編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

シンガポールの教育に触れる

まず、最初に向かったのはシンガポールでは一般的な中学校「チェンファー中学校」です。話を聞くために通された会議室には、生徒が描いた絵がたくさん飾ってありました。しばらくすると、校長先生が説明に来てくれました。

 

学校の教育ビジョン

チャンファー中学校の教育のビジョンは「すべての生徒が主役であり、将来を見据えたリーダーを目指す。」というものです。そのための教育として度胸をつけるために高いところにある吊り橋を渡らせるという風変わりな授業もあります。

実際に使われている吊り橋は校舎の3階ほどの高さに設置され、ところどころ板が無く下が丸見えの状態になっていました。もちろん渡るときは安全の為にロープで繋いでいるといいますが、正直ここまでするの?と驚いてしまいました。

 

将来のことを考える授業

校長先生は、「子どもたちには好きなことを見つけてほしい、得意なことを伸ばしてほしい」と話しました。そのため、様々な職業の方が学校に訪れて体験授業をします。その数は、なんと26種。ビジネスに直接関係するものから、カフェなどの体験まで、幅広く学生たちが学べる環境を整えています。

 

体験授業重視の教育

シンガポールの子供たちはクーラーの効いた部屋で過ごすのに慣れてしまっています。なので、もっと自然に触れ合う機会を増やすことを目的にアウトドアで2泊3日のキャンプをするそうです。食事は自分たちで調理、寝床となるテントも自分たちで組み立てます。もちろん、スマホの使用は禁止です。

また、異文化を知るため修学旅行は国境を越えてマレーシアやタイなどの国に行くこともあるそうです。

 

学校内の様子

プレゼンテーションが終わり、校舎内を散策へ。白を基本とした校舎は車いすでも困らないよう、ほとんど階段がない作りになっていて、誰もが不自由なく学校に通える設備体制を整えてあります。

 

シンガポール唯一の教員養成の施設

中学校の見学を終えて、次に向かったのはNIE(National Institute of Education)というシンガポール唯一の教員養成の施設です。大学の一学科であり、とても広い敷地で自然に囲まれた場所にあります。4年制の大学ですが、一度卒業をして教員になった後でも復習(やり直す)することができる制度があります。

これはシンガポールの教員レベルを高くする要因の1つになっているのかもしれません。

 

目指す教師像

「生徒をよく知る」「熱意をもつ」「地域と関わる」「技術と教育の意識を上げる」という4つです。もっとスキル面が重要視されていると思っていたので、「熱意を持つ」「地域と関わる」はちょっと意外でした。

 

ツアーを終えて

シンガポールの教育から感じたことは、やはり教育のシステムが進んでいることです。

教員も科目ごとに専門家が教えているので、子供たちにとっては学びやすい環境なのではないかと思います。しかし私の見る限り、シンガポールの子供たちと日本の子供たちにそれほど差はありませんでした。

子供たちの学力に差が在るとすれば、それは私たち大人がちゃんと学べる環境を作ってあげられているかどうかなのだと思います。

 

ピースボートの船旅って?

photo by pixta

ピースボートは全長205メートルのオーシャンドリーム号に乗って地球を一周する船旅です。1年に3回、約100日かけてプランで決められた寄港地を巡ります。価格は部屋のグレードによりますが、99万円〜(朝昼夜の食事付き)です。

 

第104回のピースボート航海

初夏の北欧・ヨーロッパコース

期間:【横浜発着105日間】2020年4月9日(木)〜2020年7月22日(水)
期間:【神戸発着105日間】2020年4月10日(金)〜2020年7月23日(木)

横浜→神戸→中国→シンガポール→スリランカ→スエズ運河通航→エジプト→サントリーニ島(ギリシャ)→ピレウス(ギリシャ)→イタリア→スペイン→ポルトガル→フランス→イギリス→エストニア→フィンランド→ロシア→スウェーデン→デンマーク→ノルウェー→アイスランド→ニューヨーク(米国)→キューバ→パナマ→パナマ運河通航→コスタリカ→メキシコ→シアトル(米国)→釧路→横浜→神戸

 

第105回のピースボート航海

ヨーロッパ&南太平洋コース

期間:【横浜発着107日間】2020年8月21日(金)〜2020年12月5日(土)
期間:【神戸発着107日間】2020年8月22日(土)〜2020年12月6日(日)

横浜→神戸→香港→シンガポール→インド→スエズ運河通航→エジプト→サントリーニ島(ギリシャ)→ピレウス(ギリシャ)→イタリア→スペイン→モロッコ→ポルトガル→アイルランド→イギリス→アイスランド→米国→キューバ→パナマ運河通航→ペルー→イースター島→パペーテ(タヒチ)→ボラボラ島(タヒチ)→サモア→横浜→神戸

 

第106回のピースボート航海

アフリカ・南米・オセアニアコース

期間:【横浜発着107日間】2020年12月13日(日)〜2021年3月29日(月)
期間:【神戸発着107日間】2020年12月14日(月)〜2021年3月30日(火)

横浜→神戸→台湾→シンガポール→モーリシャス→レユニオン島→マダガスカル→ポートエリザベス(南アフリカ)→ケープタウン(南アフリカ)→ナミビア→ブラジル→ウルグアイ→ブエノスアイレス(アルゼンチン)→ウシュアイア(アルゼンチン)→チリ→イースター島→パペーテ(タヒチ)→ボラボラ島(タヒチ)→ニュージーランド→シドニー(オーストラリア)→ブリスベン(オーストラリア)→ケアンズ(オーストラリア)→ソロモン諸島→横浜→神戸

 

 

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