ライター
KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

誰もが一度はその名前を聞いたことがあるであろう、世界的にも有名なフランスの世界遺産「モン​・サン・ミシェル」。人生で一度は見てみたい絶景として多くのメディアが取り上げる、言わずと知れた観光スポットです。

実はイギリスに、モン​・サン・ミシェルに瓜二つの小さな島が存在します。

「セント・マイケルズ・マウント」と呼ばれるこの島は、巨人によって作られた島と語り継がれており、アーサー王伝説にも関係する歴史深い場所。パワースポットとしても大人気で、数多くの逸話が残るスピリチュアルスポットです。

見るものを魅了する神秘的な島、セント・マイケルズ・マウントは、いったいどのような島なのでしょうか?ぜひ写真とともに美しき島の様子を楽しんでみてください。

イギリスのモン​・サン・ミシェル、セント・マイケルズ・マウントってどんな場所?


イギリス最西端、コンウォールと呼ばれるエリアに存在するのが「セント・マイケルズ・マウント(聖・ミカエルの山)」と呼ばれる沖合に浮かぶ小さな島。


地図でもわかるように、マウントズ湾に位置し、潮の満ち引きによって歩いて島へ渡ることができる「タイダルアイランド」です。

現在、イギリス本土に繋がるタイダルアイランドは43個存在しますが、セント・マイケルズ・マウントはその中でも最も美しい景観だといわれる、知る人ぞ知る隠れた名所なのです。


フランスの修道院モン​・サン・ミシェルにそっくりであることから、「イギリス版モン​・サン・ミシェル」と言う別称までついているセント・マイケルズ・マウント。

写真だけでは見分けにくいほど瓜二つですが、フランスのモン​・サン・ミシェルは島に修道院が、セント・マイケルズ・マウントにはお城と礼拝堂が建っているという違いがあります。


この2つの島にはどちらも「聖ミカエル」を祭った修道院があり、ただ見た目が酷似しているだけでなく、歴史上、深い関係があることがうかがえますよね。


現在はナショナルトラストが管理していますが、島には今もなお12家族が暮らしており、庭園の手入れを始め、島の維持に貢献しています。

■詳細情報
・名称:Saint Michael’s Mount
・住所:Harbour View, Marazion TR17 0HS
・地図:
・アクセス:マラジオンビーチより徒歩約20分
・営業時間:9時30分~17時
・電話番号:01736 710265
・料金:24ポンド(約3,500円)〜
・所要時間:2時間〜
・オススメの時期:5月末〜9月
・公式サイトURL:https://www.stmichaelsmount.co.uk

ント・マイケルズ・マウントにまつわる逸話


セント・マイケルズ・マウントは数多くの逸話が語り継がれています(諸説あり)。そのうちのひとつは、セント・マイケルズ・マウントコーモランという巨人が作り上げた島で、そこに住んでいた巨人に多くの人々が食べられてしまっていたが、アーサー王と騎士たちが巨人を倒し、アーサー王に感謝した島の人々が山の上に教会を建てた——というもの。


そのため、ケルト神話やアーサー王伝説などを知る多くの巡礼者がこの地に訪れるなど、パワースポットとしての人気も高くなっています。

逸話でも語り継がれている教会は、現在も見学が可能です。 訪れる前にこれらの神話についても学んでおくと、よりいっそう島を楽しむことができるかと思います。

ボートで渡る?それとも歩く?潮の時間を確認しよう


360度海に囲まれたセント・マイケルズ・マウントは、タイダルアイランドと呼ばれる沖合の島。普段は海によって隔てられている陸地と島が、満潮時には島に、干潮時には陸繋島となる面白い島なのです。


干潮時には石畳の道が現れ、島まで歩いて向かうことができます。

夏であっても水がとても冷たいこと、石畳で足場があまり良くないことから、夏場であってもビーチサンダルなどを持参するのがおすすめです。


満潮時にもこのように、うっすらと石畳の道が目に見えます。しかし、中央部分が深くなっているため歩いて渡ることはできません。満潮時にはボートを利用して渡る必要があります。

満潮時の石畳は、写真スポットとして大人気。列に並ぶと、石畳の道に人がいない、まさにインスタ映えな写真を撮ることもできちゃうんです。満足のいくまで写真撮影を楽しめるのもうれしいポイントですよね。


潮が引き始めてから石畳の道が現れるまでは約10分ほど。この潮の満ち引きのタイミングはなかなか感動的で、訪れたらぜひ見てほしい瞬間のひとつです。また、長い一本道がセント・マイケルズ・マウントに繋がっている様子も、神秘的で見応え抜群。

満潮時刻にボートで島まで行き、島内を見学をしてから干潮に合わせて歩いて帰ったり、逆に干潮になってから歩いて島まで向かい、島内の見学をして満潮時にボート帰ったりすると、どちらの姿も楽しむことができるのでおすすめです。

もちろん、どちらも干潮時刻を狙って歩いて往復したり、360度海のある満潮時を楽しんだりと、楽しみ方は人それぞれ。


満潮、干潮の時間は公式サイトでも確認ができるので、チケット購入の前に干潮時刻を調べておくとスケジュールが組みやすいかと思います。


ボートで島まで向かう場合はボートの事前予約も必要です。公式サイトで往路の予約ができるので忘れずに予約をしておきましょう。

復路は公式サイト経由ではチケット購入ができません。帰りにボートを使うことを考えている方は、直接現地のチケットカウンター(ボート乗り口の前)で購入します。


また、ボート乗り場は住宅街の細道を抜けた先にあるため少しわかりづらく、「本当にこの道で合っているのか?」と不安になってしまうかもしれません。


メインの駐車場を出て道なりに歩くと、このように小さな看板が現れるので、この看板を探しながら歩くと迷わずに到着できます。小さい看板なのでぜひ注意しながら歩いてみてください。

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KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

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