ライター
KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

こんにちは、ロンドン在住ライター・KANAです。3月末からサマータイムが始まり、日照時間も長くなってきたロンドン。ようやく長い冬を終え、春の訪れを感じ始める中、今年も待望のリージェンツパークのバラ園の時期が訪れます。

ロンドン市内というアクセスの良さはもちろん、無料で美しいバラたちを楽しめるだけあって、毎年多くのロンドナーたちが待ち望むバラ園、「Queen Mary’s Rose Gardens」。

今回はそんな都会のオアシス、クイーン・メアリーズ・ローズガーデンについてご紹介していきます。

ロンドン最大級、リージェンツパークのバラ園を見逃すな!


ロンドンの中心部に位置する王立公園・リージェンツパーク(Regents park )。都会に突如として現れる自然豊かな広々とした公園は、多くのロンドナーを始め、観光客からも人気の高いスポットです。


そんなリージェンツパークには、「Queen Mary’s Rose Gardens(クイーン・メアリーズ・ローズガーデン)」と呼ばれるバラ園が併設されています。


一歩庭園に足を踏み入れると、そこはまるで都会のオアシス。約1万2000本にも及ぶバラの数々が咲き誇り、訪れる人たちに癒やしと安らぎを与えてくれる空間が広がります。


見頃は毎年6月初旬~中旬ですが、5月末頃から7月末にかけて、さまざまな種類のバラを楽しめるので、この時期には特に多くの観光客、地元の方々が集まり、賑わいます。


イギリスでは毎年、時計の針を1時間進め、太陽の出ている時間帯を有効に利用するサマータイム(夏時間)という時間変更が行われます。2021年のイギリスのサマータイムは3月28日~10月31日。この期間は時計が1時間早まるため日照時間が長くなり、よりお出かけを楽しむことができちゃうんです。

1年で最も日照時間が長い夏至は6月下旬。なんと22時まで日が落ちません。


王立公園内に併設されており入場も無料、サマータイムが始まり日照時間が長いこともあり、仕事帰りにふらっと気軽に立ち寄ることもでき、毎年ロンドナーたちが押し寄せるのも納得です。

■詳細情報
・名称:Queen Mary’s Rose Gardens
・住所:Chester Rd, London NW1 4NR
・地図:
・アクセス:地下鉄「リージェンツパーク駅」、もしくは「グレートポートランドストリート駅」より徒歩約15分
・営業時間:5時~21時(季節により変動あり)
・電話番号:+443000612000
・料金:無料
・所要時間:1時間~
・オススメの時期:6月中旬~下旬
・公式サイトURL:https://www.royalparks.org.uk/parks/the-regents-park/things-to-see-and-do/gardens-and-landscapes/queen-marys-gardens

Queen Mary’s Gardenの楽しみ方


さまざまな種類のバラを一気に鑑賞することができるクイーン・メアリーズ・ガーデン。そんなバラ園をより楽しみたいという方に、事前に知っておくと便利な情報をまとめてみました。

あなたのお気に入りはどれ?フォトジェニックな一枚を撮ろう


リージェンツパークのバラ園には、約1万2000本ものバラが植えられており、その種類は85種類に及びます。


よく目にする古典的な種類のバラから、最も現代的とされているイングリッシュローズまで、さまざまなバラの品種揃っているため、ロンドン最大のバラのコレクションとも言われています。


1本に大きな1輪が咲くスタンダードタイプ、小輪がたくさんついているスプレータイプがあり、その中でも花の大きさが異なるもの、茎の短いもの、人間の背丈ほどにまで及ぶ茎の長いものと、「バラ」と言えどその姿かたちは品種によって多種多様。

普段は「バラ」と一括りにしてしまいがちですが、こうして見比べてみるとその違いがより明白になり、いつまで見ていても飽きません。


カラーバリエーションも豊富で、カラフルな美しいバラたちを観賞していると、ついつい時間を忘れてしまいます。

バラ園では多くの人がバラとの写真撮影を楽しんでいます。カラフルなバラ花々に囲まれて、フォトジェニックな一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。

