ライター
Yuri フォトグラファー

大阪在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信中。フォトグラファー・ライターとして、メディア取材や地方自治体との観光PR、ウエディング/家族写真の撮影やイベント登壇などを行う。

フランス旅行といえば、パリを思い浮かべる方が多いと思いますが、ヨーロッパらしい芸術センスが光る街並みに、南国特有ののんびりとした空気感が漂う南フランスも魅力的。

「あまりメジャーじゃないから、旅上級者でないと楽しめないのでは?」と心配される声がよく上がりますが、パステルカラーな街並みや、写真に残したくなるかわいいスポットがたくさんあり、かつ主要な観光地は公共交通機関で比較的楽に観光できる、旅ビギナー女子にはありがたい場所。

今回はそんな南フランス旅行を弾丸2日間で巡ってきたので、観光ルートと素敵な写真スポットを中心にときめきあふれる旅を提案します。

ハイシーズンのニース空港は大混雑に注意

photo by Yuri

日本を出発して約24時間。ドバイを経由してニースのコートダジュール空港に14時ごろ到着しました。ほぼ遅延なく到着したのですが、到着後にハプニングが発生!

旅行時期が7月のベストシーズンだったからか、入国手続きのカウンターが長蛇の列になっていたのです。40分ほどで入国するができたのですが、この間に乗りたかったバスを逃してしまいました。

時間のない弾丸旅行であったため、空港からタクシーでニース駅に向かうことに。バスなら6ユーロほどだった距離に32ユーロもかけてしまう、初回から痛い出費です。

旅の拠点は南フランスの代表観光地ニース

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今回は「2日間で南フランスを巡る」ということで、時間に余裕がありません。時間のロスが少ない場所を拠点にするため、中心地であるニースに宿泊することに。

ニースは南フランスの代表観光地ということもあり、他の観光地に行くための電車やバスが多数運行しています。宿泊先はニース駅すぐ近くの「Hotel du Midi」を選択。重いキャリーケースもホテルに預けて観光できるので、非常に便利でした。

■詳細情報
・名称:Hotel du Midi
・住所:16 rue d Alsace Lorraine
・地図:
・アクセス:Gare de Nice Villeより徒歩2分
・公式サイトURL:https://www.hoteldumidi-nice.com/en/location/

ニースに到着後、すぐにエズ観光へ出発

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ニースに到着し、ホテルに荷物を置いたら、すぐに最初の目的地である「エズ村」へ出発します。

今回、ここまで急いで行動している理由は、次の日が日曜日だということ。日曜日はバスのダイヤが違うことが多く、この旅の主要目的地である「エズ村」へのバスもほとんど動いていない状態です。日曜日の夕方には南フランスを離れなければならない私達にとって、エズに行けるのは到着日である本日(土曜日)のみ。

ニース駅近くのホテルを選んだおかげですぐに行動できたため、結果的に1本早いバスでエズに到着することができました。弾丸旅行にとって、ホテルの場所選びは特に重要です。

エズへのアクセス方法

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ニースからエズ村に車以外の方法で行くためには、バスor電車+バスorタクシーという3つの方法がありますが、タクシーは1万円以上かかるので金銭的な理由でパス。

通常ならニースから直通で行けるバスを利用するのですが、事前に調べたところ、バス停がかなりわかりづらい場所にあることがわかりました。時間が限られている旅なので、今回は電車+バスで行くことに。

国鉄ニース駅からエズ駅までは、電車で4駅。約15分で到着です。

電車に乗る時に戸惑ったのが、駅の切符販売機にエズ駅が載っていなかったこと。後ろに並んでいた方に「モナコと同じ値段だから、モナコを選んで切符を買ったら大丈夫」とアドバイスをいただけたおかげで、モナコ行きの切符を購入し、無事に電車に乗ることができました。

国鉄エズ駅からエズ村までは、1時間半の登山が必要な距離。そのため、エズ駅近くのバス停からバスに乗ります(バスの運行はシーズン限定なので注意)。山道を25分かけて登るのですが、結構揺れるので、酔いやすい方は薬を飲んでおく方が安全です。

コートダジュールの大パノラマを楽しめる熱帯植物園

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無事にエズ村に到着したのは16時頃。とはいえ、7月のフランスの日没は20時半ごろ。まだまだきれいな青空を見られる時間帯です。

