cuchara(クチャーラ):大さじ
cucharita(クチャリータ):小さじ
といった感じで使い分けます。メキシコでは、この-itoをやたら多用するので、リスニングには注意が必要です!
歌ってるみたい?アルゼンチンのスペイン語
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アルゼンチンのスペイン語は曲者です。
イタリア移民が多い影響で、イタリア語のように抑揚が強く、「ダラ〜〜ラ♪ダラ〜〜ラ♪」と、歌っているような言い回しをします。
また、アルゼンチン人が話すスペイン語は、「ジャ行」が「シャ行」になったり、他の国では『tu(トゥ)』で表すはずの「君」という単語がアルゼンチンだけ『vos(ボス)』になります。例えば以下のようになります。
《例:Hola, me llamo María, y vos? (訳:こんにちは、私はマリア。君は?)》
ポイント1: “me llamo Maria”(私の名前はマリア)の部分、一般的な発音は「メ ジャモ マリア」ですが、「メ シャ〜〜モ マリア♪」となるわけですね。
ポイント2: 普通のスペイン語圏なら『tu(君)』となるはずですが、アルゼンチンでは『vos』と表現しています。
ところ変われば意味も変わる、スペイン語のオモシロさ
そのほかにも、チリのスペイン語は超早口だったり、コロンビア人は色っぽい発音だったり、エクアドルも『s』が薄めの発音だったりします。
上の動画は、メキシコからアルゼンチンはパタゴニア、スペインまで、様々なラテンの国々を旅したアメリカ人が「スペイン語ってなんてややこしいんだ!」と嘆く様子を紹介した歌です。
スペイン語はたった一つのフレーズでも、国によって全然違う意味に変わってしまう!そんな苦労を歌っています。
初めてスペイン語を学ぶなら、メキシコで!
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では、初めてスペイン語を勉強したいと思った時、どこで学ぶのがいいのでしょうか?
とにかくスペイン語留学を始めたい!という場合は、やはり今後需要の増えるであろう中南米、そのなかでもメキシコをおすすめします。
私はスペイン語をまず日本でスペイン人から学び、留学してメキシコ人から学びましたが、はじめは聞いたことのないメキシコ人のスペイン語表現にとても戸惑いました。
ですが、メキシコ人は比較的はっきり、やや低速で喋るので、学びやすいスペイン語と言われています。なので、スペイン語はメキシコで習うのが断然おすすめ。
どの国のスペイン語ネイティブもみな「メキシコ人のスペイン語でわからないことはまずない」と言っているので、間違いないと思いますよ!
では、みなさんのスペイン語学習が、実りある楽しいものになることを祈って…¡Suerte!