世界一のワイン祭り
次に紹介するのは、デュルクハイムにて9月開催されているワインフェスティバル「Wurstmarkt(ワーストマルクト)」。約600年も続く伝統的なお祭りで、世界最大規模のワイン祭り!!そこには、移動式遊園地があります。
私はここで初めて見ましたが、ドイツでは人気だそうです。移動式と聞くとなんだかこじんまりしたものかなと思いましたが、まったくそんなことはなく、スケールが大きかったです!
食べ歩きもでき、ドイツに住んでいる友人におすすめを教えてもらい、ドイツ料理を色々と試すことができました。
お腹も満たされた後は、テラス席でレストランのような雰囲気で楽しめるところで、ワインをゆっくり堪能しました。前年度賞をとったものをそれぞれセレクトしました。
少し肌寒かったけどお日様が出て良い天気の中、とっても優雅なひととき。観光客は少なく、地元の人、ドイツの方が多い印象でした。600年も続く伝統的なお祭りは、地元の人が大切に受け継ぎ、愛されてきたからこそなのかなと思いました。
2018年は9月7~11日,14~17日の期間で開催予定です。ワインが好きな方、ゆっくりと色々なワインを楽しみたい方におすすめです。遊園地もあるので、子ども連れや大人数でもワイワイ楽しいはず!
世界的に有名なオクトーバーフェスト
きっと誰もが耳にしたことはある、「オクトーバーフェスト」。本場はミュンヘンにて9月下旬~10月上旬開催され、毎年約600万人が集まり、朝から晩まで連日ビール三昧できるお祭りです。
友人宅のあるフランクフルトから深夜バスでミュンヘンに早朝着き、平日の朝から人いないだろうと思っていたら…いました、朝からビールを求めに来る方々が!
ここにも移動式遊園地がありアトラクションを楽しむ人でにぎわっていました。男女問わずドイツの伝統衣装をまとっている人もたくさん!ハロウィンパーティーのような雰囲気です。
6つのビール醸造所から出しているビールをそれぞれのテントで飲むことができます。私は詳しくなかったので、毎年参加している方指定の「Hacker-Pschorr」という醸造所のテントに連れて行ってもらいました。
巨大なビアテントで伝統的なバイエルンの伝統的な楽曲の演奏を聴きながらビールが楽しめます。ウエイターさんがやってきたらビールやフードを注文し、その場で支払う方式です。
朝一で入場できたこともあり、演奏の間近の良席!今回ご一緒させていただいた方は毎年同じテントでバンドの方とも顔見知りで、日本のお菓子などを差し入れしていました。
1杯1リットルジョッキのビール!お酒弱い私からするとグビグビと飲んでいるのが心底うらやましかったですが、ビール大好きな人に囲まれ、自分も気持ちは酒豪で雰囲気をおもいっきり楽しめました。
テントによってビールはもちろん、演奏、雰囲気、サービスが異なります。ひとつひとつテントをまわって好きなテントで飲むことができます。
同じテントでも昼と夜でまた雰囲気が変わります!はしごするのもよいですが、1日で制覇するのは難しそうです。
ビール1杯1000円以上もするので正直なところバックパッカーには高いなと思っていたのですが、この雰囲気を入場料なしで味わえるのはかえって安いと思いました。
テントそれぞれで雰囲気が全く違うので、色んなテーマパークが集結したようなところ。はるばる日本からもリピーターがいるくらいファンが多いお祭りというのも理解できました。
2018年は9月22日~10月7日で開催予定です。本場ドイツで一度味わってみるとあなたもハマってしまうかも!?
あなたはどのタイプ?
食、ワイン、ビールにそれぞれ特化したお祭りを紹介しましたが、気になるところはありましたか?
今回歴史には触れていませんが、もともとお祭りは感謝や祈り、お祝いのためのもの。世界で最も大きなお祭りのオクトーバーフェストでさえも、訪問者の8割以上は地元ドイツ人。行くまでは大半が観光客なのではと思っていたので、驚きでした!
長く続いて人気なのは地元の人に愛されているからこそなのでしょう!私自身、地元の伝統的なお祭り(川越祭り)に参加しよう!したい!と思いました。
All photo by 波多江淳子
私がドイツやヨーロッパを7~9月に滞在した限り、毎週どこかしらでフェスティバルをやっていました。規模が小さくても、その分地元色が濃く、地元のことが深く知れたりもします。なにげなく街を散歩しているときにひょっこりとやっているお祭りや催し物を発見する楽しさはひとしおです。
あなたのベストオブフェスティバルを探しに世界を散策してみては?