ライター
藤原 卓志 第2の故郷が東南アジアの道産子ライター

北海道から発信する道産子ライター。”移動する旅よりも暮らす旅”が好き。毎年、東南アジア訪問生活。

ノマドワークやリモートワークをする人が増えたことによって、2拠点生活が少しずつ浸透し始めました。都会と地方に拠点を持つ人が増えてきていますが、拠点の一つとしてとにかくおすすめなのが、札幌。

今回は、札幌に住むメリットと札幌の中でおすすめのエリアを道民目線で解説します。

メリットたくさん!2拠点生活とは


photo by TAKUSHI FUJIWARA

2拠点生活とは、2つの地域に拠点を持って生活をすることです。好きな地域を2つ選んで生活できるため、自分の過ごしたいライフスタイルを実現できます。たとえば、夏のシーズンは北海道で過ごし、冬のシーズンは関西で過ごすなど、気候に合わせて居住地を変えることも可能です。

2拠点のメリットとしては、生活にメリハリが出ることが挙げられます。一つの拠点ではゆっくりとしたライフスタイルを、もう一つの拠点では仕事に励むライフスタイルを実践するのもいいでしょう。2拠点生活によって強制的に生活環境を変えることで、「仕事のときは仕事、休むとき休む」とメリハリをつけられるものです。

続いて、人脈やネットワークを広げられることもメリットです。拠点を増やせば、それぞれの拠点で人間関係を築けます。

都会では仕事の同業者や取引先の方との関係を持っている人でも、地方ではまた別の業種の人たちと触れ合うことができます。知り合える年齢層や属性が異なるため、より広い価値観に触れることができます。

一方で2拠点生活のデメリットとして、コストがかかることが挙げられます。住む場所を2つ用意する必要があるため、家賃は単純計算で2倍に。できるだけ家賃が安いエリアの賃貸物件を選ぶのがいいでしょう。

また、拠点と拠点の距離によっては、移動の時間や費用もかかってきます。移動時間が長いと、どうしても疲れがたまってしまうもの。長距離の移動に慣れていない人にとっては、頻繁に移動する2拠点生活は厳しいでしょう。

2拠点生活の一つに札幌をおすすめする理由


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札幌は、2拠点生活の一つとしてピッタリのエリアです。その理由を解説しましょう。

まず、先ほど解説したデメリットの一つである「コスト」に関して。札幌は、物価や家賃が他の都道府県より安いです。そのため、2拠点生活であっても、生活コストを最低限に抑えることができます。

次に、生活しやすいこと。ごはんがおいしい、夏も過ごしやすいなど、生活するにあたって重要なポイントではないでしょうか。「平日は都市部で仕事をし、週末は地方に車を走らせて旅行する」という、誰もが憧れるような生活も、北海道なら実現しやすいはず。

札幌なら、生活コストを抑えられる上に、仕事もプライベートも充実させられるというわけです。

ただし、札幌に拠点を置く上で大きな注意点が一つあります。それが冬季における住居の管理です。

北海道の住居では、水道管凍結など、他の地域では起きないトラブルが発生することも。2拠点生活を始める前に、北海道に住んでいる友人などから、北海道特有の生活トラブルについて聞いておくといいでしょう。

おすすめ理由とともに解説!札幌で住みたいエリア


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ここからは札幌に拠点を置く上で住みやすいエリアについて解説します。

札幌市民に聞いた「2020年の住みたい街ランキング」(SUUMO)を見ると、下記の街がランクインしています。

1位:さっぽろ(北区)
2位:円山公園(中央区)
3位:琴似(西区)
4位:大通り(中央区)
5位:新札幌(厚別区)

では、中央区、西区、厚別区について、どんな魅力があるのかを見ていきましょう。

中央区

中央区は札幌の中心地で、多くの企業や商業施設が立ち並んでいるエリアです。碁盤の目状に整備されている街並みはとても綺麗で、区内には円山公園などの自然豊かなエリアもあります。

中央区は地下鉄やJRが通っているため、さまざまなエリアにアクセスしやすいこともポイント。札幌の地下鉄は中央区から放射線状に伸びているため、地下鉄の沿線状であれば中央区から簡単にアクセスでき、札幌市内を行き来する上で利便性の高いエリアです。

日本の中でも有数の歓楽街であるすすきのも中央区に位置しており、プライベートも充実させられるはず。

西区

道外の人にとってはそこまで馴染みがない区かもしれませんが、琴似や新琴似のエリアがおすすめ。JRと地下鉄の両方を利用できるため、各方面へのアクセスが抜群です。商業施設が集まっている中央区へもJRで約5分なので、生活に困ることはまずありません。

ライブハウスや劇場などが充実していることからカルチャーの街としても有名で、住みやすさは中央区に匹敵します。札幌をよく知っている人であれば納得のランクインでしょう。

厚別区

厚別区は、札幌の副都心と呼ばれるようになった新札幌があるエリアです。こちらも地下鉄とJRの両方が通っており、アクセスは問題なし。商業施設やマンションが誕生しており、より住みやすいエリアに進化しています。

札幌の中心地からも離れており、静かな環境で札幌ライフを送れるはず。

住民ならでは!札幌の楽しみ方3選


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ここでは、札幌に住んだらぜひやってみてほしい、おすすめの楽しみ方をご紹介します。

札幌ラーメン食べ歩き


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札幌といえば、ラーメンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。旅行に来た人は必ずと言ってもいいほどにラーメンを食べて帰りますし、札幌市民はしばしばおすすめのラーメン屋さんを聞かれます。

しかし、札幌ラーメンと言っても店舗は多く、新しい店舗も次々に誕生しているため、旅行ですべてを訪れることはできません。また、旅行ではアクセスのいい地下鉄沿線上の店舗を選ぶことが多いでしょうが、地下鉄ではアクセスしにくい場所にも有名なラーメン屋さんがたくさんあります。

札幌に住んだら、ラーメン屋さんを巡って自分好みの味を探してみるのも一つの楽しみと言えるでしょう。

北海道各地の観光地巡り


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みなさんご存じの通り、北海道には観光スポットがたくさんあります。しかし、数が多いだけでなく土地が広いため、旅行で行ける観光地はほんのわずか。探せば探すほど見たことがない観光地に出会えるのが、北海道の魅力です。

札幌に拠点を構えれば、多数ある観光地をゆっくり楽しむことができます。

スノーアクティビティでパウダースノーを満喫


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北海道には、スキーやスノーボードなどのスノーアクティビティを目的に訪れる人も多くいます。冬には綺麗な雪が積もり、さまざまなスノーアクティビティを楽しめるからです。

とはいえ、タイミングによっては、雪が降ってすぐのパウダースノーの状態には巡り合えません。一方、道民なら、天気予報を見てベストなタイミングでスノーアクティビティをしに行けます!

札幌を2拠点の候補にして、夢のデュアルライフを

札幌が観光地として魅力的なのは言わずと知れたことですが、実は住む場所としても最高!低コストの生活、おいしいごはん、回り切れないほどの数の観光スポットなど、札幌なら、快適な生活と飽きない楽しみを両立できるのです。

2拠点生活を送りたいと考えている方はぜひ、札幌での生活を検討してみてはいかがでしょうか。

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