ライター
旅丸sho 旅する経営者

2013年より世界一周を開始。2年で帰国し社会復帰の予定が旅を終えることができず現在10年目に突入。渡航した国は約140ヶ国。現在はジョージアと日本で会社経営を行い、ノマドワーカーとして旅する経営者をしている。

イラン・イスラム共和国は近年たくさんの旅人が訪れる場所として有名になりました。

1979年に起こったイラン・イスラム革命により、宗教上の最高指導者が国の最高権力を持つというイランは他の国とは異なった文化があり、その魅力に引き込まれる旅人は少なくありません。

テヘラン・エスファハーン・シーラーズ・ヤズド・マシュハド…これらの都市を訪れる旅人はたくさんいますが、皆さんは“サルアガセイエッド”と呼ばれる場所があるのをご存知でしょうか?

 

サルアガセイエッドへの道のり

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photo by sho

サルアガセイエッドへの拠点の街はエスファハーンです。エスファハーンの西約200キロの場所、山の中にサルアガセイエッドは位置しています。

サルアガセイエッドへ行く為にはローカルバスをエスファハーンのバスターミナルを出発後3度乗り換える必要があります。

 

まずはエスファハーンからシャーレコードまで約2時間、シャーレコードからファルサンまで約1時間、ファルサンからチェルガードまで約1時間半、チェルガードからサルアガセイエッドまで約2時間。

最低でもバスの乗車時間は合計6時間半程かかります。これに乗り換え時間などが足される為、約8時間程はかかると思った方が良いでしょう。

しかし、その道のりも日本では見られないような絶景がどんどん広がり飽きることはありません。

 

サルアガセイエッドの村づくり

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photo by sho

サルアガセイエッドは山の斜面に沿って村を作っています。村民は約500名程。村には入り口に商店が2、3店舗あるだけで他には警察や病院、学校や宿泊施設などもありません。

また、大きな特徴としてサルアガセイエッドでは住居の屋根を道路として使用しています。これはあまりにも急な斜面の為に堂路を作れない事や住居スペースの確保の為だとも言われています。

実際に、僕がサルアガセイエッドを訪れた時には人だけではなく、荷物を載せたロバも通っていました。

 

サルアガセイエッドの魅力溢れる写真

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photo by sho

サルアガセイエッドは本当に写真映えする村です。

昼は黄、夕方は赤、夜は黄金色に輝くサルアガセイエッド。時間帯によって移り変わる村の色が素晴らしいんです。

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All photo by sho 

 

サルアガセイエッドで暮らす子供達の可愛さがすごい

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photo by sho

サルアガセイエッドに到着してまず最初に迎えてくれたのはたくさんの子供達でした。一体何人いたのかわからない程の子供達がバスの外に集まってきて僕が降りるのを今か今かと待ち望んでいるようでした。

 

バスを降りてからも子供達の案内で村を散策したり、村から少し離れた山や川へも行きました。僕が急な斜面から滑り落ちないように手をぎゅっと握り、ペットボトルや荷物を持ってくれたり、イラン人の優しさは山奥の子供達にまで受け継がれているんだなぁと実感しました。

溢れかえる笑顔をただ見ているだけであっという間に時間が過ぎていってしまいます。

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All photo by sho 

サルアガセイエッドへの行き方と注意点

※2015年6月現在のレート 1000リアル=約40円

○エスファハーン西バスターミナル(テルミナーレ・ザーヤンデ・ルード)→→→シャーレコード

【料金】 45000リアル  【所要時間】 約2時間

○シャーレコード→→→ファルサン

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旅丸sho 旅する経営者

2013年より世界一周を開始。2年で帰国し社会復帰の予定が旅を終えることができず現在10年目に突入。渡航した国は約140ヶ国。現在はジョージアと日本で会社経営を行い、ノマドワーカーとして旅する経営者をしている。

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