ちっちゃい国…見落としてませんか?こんにちは、TABIPPOライターのしわくです。皆さん、日頃から気をつけていても、小さなことを見落としてたりしませんか?僕はしょっちゅうあります。
でもよく目を凝らしてみれば、そこには小さな発見があるはず…ということで、今回は実際に僕が行った、地図上にあるヨーロッパ周辺のミニ国家を紹介していきたいと思います。ちなみに、いずれも面積は東京都よりちっちゃいです…ちっちゃ!!
ピレネー山脈にそびえ立つ山岳国家アンドラ
Photo by Yasuhiro Shiwaku
フランスとスペインの国境上、ピレネー山脈の中にひっそりと佇むアンドラ公国は、面積468㎢(東京の4分の1程度)、人口8万人程の小国です。
山中にあるため、スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツ、山の自然を利用したトレッキングなどを中心とした観光業が盛んです。冬のトレッキングは雪が深くて大変ですが、渓谷に挟まれた首都のアンドラ・ラ・ベリャを一望できるスポットは必見です!
スペインのバルセロナからはバスが頻繁に出ていて、片道3時間ほどで到着するので、時間を見ればバルセロナからの日帰りで行くこともできます。
イギリスの海上要塞ジブラルタル
Photo by Yasuhiro Shiwaku
スペインの南端、ジブラルタル海峡を望むイギリスの海外領土です。面積およそ6.5㎢、人口3万人程度。
かつては地中海へと繋がる海峡の要地として使用されていたため、現在もイギリス軍が駐屯しています。そんな背景もあり、街中はスペインよりもイギリスっぽい雰囲気に包まれています。
スペイン南端の町、アルへシラスから路線バスに乗って20分程度です。ちなみにスペインとの国境を超える際には空港の滑走路を歩いて通過していきます!なかなか珍しい経験になるのではないでしょうか。
大陸の向こう側に残る領土 セウタ
Photo by Yasuhiro Shiwaku
今度はジブラルタルの反対側、海峡を挟んでアフリカ大陸側にあるスペインの飛地領である、スペイン領セウタです。面積28㎢、人口8万人程。
こちらもジブラルタルと同じように海峡の交通や軍事上の要地としての役割を果たしていました。セウタ内部はスペインの文化色が強いですが、モロッコに隣接しているため、国境を超えるとアラビア圏の人々でごった返していて、文化の境目がよく見えます。
スペイン南端の町、アルへシラスからフェリーに乗って45分程で行くことができます。
地中海に浮かぶ騎士の国 マルタ
Photo by Yasuhiro Shiwaku
地中海のイタリア・シチリア島の南に浮かぶ小国で、かつてはマルタ騎士団がイスラム帝国・オスマン帝国による侵略を撃退したことからその名前がつけられました。面積316㎢、人口42万人程。
首都のヴァレッタは世界遺産にも登録され(1980年)、趣ある町並みと海の青が映えます。毎年2月にはマルタカーニバルなるものも開催され、ヴァレッタ市街をそれぞれのチームが派手な仮装をして練り歩く様子を見に、世界中から人が集まってきます。