singapore
TABIPPO社員
工藤 亮太 社員 / セールスディレクター

1995年に北九州市で生まれ、大学時代は5年間を大阪で過ごし、TABIPPO学生支部で大阪支部の代表を務める。就職とともに上京し、新卒1社目は求人広告メディアで営業&ネマケを担当し、2022年9月よりTABIPPOのセールスディレクターを担当。芸人としても活動しており、趣味はサーフィンとお酒。

こんにちは。TABIPPOの工藤です。

突然ですが、みなさんはシンガポールと言えば何を思い浮かべますか?

「マーライオン」や「マリーナベイサンズ」?

立ち並ぶ高層ビル。最新技術を駆使したライトアップや煌びやかな夜景をはじめとする近代都市のイメージなど。

真っ先にまず思い浮かべるのは上記のようなものの方も多いのではないでしょうか。

僕も今回シンガポールに訪れたのが人生初めてで、渡航する前はそのようなイメージしかありませんでした。

じつはシンガポールにはそれ以上に多くの魅力が隠されています。「ホーカーセンター」と呼ばれる屋台街が有名で、シンガポール名物をリーズナブルな料金で楽しめたり、

また、シンガポールは緑豊かな都市で、「Green View Index(グリーンビューインデックス:俯瞰撮影された写真からそれぞれの都市の緑の範囲の割合を読み取り、緑の密度を計測した数値)」で高い評価を受けており、近代的な街並みの中に、ジャングルでしか見られないような植物が生い茂っていたりします。

帰国する頃には、僕のカメラフォルダは緑いっぱいに……!旅をする前に想像していたシンガポールとは全然違った表情を目にすることができました。

今回の記事では、僕が出会った「予想外」のシンガポールの魅力を余すことなくお伝えします!

シンガポール航空での「予想外」な体験

まずシンガポール航空で空の旅からスタートです。

シンガポール航空は、そのサービスの質と快適さで世界的にも評価されています。広々としたシート、美味しい機内食、そしてフレンドリーなクルーのおかげで約7時間のフライトもあっという間。

シンガポール航空
今回、僕はプレミアムエコノミークラスに搭乗したのですが、数あるサービスのなかでも、個人的に驚いたのがこの重厚感のあるヘッドフォンが支給されること。

実際に使ってみると、ノイズキャンセリング機能もバッチリで、映画や音楽などのエンターテインメントを存分に楽しむことができ、いつもとは違った空の旅を楽しめました。シンガポール航空のヘッドフォン、最初の「予想外」な体験となりました。

いざ、ホテルへ!「予想外」なラグジュアリーを体験

今回は夜着の便でシンガポールに到着したので、まずはホテルへ。

PARK ROYAL COLLECTION MARINA BAY
宿泊したのは「PARK ROYAL COLLECTION MARINA BAY」。

ラグジュアリーなホテルというだけでも素晴らしいのに、加えて目を見張ったのは「緑」の多さでした。植物がホテル内にもバランスよく整えられていて、大都市にいるはずなのにどこか心が落ち着くような感覚を覚えます。


また、別日に泊まったのは「PARK ROYAL COLLECTION Pickering」。


こちらもシティ感と緑が共生しているホテルで、外観のインパクトは世界31カ国を旅した僕からすると圧倒的1位でした。

ホテル内ではジムやプールが完備されていて、見る場所によって景色の違う、様々な顔を持つシンガポールの中心地を眺めることもでき、「ここは本当に僕が想像していたシンガポールなのか…?」と驚くばかりでした。
滞在するホテルだけでこのような「予想外」を体験し、旅史上興奮の止まらないスタートになります。

シンガポールの中心地を散策!草木のエネルギーが「予想外」

シンガポール 街中
シンガポールは熱帯雨林気候なので、基本的には年間を通してスコールが降ります。だからこそ街なかにいきいきとした草木が茂っていて、散歩をするのにはもってこいな場所なのです。

シンガポール 街中たまたま通りかかった公園でも、こんなに緑が生い茂っていていました。このような公園がたくさん街なかにあるのです。
また、シンガポールでは複数のモビリティ共有サービスが充実していて、街なかではさまざまな場所で自転車をレンタルできるようになっています。

モビリティサービス
スマートフォン1つで、「いつでも」「どこでも」レンタルと返却が可能なのは便利で嬉しいですよね。風を切りながら街の中を駆け巡るサイクリングは最高でした。

そして、シンガポールのように街なかでも緑が生い茂っている環境に住んでいると、必然と環境への配慮の意識は絶対に高くなるだろうなと思いました。

モビリティサービス
異国の地でも、緑豊かな自然を前にして僕たちが多幸感を感じるのは、人間にとって自然はなくてはならない存在であることを再認識させてくれます。そんなことも考えさせてくれるシンガポールの一面は、まさに「予想外」でした。

