「就職」することが、「人生のすべて」ではない
以前、就職活動を本気でやっていた僕は、「就職し働くこと」が人生のすべてだと錯覚していました。「類は友を呼ぶ」という言葉通り、僕の周囲には自分に似ている人間しかいませんでした。実は、「自分と違う人間」に出会う方が人生は難しいのです。
ただ、旅を通していろんな旅人に出会いました。就職して3年。このままで人生いいのかな?と思って旅立った人。新婚旅行で世界一周してんだ!という幸せいっぱいの夫婦。10年旅する計画で家を出て、今7年目!ちなみにまだ世界一周してないよ!という旅人。
「あっ、そうか。そうだった。人生ってこれほどまでに『自由』だった」
そんな旅人たちに出会うたびに僕はそう感じ、過去の経験値の少ない自分を滑稽に思いました。1度きりのかけがえのない「アナタの人生」。就職することは、その中のほんの一部でしかないのです。
「旅」に出たっていいのかも?
最後に。僕は、去年の就職活動で「内定」をいただいたのにも関わらず、それを断り「世界一周の旅」へと出かけました。
やった後悔はどんどん小さくなりますが、やらなかった後悔はどんどん大きくなります。
当時は、自分の決断に不安でいっぱいになってしまう時もありましたが、旅を終えて感じること。それは、「自分の決断に間違いはなかったな」ということ。
海外にひとりで行ったこともなく、英語も喋れず飛び出した「世界一周」。
たくさんの“不安”と、ちょっぴりの“勇気”を詰め込んで、家を出たのに、気づけば65lのバックパックに入りきれない程の「僕の人生にとってかけがえのない宝物」が詰まっていました。
これは、誰の人生ですか?これは、間違いなく「アナタの人生」です。「結局どうなりたいか論」にたどり着くのですが、アナタはどんな人生を築き上げていきたいですか?
道はひとつじゃない。ゴールはなんてもんはない。人生はマラソンじゃないのです。
どこを走ったっていいんだよ。自分だけの道があるのです。そこには果てしない「自由」が存在します。
いかがだったでしょうか?「就活」ね。不安で不安でいっぱいだよね。
実は僕も、同じ「就活生」なんです。偉そうなことを言ってますが、こんな考えの同期もいるんだなと思ってもらうくらいで構いません! ただ、僕のメッセージで1人でも、1%でも、人生が良くなったら嬉しいです。一緒に頑張りましょう!
All photos by Kazuki Kiyosawa