ライター
Risa スペインとコーヒーが大好き

大学の長期休みに、好奇心だけで海外ひとり旅をはじめてから一人旅にどはまり。たくさんの国を一気に見るというよりは、1都市をゆっくり、じっくり味わいたい派。現在スペインに長期滞在中。

やっぱり旅行に行ったら、美味しいものが食べたい。もはや、美味しいものを目当てに行く旅行も良いかもしれない。

そんなあなたに最適な町が、スペイン北部のサン・セバスティアン。今回の記事では、美食の町として有名な小さなこの町のおすすめバルと、楽しみ方を紹介しようと思います!

 

ミシュランの星の数が世界一。サン・セバスティアン

Photo by Risa

サン・セバスティアンという名前に、聞き覚えがない人も多いかもしれません。サン・セバスティアンはスペイン北部、バスク州にある海岸沿いのとてもこじんまりとした町です。

しかし、最近人気と知名度が急上昇中なんです。それはなんといっても美食の街だから。上記にもあるように、ミシュランの星を獲得しているレストランが世界で最も多い町なんです。

スペイン人に美味しいごはんが食べられるところに行きたい!というと、必ずあがるといっても過言ではないのがサン・セバスティアンなんです。

 

バスク独特の雰囲気を残す町

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バスク地方は、スペインの中に位置しながら、他のヨーロッパとは異なる文化と言語を有する不思議な地方。現代になっても、バスク人やバスク語の起源がどこなのか解明されていないんです。

それは、町を散歩していればすぐにわかります。まず道の看板の表記が2つあります。なぜなら、スペイン語とバスク語で表記されているから。町の名前も、「サン・セバスティアン」がスペイン語の呼び方で、「ドノスティア」がバスク語の呼び方です。

そんな不思議な地域の魅力は、食以外にも豊かな自然、そしてスペイン北部ならではの夏の涼しい気候など。夏はハイシーズンなので、多くの観光客が訪れます。

 

まずは自然で心を癒そう!


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サン・セバスティアンの豊かな自然で心を癒やされたい方は、ぜひコンチャ湾というビーチに足を運んでみてください。夏の日中は多くの海水浴客で賑わっています。

また満潮になると、砂浜がすべて水の中にのまれてしまい、これもまた幻想的な雰囲気になります。

コンチャ湾を挟んでいる2つの丘に登ると、ビーチ全体を見渡すことができて、これもまた絶景でした。ハイキング感覚で自分で登るのもよし、ロープウェイにのって楽々移動するのもよし。

 

美味しいピンチョスを求めて


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ビーチで遊んだり町中を歩きまわったりでお腹がすいてきたら、旧市街地へ向かいましょう。美味しくて、おしゃれで、雰囲気のあるバルの多くは旧市街地に集まっています。

筆者おすすめのバルを紹介するその前に、バスク地方のバルの楽しみ方を紹介しておきます。

通常スペインといって思い浮かぶのは、みんなでビールやワインを飲みながらつまむタパス。しかしサン・セバスティアンが属するバスク州では、タパスではなく「ピンチョス」を楽しみます。

 

ピンチョスの多くには、ようじのような串が刺さっていて、見た目もとても可愛らしい一口サイズの料理です。それぞれのバルに一押しのピンチョスがあるらしく、現地の人は一軒のバルあたり、ドリンクを一杯とピンチョを一つ頼んでバルを渡り歩くそうです。

座ってくつろいで時間をかけて食事を楽しむというよりは、立ち飲みまたはカウンターで、少しつまみながらお酒と会話を楽しむのがスペイン流のようです。

 

まずは、定番のチャコリを堪能

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とりあえず、賑わっているバルに入りましょう。サン・セバスティアンのグルメは本当にどこでも美味しいので、ハズレが存在しません。最初のドリンクは、ビールでもワインでも良いですが、筆者がおすすめするのは「チャコリ」というバスク地方のお酒。

チャコリとは、スペイン北部で生産されるアルコール度数の低い(9〜11度前後)ワインです。一般的には、食前酒として楽しまれるようです。微炭酸で、少し酸味がありながら辛口のチャコリは、店員さんが注ぐ姿もかっこいいので必見。

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Risa スペインとコーヒーが大好き

大学の長期休みに、好奇心だけで海外ひとり旅をはじめてから一人旅にどはまり。たくさんの国を一気に見るというよりは、1都市をゆっくり、じっくり味わいたい派。現在スペインに長期滞在中。

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