ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

スロバキアの治安

スロバキアで「危ない」と思ったことは1回もありません。野犬もいないですから、夜でも安心です。ただし、街灯があまり明るくないので、夜に出歩く際は交通事故に気をつけましょう。

もちろん、海外ですのでスリ・置き引きに対する基本的な注意は必要です。

 

スロバキアの物価

photo by 新田浩之

意外と知られていませんが、スロバキアの通貨はユーロです。物価はそれほど高くありませんが、気をつけたいのはブラチスラバ以外の地方都市の宿泊施設です。地方都市は宿泊施設が少ないせいか、クオリティーの割に料金がとても高いです。

かと言って、宿泊代をケチるとひどい宿にあたることも。「高い」と思っても、地方都市で宿泊する場合は宿代をケチらず、評判のいい宿泊施設に泊まることをおすすめします。なお、ポプラドのホテルで1泊4,000円、コシツェのホステルで1泊2,000円でした。

レストランはメインで1,000円前後といったところ。気軽に本格的なスロバキア料理が楽しめます。

 

スロバキアの美味しかった料理や食べ物

photo by 新田浩之

スロバキアでは絶対に「コッフォラ」というチェコスロバキア(当時)原産のソフトドリンクを飲んでください。コッフォラはコーラとよく似ていますが、とてもあっさりとしています。

ほとんどのレストランにはコッフォラが用意されており、肉料理との相性は抜群! ついつい飲みすぎてしまうことでしょう。

スロバキア以外ですと、チェコでも飲むことができます。私が知っている限り、日本にはコッフォラを出す店はありません。なお、スロバキア人の友人によると「偽コッフォラ」も出回っているようなのでご注意を!

 

スロバキアのエンターテイメントやアクティビティ

photo by 新田浩之

スロバキアは冬のリゾートで有名な国です。タトラ山周辺ではスキーが楽しめます。ポーランドのザコパネとセットにするのもいいでしょう。また、夏はハイキングや登山が楽しめます。山が好きな方はスロバキアを気にいると思います。

 

スロバキアのナイトライフ

私の印象としてはナイトライフはあまり盛んではないです。ブラチスラバにもバーやクラブはありますが、ナイトライフを楽しむなら近くにあるオーストリアのウィーンのほうがいいでしょう。

また、ブラチスラバ以外の地方都市は夜になると寂しい雰囲気に。地方都市でバーやクラブに行く際はフロントに聞くしかありません。

 

スロバキアのお土産

photo by 新田浩之

全体的にお土産屋は少ないと思います。そこで、おすすめしたいのがスロバキアワイン。スロバキアのワインはとても飲みやすく、しかも安い! ぜひ、お気に入りのスロバキアワインを購入してみましょう。

なお、日本でスロバキアワインを購入することもできます。

 

スロバキアのビザ

90日以内の滞在であればビザは不要です。なお、2016年からスロバキアはワーキングホリデー協定国になっています。

 

スロバキアの基本情報(首都、通貨、言語、宗教、時間帯など)

首都:ブラチスラバ
通貨:ユーロ
言語:スロバキア語
面積:49,037平方キロメートル
人口:544.3万人
宗教:ローマ・カトリック、プロテスタント
時間帯:日本との時差は-7時間
気候:大陸性気候

 

スロバキアへの行き方(日本から行った場合)

直行便はないため、ヨーロッパの周辺都市で乗り継ぎ。

 

スロバキアにある有名な世界遺産

カルパチア山地のブナ原生林(スロバキア側)

カルパチア山地のブナ原生林

photo by Giorgio Monteforti

スロバキアとウクライナに共同登録されている世界自然遺産です。カルパティア山地に広がる世界最大のブナの原生地域であり、ナラ、ボダイジュ、カエデ、モミの木など異なる種類の木が生える混合林もみられます。

古代より現在にかけても進化を続ける原始の姿を残した原生ブナ林は、陸上生態系の生物学の研究に不可欠となっています。

 

カルパチア山地のスロバキア地域の木造教会群

カルパチア山地のスロバキア地域の木造教会群

photo by KLMircea

カルパチア山地の山間部に、8つの古い木造のキリスト教会が立っています。このうち2つはカトリック教会、3つはプロテスタント教会、残りの3つはギリシア正教会のもので、いずれも16世紀から18世紀の間に建設されました。

小さな村の中に、3つの宗派の宗教建築物が共存しているのは大変珍しく、2008年に世界文化遺産に登録されました。

 

最後に一言

photo by 新田浩之

スロバキアは周辺諸国からアクセスしやすいヨーロッパの穴場! ぜひ、寡黙ながら温かなスロバキアの人々と交流してください。きっと、すばらしい旅の思い出ができるでしょう。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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