ネパールで何度も受賞している有名歌手という一面も!
photo by Mousam Gurung
実はモウサムさんは、ネパールで何度も受賞している有名歌手でもあるんです。子供の頃から歌が得意で、15歳の時にエベレストでポーター(荷物運び)として働きながら、歌のコンクールに出場して賞を受賞した実力派。
日本からネパールに帰国した後に、過去の体験談を歌にしたファーストアルバムを発売。すると、ネット上で100万ダウンロードという大ヒット。
オリジナル曲は60曲以上。作詞作曲を手掛け、いまではミュージックビデオ・レコーディングの制作会社を立ち上げています。新曲はYouTube上で10日間で250万再生と、YouTuberも驚きの再生回数。
モウサムさん「過去の辛く大変だった経験も、多くの人の共感を得ることで、いまでは肯定的に捉えています。」
成功の秘訣は、かげひなた無く一生懸命にやること。
photo by Shun
しゅん「最後になりますが、モウサムさんが人生で大切している考え方はありますか?」
モウサムさん「かげひなた無く一生懸命やっていると、必ず誰か見守っている人がいる。と私は信じています。私にとっての転機は、ハルツアーの社長さんに認められたことでした。それが無ければ今はどうなっていたか分かりません。むかし貧乏でどん底を経験したからこそ、いまは他の人を助けたいと思っています。」
世界には、日本とは異なる文化・風習・仕事・恋愛・生活があります。その中で生きる人は、日本では考えられない生き方や考え方を持っているに違いない。そこに、今後の人生で自分らしく生きるヒントが隠されているのではないだろうか?そんな想いからスタートした「世界の100人に密着インタビュー」。
今回は、所持金100円からモウサムさんが、現地ツアー会社『シンハルツアー』の社長になるまでの物語を聞くことが出来ました。
どんな環境や状況であっても諦めることなく、『かげひなた無く一生懸命に努力』する姿は、他人からの評価に左右されてしまいがちなぼくたちに自分の信念を持って生きる大切さを教えてくれました。
最後に
こうして、いろんな国の人にインタビューして学び考えることで、大切な人生のピースがまた一つ増えていく。そんな幸せを噛み締めながら、今日もぼくは世界を旅しています。
「今では歌手の稼ぎの方が多いけれど、現地ツアー会社はガイド、ポーター、従業員など色んな人を巻き込み雇用を生み出せるので、そちらの仕事をもっと頑張りたいです」と話すモウサムさん。その誠実な人柄になんだかぼくまで応援してしまいたくなりました。
モウサムさんが経営するシンハルツアーは、こちらのWEBサイトで是非チェックしてみてくださいね!