ケーブルカーに乗ってセントーサ島へ!「予想外」の景色を体験

セントーサ島 ゴンドラ
ある程度シンガポール中心地を散策した後は、ケーブルカーに乗って少し離れたセントーサ島へ向かいます。

セントーサ島での体験はまさに「予想外」の連続。

緑豊かなジャングルが広がる自然環境に圧倒され、さっきまで自分が大都会にいたのが嘘かのように感じました。

セントーサ島ケーブルカーに乗って島全体を一望する体験はまさに圧巻
ケーブルカーからの眺めは素晴らしく、緑と海のコントラストが心に残ります。

セントーサ島
さらに、美しいビーチでのんびり過ごし、透き通った海をぼんやりと見つめる時間は何にも変え難いリフレッシュタイムでした。

セントーサ島
「やっぱり自然はエネルギーを分けてくれるなあ。」

「そういえば、こんなに何もせずにゆっくりするのって何年ぶりだろう…?」

「何もしないことって、こんなに幸せなことなのか。」

日頃、自然に触れる暇もなく働き詰めの僕にとって、美しいビーチでのんびり過ごし、透き通った海をぼんやりと見つめる余白の時間は、何にも変え難いリフレッシュタイムでした。

「旅をすることは、人間として生きる上で大切なことを思い出させてくれる」と帰りのケーブルカーで思いながら、セントーサ島を後にします。

自然保護地区で圧倒的で「予想外」な自然に触れる

スンガイ・ブロー湿地保護区
シンガポールの自然環境が楽しめる場所はまだまだあります。

市街地から少し離れると、ブキ・ティマ自然保護区(Bukit Timah Nature Reserve)やスンガイ・ブロー湿地保護区(Sungei Buloh Wetland Reserve)などがあり、豊かな植物や動物に触れ、都市の喧騒から離れて気分をリフレッシュすることができます。

スンガイ・ブロー湿地保護区 動物
特にスンガイ・ブロー湿地保護区は、まさに自然の宝庫。

中心街から車で約30分。少し離れるだけでマングローブの林が広がる自然が保全され、野鳥が飛び交う自然を体験できます。

シンガポール北西部のジョホール水道に面した保護区はマングローブの林が広がり、渡り鳥もやってくる保護区には湿地帯が広がり、カワウソやオオトカゲなど(稀にワニも!)数多くの生物が生息しています。

サンゲイ・ブロウ湿地保護区 動物今にもトトロが出てきそう
木道を歩きながら、珍しい植物や動物を見つけることができるのも楽しいポイント。

シンガポール 観光対岸にはマレーシアの街が見える!
自然愛好家の僕にとっては必見の場所であり、今回の「予想外」のシンガポール旅の中でも一番の思い出になった場所でした。

名物ホーカーセンターを体験。何もかもが「予想外」

ホーカーセンター
シンガポールの食文化を語る上で外せないのが、「ホーカーセンター」。

ホーカーセンターとは多種多様な屋台が集まる場所で、シンガポールのローカルフードを手軽に楽しむことができます。

シンガポールにあるホーカーセンターのなかでも有名なラォパサ(Lau Pa Sat)では、サテーやチリクラブ、海南鶏飯(シンガポールチキンライス)など多文化多民族の国ならではの食文化が楽しめます

ホーカーセンター
ホーカーセンターは地元の人々の日常の一部そのもの。そこでの人々の活気やたちのぼる美味しそうな香り・味を通じてシンガポールの文化を感じることができます。

ラクサ
シンガポールで有名な料理である「ラクサ」をホーカーセンターで今回初めて食べてみました。

蒸し暑い気温の中で食べるラクサ。スパイシーさとココナッツミルクが効いたスープ。そしてその中に入ったプリプリの海老と柔らかい米麺はスープとの相性が抜群。一口目からその濃厚な味わいに驚きました。

地元の人々と一緒にワイワイしながら食べる雰囲気も良く、初めてのホーカー体験は最高の思い出になりました。

ホーカーセンターでは地元の人々と一緒にカジュアルな食事を楽しむことができるというのも「予想外」の体験。

やはり「ローカルなところで人と交流しながら、ローカルフードを食べることこそ旅の醍醐味だなぁ」と実感する瞬間でした。

ローカルな屋台飯が好きな僕にとってホーカーという文化はもっと体験してみたいコンテンツの一つ。そこですかさずに次のホーカーセンターも挑戦してみました!

シンガポール ローカルフード
ここは「ヒルストリート・タイファ・ポークヌードル(Hill Street Tai Hwa Pork Noodle)」というお店があるホーカーセンター。

シンガポール中心地から自転車で10分くらい走ったところに位置しています。

中心地から少し離れていることもあり、あたりには観光客も地元の人も多くはなかったのですがここのお店だけ大行列!

