こんにちは、トラベルフォトライター・KANAです。今回ご紹介するのはスペインの首都マドリードの北西に位置する小さな街、「セゴビア」。
日本ではまだ聞き馴染みのない土地ですが、歴史的建造物が多く、旧市街一帯が世界遺産に登録されている、見どころにあふれる観光地です。
まるでおとぎ話の世界のようなかわいい街を覗きつつ、タイムスケジュールでぜひ旅のイメージを膨らませながら読んでみてください。
見出し
- 19:30|マドリードからセゴビアへ出発
- 211:00|セゴビアに到着!Plaza del Azoguejo(アゾゲホ広場)へ
- 311:15|古代ローマ時代から時が止まったままの旧市街地と水道橋
- 411:45|Plaza Mayor(マヨール広場)へ
- 512:00|まるで美術館のような見応え!セゴビア大聖堂
- 613:00|衝撃のご当地料理、豚の丸焼きに舌鼓
- 714:00|旧市街地の街歩き
- 814:30|白雪姫のモデル、アルカサル
- 915:30|Mirador de la Canaleja(展望台)へ
- 1015:45|帰りのバスの時間までのんびり街歩き
- 1117:00|バスでマドリードまで
- 12おとぎ話の世界へ。セゴビアで過ごす充実の日帰り旅
9:30|マドリードからセゴビアへ出発
マドリードのターミナル駅の1つ、Moncloa(モンクロア)駅のバスターミナルからセゴビアまではバスで約1時間30分。セゴビアはとても小さな街なので、1日もあれば十分に観光を満喫できます。朝も無理なく、のんびりと出発できて嬉しいですよね。
筆者が利用したのはマドリードに本拠を置くバス会社「Avanza」。マドリードからセゴビアへは30分に1本運行しています。
バスのチケットはマドリード駅の窓口で当日チケットを購入できますが、Omioというヨーロッパの航空、鉄道、バスの価格と所要時間を比較してくれるサイトは日本語も対応しているので、格安プランを探しつつ事前に予約しておくとよりスムーズで安心です。
・名称:Moncloa station
・住所:28008 Madrid, Spain
・地図:
11:00|セゴビアに到着!Plaza del Azoguejo(アゾゲホ広場)へ
セゴビアに到着したらまず向かいたいのが「Plaza del Azoguejo(アゾゲホ広場)」です。セゴビアの玄関口で、広場にはビジターセンター(観光案内所)もあり、街の地図を手に入れることができます。バス停から徒歩で約10分で到着するので、地図をゲットしてから街歩きを始めるのがおすすめです。
・名称:Plaza del Azoguejo
・住所:40001 Segovia, Spain
・地図:
・アクセス:セゴビアバスターミナルから徒歩約10分
・営業時間:24時間
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:年中
11:15|古代ローマ時代から時が止まったままの旧市街地と水道橋
ビジターセンターで地図を手に入れたらさっそく街歩きスタート!アゾゲホ広場に到着して最初に目を奪われるのがこの巨大な水道橋でしょう。
2000年以上も前にローマ人によって作られた歴史深い建築物で、現在はセゴビアのランドマークとして知られています。
当時、17km離れた山の湧き水を街へ送るために建設され、なんと167ものアーチが山へと続いています。ローマ時代の水道橋の中でも保存状態が良く、1985年には世界遺産に登録されました。
重さ2トンにもなるブロックが、接着剤を一切使わずに維持されています。当時の精密な石組みの技術には、素晴らしい以外の言葉がありません。
・名称:Postigo Del Consuelo
・住所:C. del Obispo Gandasegui, 2, 40001 Segovia, Spain
・地図:
・アクセス:セゴビアバスターミナルから徒歩約10分
・営業時間:24時間
・料金:無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:年中
