ライター
髙橋 諒馬 フォトライター

1992年、大阪生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊の幹部として勤務するが、もっと様々なことに挑戦したいと思い退職。その後バックパッカーとピースボートで世界を2周。訪問国は40ヶ国。現在はフォトライターとして活動中。2020年9月〜キャンピングカーでアメリカ横断〜イギリスで2年間ワーホリ。

セネガルの物価

セネガルで使用されている通貨はフランセーファー(FCFA)。両替レートは1円=約5FCFAです。セネガルの物価は他のアフリカ諸国と同様、日本と比べて非常に安いです。500mlの水で50円くらい、簡単な食堂だと1食200円くらいから食事することができます。

しかしダカールでの宿泊費は意外に高く、もちろん安い宿もありますが、1泊2000円ほどを見ておいたほうがいいでしょう。

 

セネガルの美味しかった料理や食べ物

photo by Ryoma Takahashi

セネガル料理は米料理が多く、味付けも日本人好みでとてもおいしいです。代表的な料理はチャブジェン。味付けしたご飯の上に魚と野菜を煮たものが乗っている料理です。どこの食堂やレストランにもあるのでぜひ食べてみてください。写真はヤッサジェン。

炊いた白米の上に揚げた魚を乗せ、玉ねぎのマリネを煮たソースをかけて食べる料理です。魚を鶏肉に変えたヤッサプレもおすすめです。そして、ぜひ試してほしいのがバオバブの実のジュース。味を表現するのが難しいですがとにかくおいしいです!

 

セネガルのエンターテイメントやアクティビティ

photo by Ryoma Takahashi

セネガルで一番人気の観光地と言えばラック・ローズでしょう。その名の通りピンク色の湖です。と言っても実際は赤茶色に見えます。ピンクレイクと言えばオーストラリアのヒリアー湖が有名ですが、セネガルにも存在します。ダカール市内からはタクシーで約1時間半の距離にあるので、日帰りで訪れることが可能です。

この湖が赤くなるのは大量に発生する藻が原因なんだとか。さらにこの湖の塩分濃度は普通の海水の10倍。死海よりも塩分濃度が高いのです。

なので、死海のようにプカプカ浮きながら新聞を読んだりすることもできちゃいます。付近にはお土産屋さんやレストランもあるので、一日のんびりと過ごしてみてはどうでしょうか。

 

セネガルのナイトライフ

ダカールには夜遅くまで営業しているバーやクラブがたくさんあります。せっかくなのでセネガル音楽が聴けるお店に行ってみるといいでしょう。西アフリカの伝統的なダンスであるサバールダンスを見ることができるかもしれません。

一つ覚えておきたいのはセネガルの夜が始まるのは遅いということ。クラブなどは深夜3時頃から盛り上がり始めます。そのため治安が良いセネガルとは言え、ナイトライフを楽しむ際は十分注意してください。

 

セネガルのお土産

photo by Ryoma Takahashi

セネガルのお土産と言えばコレというものはあまりないですが、アフリカらしいお土産という意味では仮面や人形などの民芸品がおすすめ。帰国したときにみんなに見せればそれだけでも一つの話題になります。

他には伝統工芸であるカラフルなバスケットもいいでしょう。基本的には値段は交渉制なので、頑張って値切ってみてください。購入場所としては前述のゴレ島や、ダカールで一番規模の大きいサンダガ市場がおすすめです。

 

セネガルのビザ

観光目的の日本人は、90日以内の滞在であればビザは不要です。古い情報ではビザが必要と記載されているものもありますが、現在は不要になりました。

アフリカ旅行でもう一つ気になるのが予防接種問題。こちらもセネガルへの短期の旅行であれば必要ないと考えて問題ありません。

 

セネガルの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

首都:ダカール
通貨:CFAフラン
言語:フランス語、ウォロフ語など
面積:197,161平方キロメートル
人口:1,541万人
宗教:イスラム教、キリスト教、伝統的宗教
時間帯:日本との時差は-9時間
気候:熱帯乾燥気候

 

セネガルへの行き方(日本から行った場合)

日本からの直行便はないため、中東の都市などで乗り継ぎ。

 

セネガルにある有名な世界遺産

セネガンビアのストーン・サークル群(セネガル側)

セネガンビアのストーン・サークル群(セネガル側) セネガル 世界遺産

photo by Niels Broekzitter

セネガルとガンビアにまたがっているストーン・サークル群。ガンビア川流域に1000箇所以上にも渡って点在しています。紀元前3世紀から16世紀という長い期間に造られたものとされていますが、その目的や意味はわかっていません。

ワナール、シネ・ンガエネ、ワッス、ケルバチの四箇所が2006年に世界文化遺産に登録されました。

 

サルーム・デルタ

シヌ・サルームの三角州に広がる湿地帯にある国立公園です。マングローブが生い茂る土地を中心に、タンと呼ばれる不毛の土地、サバナ、海岸、砂でできた小島など様々な自然環境を有しています。

また、哺乳類ではイボイノシシ、ブチハイエナ、ブッシュバック、マナティ、鳥類ではコフラミンゴ、 コシベニペリカンなどが生息しています。2011年に世界自然遺産に登録されました。

 

ジュッジ国立鳥類保護区

セネガル川の三角州に広がる湿地に広がる国立公園。西アフリカで重要な野鳥の繁殖地となっている場所のひとつであり、ヨーロッパなどからオオフラミンゴやモモイロペリカンをはじめとする300万羽もの渡り鳥が飛来し冬を越します。

11月から4月まで国立公園は開放されており、観光客も訪れることが可能です。1981年に世界自然遺産に登録されました。

 

最後に一言

多くの旅人にとっても未知の西アフリカ。ワールドカップでセネガルに少しでも興味を持った人はぜひ訪れてみてください。ビザも不要で治安も良いので、アフリカ初心者でも気軽に行ける国の一つです。そこにはきっとあなたの知らないアフリカがありますよ。

ライター
髙橋 諒馬 フォトライター

1992年、大阪生まれ。防衛大学校卒業後、陸上自衛隊の幹部として勤務するが、もっと様々なことに挑戦したいと思い退職。その後バックパッカーとピースボートで世界を2周。訪問国は40ヶ国。現在はフォトライターとして活動中。2020年9月〜キャンピングカーでアメリカ横断〜イギリスで2年間ワーホリ。

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