エズ村に着いたらまず向かってほしいのは、もっとも有名な景勝地である熱帯植物園。入園に6ユーロかかりますが、その値段の価値をはるかに超えるほどの絶景が待っています。

眼下に360度広がるコートダジュールの美しい景色を眺めていると、たくさんの人がこのエズ村に魅了される理由がわかります。

■詳細情報
・名称:熱帯植物園
・住所:06360 Eze France
・地図:
・アクセス:エズ村入り口から徒歩約20分
・営業時間:9時〜16時30分(1月~3月、11月~12月)、9時〜18時30分(4月~6月、10月)、9時〜19時30分(7月~9月)
・定休日:12月25日
・電話番号:(04)93411030
・料金:6ユーロ
・所要時間:約1時間
・公式サイトURL:https://www.jardinexotique-eze.fr/

迷路のように入り組むエズ村

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熱帯植物園を堪能した後は、エズ村の中で写真撮影タイムです。石で造られた建物が立ち並び、まるでRPGの世界の中のような村の中をぐるり。迷路のように入り組んだ村の中を進んでいると、アイスを売っているカフェやかわいいお土産屋さんに吸い寄せられ、いくら時間があっても足りません。

じっくり観光すること2時間。後ろ髪惹かれる思いでエズを離れ、行きと同様電車とバスを乗り継いでニースまで帰りました。

電車で25分で隣の国に!セレブの国モナコ公国

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早くも南フランス観光最終日。2日目は最初の目的地であるモナコ公国へ出発です。モナコ公国はフランスとイタリアの間にある世界で2番目に小さい国。フランスとは別の国になりますが、なんとニースからは電車で25分ほどで行けるのです。

近いとはいえ、高級ビル・クルーザーが立ち並び、ゴミ1つ落ちていない洗練されたモナコ公国はフランスとはまったく違う雰囲気。「セレブの国」と呼ばれるのもうなずけます。

ニースからモナコへのアクセス

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国鉄ニース駅からモナコの駅(Gare de Monaco)まで電車で1本。所要時間は25分でした。モナコ駅から中心地までは、歩いて15分から20分ほどかかるので、時間に余裕を持って行動したいところ。

ちなみに、ニースからモナコ公国までは、バスでも行くことが可能です。

高級クルーザーが立ち並ぶエルキュール港

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モナコの美しい建物と、高級クルーザーが並ぶ姿をすぐ近くで満喫できるエルキュール港。港の周りをぐるっと歩いていると、この景色が見えてきます。

この日は日曜日の朝ということで、人がほとんどいませんでしたが、逆に船が多すぎて、人を入れて写真を撮るには少し撮りづらいなと思う場面がしばしば。曜日や時間帯を変えることでクルーザーが移動して、写真を撮れるポイントが変わるのかもしれません。

モナコ公国のシンボルとも言える高層ビルとクルーザーが目の前に広がる景色は圧巻です。

■詳細情報
・名称:エルキュール港
・住所:Port Hercule
・地図:
・アクセス:Gare de Monacoから徒歩約15分

モナコの街並みを俯瞰で楽しむ大公宮殿

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続いて向かった場所は、モナコの街全体を俯瞰で撮影できる大公宮殿の展望台。エルキュール港から15分ほど歩いた場所にあります。

ぎっしりと密集するように立ち並ぶ高層ビル群とずらっと整列する高級クルーザーたち。俯瞰で眺めることで、「セレブ国」と呼ばれるモナコ公国の壮大さをより感じることができます。

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大公宮殿には、カラフルな色で彩られた壁もたくさん。壁を背景にかわいい写真を撮ってみてはいかがでしょうか。

■詳細情報
・名称:大公宮殿
・住所:Place Du Palais, 98015 Monaco
・地図:
・アクセス:Gare de Monacoから徒歩約15分
・営業時間:10時半~18時(4月)、9時半~18時半(5月~9月)、10時~17時半(10月)
・定休日:冬期
・料金:7ユーロ(展望台は無料)
・所要時間:約30分から1時間
ライター
Yuri フォトグラファー

大阪在住。「ふんわりかわいい写真」をテーマに、旅先の魅力やカメラの楽しみ方を発信中。フォトグラファー・ライターとして、メディア取材や地方自治体との観光PR、ウエディング/家族写真の撮影やイベント登壇などを行う。

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