ライター
Yuri フォトグラファー

世界をパステル調に撮影することが好き。カラフルな景色や歴史ある建物を求め、カメラを持って旅に出ます。 得意分野は、ヨーロッパの可愛い風景。 実際に旅した情報や、撮影の工夫について、記事を書いています。 SNS・ブログでも、旅やカメラについて発信中。

「死ぬ前に1度は見たい絶景」としてよく挙げられているオーロラ。いつかはその目で見て、広がる絶景を写真に残したいと考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、オーロラ撮影は思っている以上に注意が必要です。チャンスも少なく難易度も高めなので、事前にきちんと準備をしたうえで撮影に臨むことが必須です。

今回は、そんなオーロラの写真を撮りに行ってきた筆者が、オーロラ撮影に行く前に知っておいてほしいことについてお話しします。「オーロラ撮影に行く前に準備しておいた方がいいこと」や「実際にオーロラ撮影をして感じたこと・大変だったこと」などを中心にお伝えするので、「いつかオーロラを撮影しに行きたい」と考えている方は必見です。

オーロラは肉眼ではなかなか見えない


オーロラといえば、緑や赤に広がるカーテンのような光が空一面を覆っている様子を思い浮かべる方が多いと思いますが、あのような景色はなかなか見られません。言い換えると、肉眼ではあんな風に色がついて見えることは、ほとんどないと思っていただいた方がいいです。

オーロラレベルが低く、弱いものであれば、肉眼で見える景色は「白いもやが広がっているな」というぐらいで、写真を撮ってみてやっとオーロラがあることがわかる程度。夢を壊すわけではないのですが、写真と同じ景色を見られるわけではないのです。


この写真はかなり大きいオーロラが出た時に撮影したものですが、撮影している時に実際に見えている景色は、「黄色よりの白っぽい光が空全体を覆っている」という状態です。そのため、「かなり大きなオーロラが出ていても、肉眼で見える景色は緑や赤など色がついていることはほとんどない」と思ってもらった方がいいです。


もちろん色がついていなくても、大きなオーロラが現れた時の感動は想像以上。ゆらゆらとうごめく光が空全体にどんどん広がり、光のカーテンが現れる様子は、言葉にできないほどの衝撃を与えてくれます。

カメラに夢中になりすぎている筆者ですら、「もうカメラなんてどうでもいい」と思い、空から目を離せなかったほど。「写真と実物は別物」と理解してから出発するようにしましょう。

オーロラの予想は外れることが多い


オーロラを見に行く前に、オーロラ予想なるものを見てから行かれる方も多いと思います。もちろんさまざまな根拠に基づいて算出しているので、ある程度の精度はあると思うのですが、これは当たらないことが割とあります。

実際に私もガイドさんからオーロラ予想を聞きながら5日間観測しましたが、「オーロラが高確率で発生する」と言われた日はほとんど発生せず、逆に「今日はオーロラは期待できないな」と言われた日に最高レベルのオーロラが発生したこともありました。

そのため、オーロラ予想はあくまでも目安程度に考えて、計画を練るようにしましょう。


ちなみに、オーロラは晴れていないと見えないので、オーロラがいくら発生しても空が曇っていたら見えません。私がホワイトホースで最高レベルのオーロラを見ていた頃、オーロラ観測地の定番であるイエローナイフでは空が曇っていて、全くオーロラが見えていなかったという話を聞きました。

オーロラ予報よりも、天気予報を見ながら計画を立てる方が良いかもしれません。

夜眠れない日々が続く


オーロラ鑑賞の旅を計画する時に頭に入れておいてほしいのが「鑑賞期間中はあまり眠れない」ということ。

オーロラはいつ発生するか、いつ大きくなるかわかりません。「寝ている間に大きいオーロラが現れたら…」と思うと、なかなか眠ろうという気持ちにならないことが多いです。そんな状況になることを加味して、観光プランは詰めすぎないことを推奨します。

寝不足のまま翌朝から観光して、また夜はオーロラが出るまで寝ずに過ごすと絶対に体調を壊します。オーロラの発生に合わせて、柔軟に観光プランを変更できるように、事前に何パターンも作っておきましょう。

カメラの結露防止に気を付ける


当たり前ですが、オーロラが発生する場所はものすごく寒いです。私が行ってきたカナダは気温-15℃から-20℃前後。極寒です。

そんな寒い中での撮影で気を付けてほしいのがカメラやレンズなどの結露。寒い中でカメラを長時間使った後、暖かい場所に入ると、カメラやレンズなどが結露してしまい、水滴などがついてしまいます。


結露は故障の原因になるので、できるだけ避けなければいけません。そのため、撮影が終わった後はジップロックなど空気を通さないものに入れ、玄関など部屋の中でも少し寒い場所に、しばらく置いておきましょう。

また、カメラ・レンズを選ぶ際には防寒・防滴のタイプを選ぶことを強くおすすめします。私は防寒・防滴のカメラではないものを使ったのですが、その後半年以内に数回壊れたので、これが原因だったのかなと後悔しました。

ライター
Yuri フォトグラファー

世界をパステル調に撮影することが好き。カラフルな景色や歴史ある建物を求め、カメラを持って旅に出ます。 得意分野は、ヨーロッパの可愛い風景。 実際に旅した情報や、撮影の工夫について、記事を書いています。 SNS・ブログでも、旅やカメラについて発信中。

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