ライター
MAYU フリーライター

和歌山を拠点に旅するフリーライター。枕が変わると寝れない極度の心配性ですが、行動力と直感はピカイチです。アジアを放浪中、インドにどハマりし宗教や文化に興味を持つ。

新型コロナウイルスの感染拡大により、海外への渡航ができない今。さいごにインドを訪れてしばらく経ち、「次インドへ行くのはいつになるのか」と悶々としているインド好きもいることでしょう。

筆者自身、インド旅を思い返していると、決まって街の至る場所で口にしたローカルグルメが恋しくなり、無性にスパイスの効いたカレーやサモサが食べたくなります。

今回は、当時の貧乏旅行×ローカルグルメの思い出を振り返ってみました。当時インドで購入したスパイスを使って、あのとき食べたローカルグルメを自宅でクッキングしたときのことも紹介します。とっても簡単にできるので、お家でインド気分を楽しむときの参考になれば嬉しいです。

わたしがもう一度食べたいインドのローカルグルメ

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「インドのどこが好きなんですか?」とよく質問されます。ごちゃごちゃした街の雰囲気やしつこいインド人の愛らしさもそうなんですが、インドグルメにハマったことも、インドを好きになった理由の一つでした。

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インドでは、スパイスの効いたグルメが一般的。和食に慣れているわたしのお腹には、刺激が強いうえに衛生面も決していいとは言えません。そのため「インドの洗礼」と言われる腹痛にしばしば襲われていました。それでも、お腹を壊してでも食べたい、あの味が忘れられないのです。

忘れられない、列車の中で食べたあのサモサ

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都市間の移動は、寝台列車を利用していたわたし。道中、最も恐れていたのは腹痛。いつ目的地に着くかもわからないまま、大きなバックパックを背負いトイレに駆け込むことだけは避けたかったので、列車内で販売するグルメにはうかつに手を出せないでいました。

ですが、不思議なことに数日インドに滞在すると、スパイスの効いたピリッと辛いグルメにも自然と慣れるもの。その日もデリーからバラナシへ向かっている最中、とある駅で停車中に「サモサ」が販売されているのを発見し、走って買いに行くことに。

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サモサは日本のコロッケのようなもので、スパイスで味付けしたじゃがいもや野菜を揚げたもの。1つ7円程度(お店によって値段はまちまち)と激安なのに、ボリューミーで腹持ちがいい!いろいろなお店のサモサを食べましたが、この列車内で食べたサモサが忘れられません。

毎日飲んでいた1杯10円のチャイ

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日本では食事のお供にお茶を飲むように、インドではミルクと砂糖がたっぷりが入った「チャイ」を毎日飲みます。こちらもサモサ同様1杯10円〜と破格!インドではとにかく「チャイ飲む?」が挨拶代わりで、三度の飯よりチャイといった具合でした。

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お店を構える人もいれば、移動式チャイ屋で販売している人もいて、いろいろな人が売り子をしています。インド人もお気に入りのお店があるようで、お店をいくつか紹介してもらいました。

私が何十杯と飲んできた中でも特においしいと感じるチャイは、濃厚なミルクと半端なく入っている砂糖の甘さが決め手でした。

インド料理に欠かせないスパイス&パクチー

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日本でも地域によって食事の味付けが異なるように、インドでもさまざまな味があります。ですが調味料はどの地域でも同じようなものを使っているようで、中でも「スパイス」と「パクチー」はないと困る!というほど必ず使用していました。

当時購入した万能スパイス

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「あまり自宅で料理しない」とスパイス屋の店主に話すと、この2つは何にでも合うよ!とおすすめされて購入したものがあります。それは、どんな料理にも合う「マサラ」と、ミルクティーに少し加えると風味が変わる「チャイマサラ」の2つ。

スパイスにはたくさん種類があり、購入する際に迷いがちですが、マサラとチャイマサラは持っていると便利。日本でもさまざまな場所でスパイスが購入できるので、気になる方はチェックしてくださいね。

パクチーは多ければ多いほどいい!

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インド料理に関わらず、パクチーの好き嫌いはハッキリと分かれるもの。独特な香りが苦手という方もいますが、わたしは初めて食べた時からどハマり。ネギや大葉と同じ感覚で薬味としてよく料理に使います。

インド料理とパクチーの相性は抜群ですが、日本では苦手な方が多いため、インド料理であっても「パクチー抜き」の注文が多いのだそう。一度、注文した料理にパクチーが入っていなくて「パクチーが入ってないよ……たくさん入れください」と言い直して、驚かれたことがありました。

具材はお好み!春巻きの皮で簡単サモサ作り

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さて、当時のスパイスを使って、インドの列車内で食べたサモサを作ってみました。本場のサモサは皮から手作りしていますが、今回は春巻きの皮を使って時短クッキング!

作り方は、ジャガイモをメインに、スパイスやカレー粉で味付けした具材を巻いて揚げるだけ。他にも餃子の皮を使っておやつ用の小さなサモサを作ったり、好きな具材を入れてオリジナルのサモサを作ったりするのもおすすめ!

わたしは具材を辛く味付けしたので、チーズを入れて少しマイルドに仕上げました。スパイスの香りがどこか懐かしくて、ますますインドが恋しい!

番外編!インドで飲む本場ラッシー

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「ラッシー」もぜひチャレンジしてほしいおすすめドリンク!日本の飲むヨーグルトと同じ感覚です。

ラッシーもまた、お店によって味付けやトッピングが違い、いろいろなお店を回ってお気に入りを見つける方も多いのだとか。写真のようにバナナやココナッツをトッピングするラッシーが人気!

ラッシーは木の棒の小さなスプーンですくいながら飲むので、デザートとしても楽しめますよ。ぜひ、インドに訪れた際は飲んでみてくださいね。

世界を味わうクッキングで旅を振り返ろう

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今回は、もう一度食べたいローカルグルメを思い出に浸りながらクッキングしてみました。皆さんにとっても忘れられないグルメがあるのではないでしょうか。

安心して旅ができるようになるまで、自宅で世界を味わうクッキングにチャレンジしてみてください。

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和歌山を拠点に旅するフリーライター。枕が変わると寝れない極度の心配性ですが、行動力と直感はピカイチです。アジアを放浪中、インドにどハマりし宗教や文化に興味を持つ。

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