ライター
グワカモレ 脱サラからの世界半周

「20代最後に色んな国に行きたい!」と脱サラして世界半周の旅にでたアラサー女子。元PR会社勤務。旅のテーマ「現地の人の生活を覗き見する」の名のもとに、できるだけホームステイや居候をしながら旅をしています。 累計訪問ヵ国は約30。特に好きな地域はラテンアメリカと中央アジア

チリの首都・サンティアゴ。南北になが~いチリのほぼ真ん中に位置し、人口約550万人を誇る大都会です。南米旅行といえば、パタゴニアやウユニ塩湖など自然系のアクティビティが人気ですが、せっかく南米まで行くのであれば、都市観光もあわせて楽しみたいですよね。

そこで今回は、南米を代表する大都市サンティアゴの12の見どころを一挙にご紹介します!

サンティアゴ基本情報


photo by Shutterstock

チリの首都サンティアゴは、国土の中央部に位置する人口約550万人の大都市。四季はあるものの、地中海性気候のため比較的温暖で、冬でも雪が積もることはほとんどありません。さらに、1年のうち300日以上が晴天という、とても過ごしやすい気候が特徴です。

また、四方を山に囲まれていて、高層ビル群とその背後にそびえる山々のコントラストが、独特の風景を生み出しています。旧市街には、植民地時代の重厚な建物や石畳が残り、ヨーロッパ風のクラシカルな雰囲気が味わえます。

アクセス

日本からの直行便はなく、アメリカ、カナダ、メキシコ、ニュージーランドなどの経由便を利用する必要があります。いずれの場合も、所要時間は22時間以上。ちなみに、日本発着の航空券よりも、韓国発着の方が値段が下がる傾向があるので、ぜひ一度、確認してみてください。

また、ペルー、ボリビア、アルゼンチンなどの近隣諸国から、長距離バスでもアクセス可能です。

アルマス広場(Plaza de Armas)

photo by グワカモレ

旧市街の中心に位置する市民の憩いの場です。周囲には大聖堂や博物館などの観光名所が集まっていて、ここを起点に旧市街観光をスタートするのがおすすめ。チェスを楽しむご老人たちや、噴水で水浴びする子供たち、さまざまなジャンルの音楽を奏でるストリートミュージシャンなど、サンティアゴ市民の日常を垣間見られます。

■詳細情報
・名称:アルマス広場(Plaza de Armas)
・住所:Plaza de Armas, Santiago, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄5番線「Plaza de Armas」駅から徒歩1分

サンティアゴ大聖堂(Catedral Metropolitana)


photo by グワカモレ

アルマス広場北西にたつカトリックの大聖堂。内部は無料で見学でき、美しい装飾やイエズス会の影響を色濃く残した絵画、キリスト像などを見学できます。チリ・カトリックの総本山であり、今でも多くの信者が礼拝に訪れます。

■詳細情報
・名称:サンティアゴ大聖堂(Catedral Metropolitana)
・住所:Plaza de Armas, Santiago, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄5番線「Plaza de Armas」駅から徒歩1分
・営業時間:10:00~20:00
・定休日:無休
・電話番号:+56 2 2696 2777
・料金:無料
・公式サイトURL:http://www.santiagocapital.cl/fichas/home/catedral-metropolitana/iglesias/

国立歴史博物館(Museo Histórico Nacional)


photo by グワカモレ

アルマス広場の北に位置し、植民地時代から現代に至るまでのチリの歴史を紹介する博物館。解説はスペイン語のみですが、絵画や写真が多く展示されているので、概要を掴むことはできるでしょう。

この博物館の1番のおすすめは、15分に1回実施されている、建物の上部の塔に登るツアー。塔の上からはアルマス広場を中心とした美しい旧市街地が一望できます。

■詳細情報
・名称:国立歴史博物館(Museo Histórico Nacional)
・住所:Plaza de Armas 951, Santiago, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄5番線「Plaza de Armas」駅から徒歩1分
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:月曜
・電話番号:+56 2 2411 7010
・料金:無料
・公式サイトURL:https://www.mhn.gob.cl/sitio/

