旅を経験した学生が帰国後に悩むもの、そう「就職活動」。誰もが一度は通るこの就職という壁を、旅人学生たちはどんな風に乗り越えてきたのでしょうか。
今回は元・旅人就活生の方に取った、就職活動に関するアンケートをもとに、【旅人の就活】と題して彼らがどんな就活をしていたのかを複数回の記事に渡ってお届けいたします。
就職活動中の就活生の皆さん、ぜひ参考にして自分の納得のいく就活をしてくださいね。第1回のこの記事では、旅好きの皆さんが「学生のときに実際にどんな就活の仕方をしていたのか」を聞いてみました!
50名以下くらいのITベンチャーに絞って就活をした
大阪大学出身。大学四年を休学し、フィリピン英語留学、グアテマラスペイン語留学、キャンピングカーでアメリカ横断などをしながら初海外で世界一周を果たす。新卒でITベンチャーに入社後、TABIPPOにジョイン。現在は前職での経験を活かし、企業や旅行関連機関のマーケティング支援を行っている。
「50名以下くらいのITベンチャーに絞って説明会に足を運んでいましたが、実際に選考を受けたのは10社もなかったです。業界や職種に全くこだわりはなく、いきいきとワクワクしながら働けて、かつ本当に価値のある大きなことをやりたいという思いだけがベースにありました。
その中で自分に合ってそうだと思ったのが少数精鋭のITベンチャーだったので、ざっくりと人数・平均年齢くらいを確認してとりあえず説明会で話を聞いてみる、というスタンスだったと思います。」
とにかく刺激的な会社・成長できる会社・経営者を育てる会社・業界は問わない
1987年生まれ/新潟出身/慶応大卒業後、専門商社のミスミに入社。2013年8月に退職し世界一周へと出発。アメリカの砂漠での奇才フェス「バーニングマン」を旅のスタートに、900kmにも及ぶスペイン巡礼、ブラジルサルバドールで5週間太鼓の練習をして、カーニバルへ参加。アフリカ大陸では、大陸をバスを使って縦断するオーバーランドツアーに参加。現在はTABIPPOイベント事業「旅大学」の統括を担う。
「とにかく刺激的な会社・成長できる会社・経営者を育てる会社・業界は問わない」というようなスタイルでした。なので、戦略コンサル/リクルート/ユニクロ/星野リゾート/ミスミのみを受けました。
2度の就活を経てリクルートへ
1988年群馬県みなかみ町生まれ。立教大学法学部。大学3年夏に海外留学(アメリカオハイオ州)を経験。大学を卒業後、リクルートライフスタイルじゃらんへ新卒入社。株式会社trippieceマーケティング担当。現在は政府観光局や自治体、企業のマーケティング・PRを自社媒体を使い支援。国内海外含め実際に現地に出向くことも多く、学生のとき以上に旅をしながら仕事をしている。
「2度就活をしているのですが、1度目の就活はリクナビで何社にもエントリー。(第一志望だったリクルート、興味のあるメーカー、ITベンチャーなどなど)2度目の就活は企業を絞って就活。リクルートライフスタイルしか受けていません。
元々、舞台をやっていて舞台の道に進むか就職するかで迷っていました。1度目の就活では第一志望だったリクルートに落ちてしまい、他何社かから内定も頂きました。しかし、その内定よりも目の前にやりたいこと(舞台)があり、これをやらなければ人生後悔すると思っていたので思いっきり舞台をやる1年を作りました。
その中で、働きながらでも舞台はできることや1回やはり社会に出て働くことの重要性を実感し、2度目の就活では新卒ながら転職者枠でリクルートライフスタイルを志望し内定を頂きました。」
大型の説明会などは一切参加しませんでした
1988年生まれ/埼玉出身/立教大学在学時に1年間休学しアメリカへの交換留学後に世界一周の旅へ出るが初日のペルーでバックパックを紛失しリュックサックひとつで20ヶ国を巡る。卒業後、株式会社サイバーエージェントに入社、2013年に退職しTABIPPOを法人化。イベント事業では各種旅行系イベントの企画、実行、マーケティング事業では様々な企業のマーケティング支援を行なっている。
「インターネット広告代理店のみ、5社ほどエントリーした。大型の説明会などは一切参加しませんでした。」