11:45|Plaza Mayor(マヨール広場)へ
水道橋の技術の素晴らしさを満喫したら、同じく世界遺産に登録されている旧市街の街並みを楽しみつつ、マヨール広場へ向かいましょう。
水道橋とビジターセンターの間にある階段を登っていくと、水道橋の展望ポイントがあります。
ここからの眺めも絶景で、街並みと水道橋を一緒に撮れる写真スポットです。下からは見えない水道橋の2段目部分も間近に見ることができますよ。
そのまま足を進め、かわいい街並みを10分ほど歩くと辿り着くのがPlaza Mayor(マヨール広場)。セゴビアの中心地で、周りにはホテルやカフェ、レストランなどが集結している、活気あるエリアです。正面にはセゴビア大聖堂が見え、まるで絵のように美しい景観を楽しめます。
・名称:Plaza Mayor
・住所:Pl. Mayor, s/n, 40006 Segovia, Spain
・地図:
・アクセス:セゴビアバスターミナルから徒歩約15分
・営業時間:24時間
・電話番号:+34921466720
・料金:無料
・所要時間:15分〜
・オススメの時期:年中
12:00|まるで美術館のような見応え!セゴビア大聖堂
そんな、まるで絵のように美しい外観のセゴビア大聖堂は、セゴビアの観光名所のひとつです。ヨーロッパで最後に建てられたゴシック様式の大聖堂で、遠くからでも目を奪われる、堂々たる佇まい。
もちろん、魅力は外観だけではありません。セゴビア大聖堂の大きな特徴と言えるのが、3つの高いアーチ形天井、トラセリー窓(窓上部の狭間飾り)とステンドグラス。200年以上もかけて建設されたと言われている、細部までこだわりの詰まった建築です。
広々とした大聖堂内部には、びっしりと絵画や美術品が展示されており、まるで美術館のよう。
一部屋ずつ異なる装飾品の数々はどれも素晴らしく、入場料がたったの3ユーロ(約450円)だなんて信じられないほどの充実感を得られます。
キリスト教についての知識が少なくても、宗教芸術作品や内装を鑑賞を楽しめるでしょう。
その他にも、銀細工の作品、タペストリー、文書などの優れた芸術作品を見ることができ、あっという間に時間が過ぎ去っていること間違いなしです。
・名称:Catedral de Segovia
・住所:C. Marqués del Arco, 1, 40001 Segovia, Spain
・地図:
・アクセス:セゴビアバスターミナルから徒歩約15分
・営業時間:9時30分〜6時30分
・電話番号:+34921462205
・料金:3ユーロ(約450円)〜
・所要時間:1時間〜
・オススメの時期:年中
・公式サイトURL:https://catedralsegovia.es
13:00|衝撃のご当地料理、豚の丸焼きに舌鼓
セゴビア大聖堂を存分に満喫した後は、そろそろお腹が減る時間。せっかくならその土地の料理を楽しむのも旅の醍醐味ですよね。
セゴビアのご当地料理としては「豚の丸焼き」が有名です。
豚の丸焼きを楽しめる人気のレストランがここ、「José María(ホセ マリア)」。マヨール広場からほど近く、13時オープンと少しのんびりとした開店時間ですが、人気店なので公式サイトから事前予約するか、開店と同時に訪れるのがおすすめです。
名前の通り、なかなか衝撃の姿で登場するだけでなく、この豚の丸焼きを包丁を使わずに、お皿で叩いてカットしていく海外らしいワイルドなパフォーマンスも楽しめます。
見た目に思わずびっくりしてしまいますが、醤油ラーメンのチャーシューのような味わいで日本人の口にも合うので、興味のある方はぜひ試してみてください。
・名称:José María
・住所:C. Cronista Lecea, 11, 40001 Segovia, Spain
・地図:
・アクセス:セゴビアバスターミナルから徒歩約15分
・営業時間:13時〜23時
・電話番号:+34921461111
・所要時間:1時間〜
・オススメの時期:年中
・公式サイトURL:https://www.restaurantejosemaria.com