モネダ宮殿(Palacio de la Moneda)


photo by グワカモレ

アルマス広場から南に3ブロックほど進んだ場所に位置する大統領府。モネダ(硬貨)という名前の通り、もともとは造幣局でしたが、1846年からは大統領府として使用されています。

1973年の軍事クーデターの際に、当時の大統領サルバドール・アジェンデが「決して降伏しない」と叫びながら自害した場所としても有名です(他殺説もあり)。

現在、宮殿の地下には「モネダ宮殿文化センター」があり、さまざまな企画展示が行われています。

■詳細情報
・名称:モネダ宮殿(Palacio de la Moneda)
・住所:Moneda S/N, Santiago, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄1番線「La Moneda」駅から徒歩1分
・営業時間:9:00~21:00
・定休日:無休
・電話番号:+56 2 2355 6500
・料金:展示による
・公式サイトURL:http://www.santiagocapital.cl/fichas/home/palacio-de-la-moneda/iglesias/

ビニャ コウシニョ マクル ワイナリー(Viña Cousiño Macul)


photo by グワカモレ

サンティアゴ市内から最も近い場所に位置するワイナリーのひとつ。新市街地からはタクシーでたった20分程でアクセス可能です。

英語でもツアーを実施していて、美味しいワインをテイスティングしながら、ブドウ畑から蒸留所に至るまで、ワイン造りの行程を実際に見て回れます。

■詳細情報
・名称:ビニャ コウシニョ マクル ワイナリー(Viña Cousiño Macul)
・住所:Av. Quilín 7100, Penalolen, Peñalolén, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:サンティアゴ新市街地からタクシーで20分
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:日曜
・電話番号:+56 2 2351 4100
・料金:15,000チリペソ(Traditional Tourの場合)
・所要時間:1時間10分~(Traditional Tourの場合)
・公式サイトURL:https://www.cousinomacul.com/en/

ベジャビスタ地区(Bellavista)


photo by グワカモレ

大学があり感度の高い若者が集まる、サンティアゴ随一のおしゃれなエリアです。レストランやバーが豊富で、比較的治安もよくナイトライフにぴったり。エリアの中心部に位置する商業施設「パティオ ベジャビスタ(Patio Bellavista)」には、ハイセンスな小物店、雑貨屋、アイスクリームショップやカフェなどが集まっていてショッピングにおすすめです。

■詳細情報
・名称:パティオ ベジャビスタ(Patio Bellavista)
・住所:Constitución 50, Providencia, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄1号線・5号線「Baquedano」徒歩5分
・営業時間:日曜~火曜 10:00~02:00 / 水曜 10:00~03:00 / 木曜~土曜 10:00~04:00
・定休日:無休
・電話番号:+56 2 2249 8700
・公式サイトURL:https://www.patiobellavista.cl/

ベジャスアルテス地区(Bellas Artes)


photo by グワカモレ

国立美術館を中心に、美術館や劇場が集まる文化の中心地。ハイセンスなショップやレストランも集まっていて、おしゃれエリアとして人気があります。南米で最も古い1880年設立の国立美術館には、チリのみならず世界各国の絵画や彫刻が展示されています。

また、地下鉄Bellas Artes駅のすぐ近くには、有名なウォールアートのスポットがあり、定期的に新しい絵が公開され話題になっています。

■詳細情報
・名称:国立美術館 (Museo Nacional de Bellas Artes)
・住所:José Miguel de La Barra 650, Santiago, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄5号線「Bellas Artes」駅から徒歩5分
・営業時間:10:00~18:50
・定休日:月曜
・電話番号:+52 2 2499 1631
・料金:無料
・公式サイトURL:https://www.mnba.gob.cl/sitio/

サンタ・ルシアの丘(Cerro Santa Lucia)


photo by グワカモレ

旧市街地のすぐ西側に位置する高さ70mほどの小さな丘。美しい緑地公園として整備されていて、カップルや親子連れなどで賑わっています。頂上までは約20分ほどで簡単に登ることができ、サンティアゴ市内を見渡せます。

■詳細情報
・名称:サンタ・ルシアの丘(Cerro Santa Lucia)
・住所:Santiago, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄1号線「Santa Lucia」駅から徒歩5分
・営業時間:夏季 9:00~20:00 / 冬季 9:00~19:00
・定休日:無休
・料金:無料