名前に注目!あなたのお気に入りを探そう


ここで注目して欲しいのは、バラにつけられた名前の数々。


85種類それぞれのバラには、とてもユニークかつセンスの溢れる名前がつけられています。


名前はこのように数字とともに一つ一つバラの種類ごとに書かれており、見ていてほっこりするようなものから、クスっと笑いたくなるようなものまで、とにかくすべてのバラの名前をチェックして歩きたくなります。


開花が始まる前、まだバラの芽のタイミングで一度訪れるのもおすすめです。この名前のバラがいったいどんな色や形か、予想してみてください。バラの開花のタイミングで答え合わせをしに行くと、より楽しめること間違いなしです。

まるでビーチ気分?お天気がいい日は水着を仕込もう


驚くべきことに、ロンドンでは夏になると水着姿で公園に寝そべる人の姿を多く目にします。まるでビーチにきたのでは?と一瞬勘違いをしてしまう日本ではまず考えられない様子に、渡英当初は何度も驚かされました。


ここ、リージェンツパークも例外ではなく、夏にはビーチにいるかのように水着になって寝そべる人で溢れ、公園に来たのか、ビーチにきたのかわからなくなるほど。ビーチタオルを敷いてくつろぐ人々の姿に、水着じゃない自分が不思議に思えてくる不思議な感覚に陥ります。


ぜひみなさんも、公園での水着にチャレンジして太陽を楽しんでみてはいかがでしょうか。

充実の園内カフェを利用してピクニック


リージェンツパーク内にはカフェやレストランが合わせて8店舗併設されています。


ケーキやコーヒーだけを販売しているカフェから、ピザやハンバーガー、アイスクリーム店まで、さまざまなジャンルのレストランがあるので、その日の気分に合わせ、近くのカフェでテイクアウトをして、お日様に当たりながらピクニックを楽しむのもいいですね。


リージェンツパークの敷地内にはスーパーはありません。また、とにかく敷地が広いので、一度入園をしたあとにスーパーに買い出しに行くのは少し面倒に感じるかもしれません。飲み物や食料などの調達をスーパーでと考えている方は、リージェンツパーク内に入る前に済ませておきましょう。

トイレの使用はカード必須。コンタクトレスカードを忘れずに


リージェンツパークのトイレは有料です。トイレに入る前にゲートがあるので、1回20P(約30円)の支払いをするとゲートを通ることができます。


この際、支払いはカードのみ。 現金での支払いは難しいので、直前で慌てることがないように、コンタクトレスのデビットカードなどを持参しておくのがおすすめです。

プリムローズの夕日で締めくくり


リージェンツパークに隣接しているもう一つの公園、プリムローズヒル。園内には小高い丘があり、天気のいい日は景色を楽しむロンドナーで溢れています。

リージェンツパークと比べると敷地は小さい印象ですが、注目するべきは丘からの眺望。ロンドンの街を一望できる絶景スポットになっています。


特に、サンセットの時間帯はまさにゴールデンタイム。ロンドンの街並みが茜色に染まり、よりいっそう美しい光景を見ることができます。

せっかくリージェンツパークまで足を運んだからには、ぜひプリムローズヒルでの夕焼けを堪能してみてはいかがでしょうか。

リージェンツパークでバラの花々に癒やされて


忙しく過ぎ去る日常の中で、ここにいるときだけは時間がのんびりと流れているかのような感覚を味わえ、不思議と心穏やかな気持ちになる、クイーン・メアリーズ・ローズガーデン。

なかなか遠出をするのが難しい今こそ、春の陽気を感じながら、お散歩がてら訪れるのにもぴったりな場所です。ロンドン在住の方は、美しいバラたちと甘い香りに包まれ、のんびりと流れる時間を存分に満喫する、そんな贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

All photos by Kana Kawahata

ライター
KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

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