ライター
Ayano 旅する女将

外資系CAとして10年間勤務した後、東京の離島、神津島で宿「みんなの別荘ファミリア」をオープンし、奮闘中。 18歳で初めて一人で海外へ行ったのを皮切りに、留学、インターン、世界一周、航空業界と人生が旅に染まっていき、旅人を迎える側になった今でも旅に出るのはやめられない。家族からつけられたあだ名は"飛んでるねぇちゃん"。LAとマカオに居住経験あり。

地球温暖化問題が叫ばれるようになって、しばらく経ちます。しかし、毎日生活する上でそんなの実感しないし、他人事。なんて人も少なくはないでしょう。でも、自分の街が沈む…今までに訪れたあの思い出の場所が海に消える…そんなことが発覚したら、どうしますか?

アメリカの研究団体Climate Centralが発表した研究結果に基づいて、具体的に見ていきましょう。

 

え、それっていつ始まるの?

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Photo by remcovandermeer

その時期を予測するのは大変難しいそうですが、現在の気温の上昇に伴う海面の上昇の推移をみると、200年後にはじまり、浸水はおよそ数世紀、あるいは2,000年間続くと言われています。

 

200年後なんて、遠い話、だって生きてないでしょ?そう思ったそこのあなた!200年ってそう遠くはないのですよ!

ざっくり予想してみると、これを読んでいるあなたの孫が、おじいちゃん、おばあちゃんになったころ。なんとなく、現実味を帯びてきませんか?

 

日本も沈んでしまうの!?

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Photo by Guwashi999

日本はご存知の通り海に囲まれた島国なので、多くの海に面した街は水没してしまうでしょう。

シュミレーションしてみるとよくわかりますが、2度の上昇でも、東京・大阪・名古屋といった大都市は、海の下…との予想がされています。

このような大都市が海の下へと消えてしまったら、果たして日本は機能できるのでしょうか…?

 

世界で水没する都市は?

世界に目を向ければ、水没してしまうことが予想される都市はもっとたくさんあります。

例えば…

・ダーバン(南アフリカ)
・ロンドン(イギリス)
・ムンバイ (インド)
・ニューヨーク (アメリカ)
・リオデジャネイロ (ブラジル)
・上海 (中国)
・シドニー (オーストラリア)

写真をみると衝撃がより伝わってくるものですが、中でもロンドンのビッグベンの半分が水に浸かってしまうのには、本当にびっくりです。

また、壊滅的な影響を受ける10ヶ所の大都市のうち、上海、天津、香港、台州という4都市が中国にあるため、中国が最も影響を受けるともされています。

 

どのくらいの人々が住む場所を失ってしまうのか?

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Photo by Alex Bellink

アメリカの気候研究機関クライメート・セントラルが発表した論文によると、気温が2度上昇すれば、現在2.8億人の住む土地が水の下に没することになると言われています。

ライター
Ayano 旅する女将

外資系CAとして10年間勤務した後、東京の離島、神津島で宿「みんなの別荘ファミリア」をオープンし、奮闘中。 18歳で初めて一人で海外へ行ったのを皮切りに、留学、インターン、世界一周、航空業界と人生が旅に染まっていき、旅人を迎える側になった今でも旅に出るのはやめられない。家族からつけられたあだ名は"飛んでるねぇちゃん"。LAとマカオに居住経験あり。

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