サンクリストバルの丘(Cerro San Cristóbal)

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ベジャビスタ地区の北側に広がる、市内でもっとも高い丘。旧市街地方面からケーブルカー、もしくは新市街地プロビデンシア地区からロープウェイでアクセス可能です。山頂には、マリア像と展望台があり、そこからサンティアゴ市街を一望できます。

■詳細情報
・名称:サンクリストバルの丘(Cerro San Cristóbal)
・住所:Recoleta, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:旧市街地方面(Bellavista)からケーブルカー、もしくは新市街地プロビデンシア地区からロープウェイ
・営業時間:月曜 13:00~19:00 / 火曜~日曜 10:00~19:00
・定休日:無休

スカイ・コスタネラ(Sky Costanera)


photo by グワカモレ

2015年にオープンした南米一高い室内展望台。高さは300メートル。360度のパノラマでサンティアゴ市街を一望できます。夜10時まで空いているので(入場は夜9時まで)、サンティアゴの夜景を眺めるならここがベストスポットでしょう。

また、展望台の下層階は複合ショッピングセンターとなっていて、買い物や食事を楽しめます。

■詳細情報
・名称:スカイ・コスタネラ(Sky Costanera)
・住所:Av. Andrés Bello 2425, Providencia, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄1号線・4号線「Tobalaba」駅から徒歩8分
・営業時間:10:00~22:00(入場は21:00まで)
・定休日:無休
・電話番号:+52 2 2916 9269
・料金:5,000チリペソ(土日は8,000チリペソ)
・公式サイトURL:http://www.skycostanera.cl/

中央市場(Mercado Central)

photo by グワカモレ

アルマス広場から北へ3ブロックほど進んだところに位置する市場。海産物が中心ですが、野菜や果物なども扱っています。市場の中にいくつかシーフードレストランが入っていて、新鮮な魚介類を味わえます。

ちなみに、日本では高級食材であるウニ

 

も、チリでは比較的安く売られているので、お腹いっぱいウニを楽しむチャンスです!

■詳細情報
・名称:中央市場(Mercado Central)
・住所:San Pablo, Santiago, Región Metropolitana
・地図: 

 

・アクセス:地下鉄5号線「Plaza de Armas」駅から徒歩5分
・営業時間:6:00~17:00
・定休日:無休
・電話番号:+56 2 2697 3779
・公式サイトURL:https://www.mercadocentral.cl/

ラ・ベガ市場(Mercado la Vega)

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中央市場からさらに北へ3ブロックほど進んだところにある市場。中央市場が海産物中心で、やや観光スポット化しているのと比べると、ラ・ベガ市場は、野菜や肉などの食料品からドックフードや調理器具まで、生活に必要な物が何でも揃う、まさにサンティアゴ市民の台所的な存在です。

市場内にいくつか大衆食堂が入っていて、市民の味を体験できます。

■詳細情報
・名称:ラ・ベガ市場(Mercado la Vega)
・住所:Nva Rengifo 393, Recoleta, Región Metropolitana
・地図:
・アクセス:地下鉄5号線「Plaza de Armas」駅から徒歩15分
・営業時間:4:00~20:00
・定休日:無休
・公式サイトURL:https://sectorlavega.cl/20/

パタゴニアやウユニ旅行にサンティアゴをぜひ組み込んで!


photo by グワカモレ

パタゴニアやウユニ塩湖など南米旅行の際には、サンティアゴ経由で目的地へ向かう人も多いと思います。チリはLCCも発達しているので、まず日本からサンティアゴに飛んで、そこからLCCでパタゴニアなどの他の場所へリーズナブルに移動できます。

さまざまな魅力をあわせ持つユニークな街サンティアゴ。ただの経由地として飛ばしてしまわずに、1~2日だけでも旅程に組み込むことをぜひ検討してみてください。きっと南米の新しい一面を発見することができるはずです!

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グワカモレ 脱サラからの世界半周

「20代最後に色んな国に行きたい!」と脱サラして世界半周の旅にでたアラサー女子。元PR会社勤務。旅のテーマ「現地の人の生活を覗き見する」の名のもとに、できるだけホームステイや居候をしながら旅をしています。 累計訪問ヵ国は約30。特に好きな地域はラテンアメリカと中央アジア

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