地球温暖化問題が叫ばれるようになって、しばらく経ちます。しかし、毎日生活する上でそんなの実感しないし、他人事。なんて人も少なくはないでしょう。でも、自分の街が沈む…今までに訪れたあの思い出の場所が海に消える…そんなことが発覚したら、どうしますか?
アメリカの研究団体Climate Centralが発表した研究結果に基づいて、具体的に見ていきましょう。
え、それっていつ始まるの?
その時期を予測するのは大変難しいそうですが、現在の気温の上昇に伴う海面の上昇の推移をみると、200年後にはじまり、浸水はおよそ数世紀、あるいは2,000年間続くと言われています。
200年後なんて、遠い話、だって生きてないでしょ?そう思ったそこのあなた!200年ってそう遠くはないのですよ!
ざっくり予想してみると、これを読んでいるあなたの孫が、おじいちゃん、おばあちゃんになったころ。なんとなく、現実味を帯びてきませんか?
日本も沈んでしまうの!?
日本はご存知の通り海に囲まれた島国なので、多くの海に面した街は水没してしまうでしょう。
シュミレーションしてみるとよくわかりますが、2度の上昇でも、東京・大阪・名古屋といった大都市は、海の下…との予想がされています。
このような大都市が海の下へと消えてしまったら、果たして日本は機能できるのでしょうか…?
世界で水没する都市は?
世界に目を向ければ、水没してしまうことが予想される都市はもっとたくさんあります。
例えば…
・ダーバン(南アフリカ)
・ロンドン(イギリス)
・ムンバイ (インド)
・ニューヨーク (アメリカ)
・リオデジャネイロ (ブラジル)
・上海 (中国)
・シドニー (オーストラリア)
写真をみると衝撃がより伝わってくるものですが、中でもロンドンのビッグベンの半分が水に浸かってしまうのには、本当にびっくりです。
また、壊滅的な影響を受ける10ヶ所の大都市のうち、上海、天津、香港、台州という4都市が中国にあるため、中国が最も影響を受けるともされています。
どのくらいの人々が住む場所を失ってしまうのか?
アメリカの気候研究機関クライメート・セントラルが発表した論文によると、気温が2度上昇すれば、現在2.8億人の住む土地が水の下に没することになると言われています。