ


瀬戸内の絶景が望める弥山に、歴史ある寺院、こだわりたっぷりのカフェ。宮島には、世界遺産の厳島神社のほかにも、たくさんの魅力が詰まっています。

小さい頃から近くに住んでいるわたしでも、まだまだ巡れてない場所がたくさん。少しずつ新しい場所を訪れて、何度でも行きたくなるなるのが宮島の魅力です。

フェリーでたった10分で行ける瀬戸内の離島、宮島。ぜひ休日に訪れてみませんか。

All photos by sakiko gorai

ライター
sakiko gorai ヨーロッパ在住ライター

ヨーロッパ在住のライター、Saki。ポーランドを拠点に自由に旅する暮らし方を実践中。30才のときにアパレル会社を退職してカナダへワーホリ。2020年〜フランス人夫とヨーロッパへ移住。ニュージランド、アメリカ、韓国に短期留学したり、一人で国内外へ旅行したり……いろんな場所の空気・文化を感じるために旅するのが好き。趣味はファッション・映画・読書。

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