「日本の空港に降り立ったら、しょうゆの匂いがした。」
なんてよく聞く話ですが、実際本当に街には匂いがあります。
街に降り立った瞬間に鼻をくすぐる匂いは、町によってそれぞれ。匂いの強さも、種類も街によって全然違います。街によって全然ちがう匂いは、旅の大きな楽しみになりえるのです。
というわけで、今回は世界の「匂いのある町」を紹介していきたいと思います。
カレーとほこりの匂い バラナシ/インド
インドと言えば、やっぱりカレー。街中からはどこからともなく、カレーの匂いがしてきます。特に朝と夕方はそこらじゅうのおうちでカレーを作っているためか、よりその匂いが強くなります。
また、インドの道は舗装されていないことが多く、土ぼこりが常に舞っています。
夕方のカレーと土ぼこりの匂いなんて言ったら、少しノスタルジックな昭和なイメージを受けますが、そこはインド。日本の昭和よりもっと強烈なカレーと土ぼこりの匂いがあなたを包みます。
臭豆腐と排気ガスの匂い 杭州/中国
臭豆腐は中国の伝統的な豆腐で、強烈なにおいを発します。
最初は間違いなく「臭い!!」としか感じない匂いですが、一度慣れてしまえば不思議なことに、「臭いけど、これもあり。」と思える匂いです。
中国以外でも、たまに世界の中国人街などで、この匂いがするとちょっとうれしいです。ちなみに、臭豆腐の味は・・・・ほぼふつうの豆腐です(笑)
その臭豆腐と合わせて、大量の車が発する排気ガスの匂い。まるで工場かのようなすさまじい排気ガスに、むせてしまいます。
いい匂いとは思えませんが、とにかくパワフルなにおい。臭豆腐も排気ガスもパワフル。さすがは中国!!
雨が降る前の匂いと濡れたコンクリートの匂い ロンドン/イギリス
ロンドンは霧の街と呼ばれるほど、湿気の多い街です。年間を通して快晴は少なく、常にほの暗い雰囲気が漂っています。しかし、このほの暗さこそがロンドンの味。