ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

(5)引継ぎを完璧にしておく

「この案件はここまで完了しています。ここから先は帰国後に取り組みます」など、上長には文書+口頭で報告していました。

同僚に仕事を頼むときには、その人の手間を最小限にする工夫を惜しまないこと。私は会社の公式SNSを担当していたのですが、旅行中は同僚に代理で投稿してもらっていました。

彼の手間を減らすため、投稿してほしいテキストと画像を事前に準備し、マニュアルとともにフォルダにまとめて共有しておきました。飛行機が遅れたときなどの保険として、帰国日の2日先までは常に準備。備えあれば憂いなし!

 

(6)何かあれば連絡くださいと伝えておく

「PCとwifiを持って行くので、何かあれば遠慮なく連絡ください」と伝えていました。移動日やwifi環境のないところなど、どうしてもつながらないタイミングがあるときは、それがいつなのかも念のために共有。

 

(7)お礼とお土産にも手を抜かない

帰国後は、上司が出社したらすぐに「お休みをいただきありがとうございました。無事に帰ってきました!」と報告していました。休暇中にフォローしてくれた同僚にも、顔を合わせたらすぐにお礼を伝えるように。お土産を配るときにも、「お休みありがとうございました~!」と軽く一言添えていました。

ちなみにお土産は、定番のものを。セブ島ならマンゴー、ベルギーならチョコレートと、旅好きでない人にも“名物イメージ”が浸透している食べ物が無難です。

photo by Shutterstock

ついでに、出社してすぐ仕事に集中することも重要だと思います。旅の話をペラペラしないこと。仲の良い同僚とランチに出かけたときや、誰かから「どうだった? ごはんはおいしかった?」などと聞かれたときにのみ、お土産話を披露するくらいがちょうどいいのかも。

「疲れた」「時差ボケで眠い」なんて愚痴を言わなくてすむよう、体調を整えて万全、ご機嫌で出社しましょう!

 

「週末旅で行った場所のうち、印象に残っているのは?」

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photo by Yui Nishijima

バンコクとシンガポールです。

バンコクは、前職の社員旅行で連れて行ってもらいました。学生時代に何度も訪れたバンコク。同僚と思い出の地にいるのは不思議な気持ちだったし、豪華なホテルに泊まったり、おいしいものを食べたりと、あのときとは違うバンコクが見られた気持ちに。

シンガポールは、転職してすぐの3連休で行きました。まだ有休が付与されないタイミングだったので、超弾丸です。土曜日の夜に東京を出る→日曜日の朝にシンガポール到着→同日夜に現地を出る→月曜日(祝日)の朝に東京に戻ってくるプランでした。滞在時間は12時間ほど。

「0泊で海外行く人もいるんだ!」といろんな人にいじられ、良い話のネタになりました!

 

「どうすれば旅費を抑えられる?」

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学生のときより費用面の心配が減ったとはいえ、できるだけ節約したいのは変わりません。費用を抑えるための工夫もご紹介しておきます。

 

・夜行便で移動する

夜行バスや夜行列車、夜間の飛行機を選択することで、宿泊費を節約できます。ただし1人旅のときは盗難に注意。

 

・荷物を少なくする

荷物は機内持ちこみのサイズにとどめ、LCCでも追加費用がかからないようにします。荷物が少なければ少ないほど安全性も高まるので、意外と重要なポイント。

 

・すべて自分で組み立てる

移動や宿、アクティビティまで、すべて自分で組み立てます。ただし治安が悪い地域では、単独行動は避け、ツアーを利用するようにします。できるだけ早くから予定を立て、早割を利用するのもマストです。

 

・一人旅の移動でタクシーを使わない

1人のときは、基本的に徒歩やバス、電車で移動して風景を楽しみます。もちろん、時間や安全をお金で買うと考え、時と場合によってはタクシーを活用することも。2人以上のときは特におトクだと思います。

photo by Yui Nishijima

以上、私のリーマントラベル体験をご紹介しました。

個人的に、リーマントラベルで重要なのは“欲張るか絞るかを決めること”だと思います。とことん欲張ると決めて10日で7か国を回ったこともある一方で、前述したシンガポールでは、本当に行きたいスポットだけを訪れました。

どちらにするかは、「ゆっくり回れないことをもったいなく思うか」「すぐそこに行きたい国があるのに行けないことをもったいなく思うか」を考えて判断します。どちらかをはっきり決めれば迷いがなくなり、ムダな出費も減らせるはず。

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私にとってリーマントラベルで一番幸せな瞬間は、仕事を超速で片付けて空港行きの電車に乗った瞬間です。すべてから解放されてテンションが上がります!

すこしでもご参考になれば幸いです。

ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

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