よくよく調べてみるとミシュランガイドにも掲載されたことがあるのだとか。

観光客はもちろん、周囲で働いているローカルの人たちもランチの時間に来ているようで、地元感も感じられて「予想外」にもどこか心が落ち着く空間でした。

シンガポール ローカルフード
ポークヌードルは、特製の醤油ダレによって香ばしい風味が加えられていて、麺をすする手が止まらない……。

「ホーカー」というシンガポールの食文化を実際に体験することができ、感無量でした。

シンガポール独自のグルメを堪能。「予想外」で最高な味わい

シンガポールは多民族国家であり、その食文化も多様です。

ホーカーセンター以外にも、リトルインディアやチャイナタウン、カトン地区などで各国料理を楽しむことができ、食べ歩きはシンガポール旅の大きな楽しみの一つ。

Chef's Table by Chef Stephan
その中でも一番最高かつ「予想外」な食体験は、シンガポールの「Chef’s Table by Chef Stephan」にありました。

店内は隣の席が気にならないほど広々。一方で気取らない雰囲気。「一流の食事を、一般的な家庭で楽しめるように」という想いでお店を作ったそう。 シェフや店員さんも気さくで話かけやすいのも旅人としては嬉しいポイント。

Chef's Table by Chef Stephan 料理
シェフのStephanさんが自ら選び抜いた新鮮な食材を使用し、目の前で料理を仕上げる様子に圧倒されました。料理の一皿一皿が芸術作品のようで、視覚と味覚の両方を楽しめます。

特に印象的だったのは、シンガポールのローカル食材を巧みに取り入れた創作料理。口に運ぶと伝統と現代が融合したユニークな味わいが広がりました。

スタッフの丁寧なサービスと料理の解説も素晴らしく、食事を通じてシンガポールの豊かな食文化を深く感じることができました。

ホーカーセンターでローカルな食体験を。少しだけ奮発して良いレストランでシンガポール独自の創作料理を食す。シンガポールはこのようにいろんな趣味嗜好の方がそれぞれ楽しめる場所なのです。

Synthesisで、視覚的にも味覚的にも「予想外」な体験を

photo by シンガポール政府観光局

入り口からは想像もつかないようなひみつの隠れBar「Synthesis」。

お店の外観は漢方やお茶を売っているような雰囲気。ですが店内にある隠し扉からその先へ足を踏み入れると、雰囲気は一転。モダンで洗練された隠れBarが姿を表します。

photo by シンガポール政府観光局
創造性溢れるお店のカクテルはほぼすべてオリジナルで開発されたもの。特徴は漢方×アルコールという組み合わせのレシピ。創業者が漢方薬局で働いていた経験からインスピレーションを受け生まれたそうです。

とくに、個人的なお気に入りはシグネチャードリンクの一つであるスモークが漂うカクテルです。視覚と味覚の両方が楽しめ一石二鳥です。

そして、特筆すべきはスタッフのサービス。一流なのです。

洗練された対応でありながらも、カジュアルなコミュニケーションが、お店の雰囲気を一段と魅力的にし、気負うことなくシンガポールの夜を楽しむことができました。

ここはシンガポールを訪れる度に来たい、そんな特別な思い入れのある場所になりました。

シンガポールへ行きたいという友達がいたら真っ先におすすめしたいお店の一つです。

「予想外」のシンガポール旅を、あなたも体験してみては?

シンガポール
今回のシンガポール旅で僕が感じたことは、「自分の得意としていることや趣味嗜好をさらに1段階掘り下げる」ような体験が、ここシンガポールでできるということです。

僕の場合、シンガポールに来たことで「僕はやっぱりどこを旅していても、緑豊かな自然に囲まれることが幸福度が高くなる」ことがわかり、この気づきは今後の旅のやり方や将来住む環境にも影響すると思います。

アート好きな人、自然が好きな人、高級料理や高級ホテル巡りが好きな人、ローカルでディープな場所で人と交流しながらご飯を食べることが好きな人……。

人によって異なり、たくさんの「好き」がある世の中。その幅広いジャンルと内容を、コンパクトに楽しめるのがシンガポールの最大の魅力です。

またシンガポールに来るときは違う「予想外」な体験が待っていると思うと、次行くタイミングを決めるのも楽しみでたまりません。

自分の趣味嗜好をより深めたい方も、自分のアイデンティティを確立させたい方も、全ての人に対して何かしらプラスの影響をシンガポールは与えてくれるはず。

単なる”シンガポール旅”ではなく、シンガポールで「予想外」の旅を。

Photos by Ryota Kudo

TABIPPO社員
工藤 亮太 社員 / セールスディレクター

1995年に北九州市で生まれ、大学時代は5年間を大阪で過ごし、TABIPPO学生支部で大阪支部の代表を務める。就職とともに上京し、新卒1社目は求人広告メディアで営業&ネマケを担当し、2022年9月よりTABIPPOのセールスディレクターを担当。芸人としても活動しており、趣味はサーフィンとお酒。

RELATED

関連記事