世界中を旅し、たくさんの貴重な体験をした旅人学生たち。そんな彼らでも初めての就職活動ではさまざまな悩みや葛藤があったはず。
そこで今回は世界一周経験者も含めた社会人に就活中の不安や悩みをどのように克服したのかを聞いてみました。
*編集部追記
2016年10月公開の記事に回答者を2名追加しました。(2019/3/15)
*現在TABIPPOでは、旅好きや旅経験のある求職者の方にTABIPPO限定の特別セミナーや企業を紹介するサービス「旅人採用」を運営しています。
100%全ての条件がそろうことはない
大阪大学出身。大学四年を休学し、フィリピン英語留学、グアテマラスペイン語留学、キャンピングカーでアメリカ横断などをしながら初海外で世界一周を果たす。新卒でITベンチャーに入社後、TABIPPOにジョイン。現在は前職での経験を活かし、企業や旅行関連機関のマーケティング支援を行っている。
「最初は、本当に自分に合った会社が見つかるのか?という不安はありました。ですが、100%全ての条件がそろうことなんてほとんどなくて、自分の中で優先度をつけて軸を大きく3つくらいに絞ってからは企業選びがぐんと楽になりました。
部屋探しの時にも、絶対譲れない条件、あればなお良い条件、最悪どっちでも良い条件とかで分けて考えますよね。全ての条件を満たす部屋なんてないのと同じで、絶対譲れない条件だけ決めてあとはフレキシブルに色んな会社を見ていました。」
心の底からいいと思える企業があるか
1987年生まれ/新潟出身/慶応大卒業後、専門商社のミスミに入社。2013年8月に退職し世界一周へと出発。アメリカの砂漠での奇才フェス「バーニングマン」を旅のスタートに、900kmにも及ぶスペイン巡礼、ブラジルサルバドールで5週間太鼓の練習をして、カーニバルへ参加。アフリカ大陸では、大陸をバスを使って縦断するオーバーランドツアーに参加。現在はTABIPPOイベント事業「旅大学」の統括を担う。
「自分が心の底からいいと思える企業に出会えるのか。が一番の悩みでした。就活を終えての感想は、正直あまりないなという印象でした。」
身の回りの人にたくさん話を聞くこと
1988年群馬県みなかみ町生まれ。立教大学法学部。大学3年夏に海外留学(アメリカオハイオ州)を経験。大学を卒業後、リクルートライフスタイルじゃらんへ新卒入社。株式会社trippieceマーケティング担当。現在は政府観光局や自治体、企業のマーケティング・PRを自社媒体を使い支援。国内海外含め実際に現地に出向くことも多く、学生のとき以上に旅をしながら仕事をしている。
「不安や悩みはもちろんありました!同じ就活生と話をして解消したり(ただやりすぎると流されてしまう場合もあるので注意)自分のことをよく理解してくれている親や友達に話を聞いてもらっていました。また人生の先輩、社会人にもたくさん話を聞いてもらっていましたね!」
海外で就職活動をすることを強みに
1987年生まれ/元株式会社オプト勤務/TABIPPO創業メンバー。慶応大学在籍中にNYへ交換留学。「慶応生ルイスの留学×流学」はブログランキング上位の人気ブログに。約10ヶ月の留学中にボストンキャリアフォーラムにて就活も終わらせ、その後世界一周の旅へ出発。帰国後に世界一周団体TABIPPOを立ち上げる。
「僕はボストンで開かれる留学生向けのキャリアフォーラムで就活をしました。日本で就職活動をしている仲間たちと境遇が大きく違ったことは気になりましたが、それはそれで1つの強みにするしかないと開き直りました。」
厳しい言葉をいただく
1992年生まれ。大学2年次に内閣府主催の『世界青年の船』に参加したこと、インターンを通して出会った尊敬する多くの社会人から受けた影響をきっかけに世界一周を決意。休学をしなかったため、帰国後すぐに就職活動を開始し、クックパッド株式会社に入社。
「不安はありました。とにかく人に会って、自分の口で思いをしゃべるうちに、整理できるし、いいアドバイスや厳しい言葉をいただくようにしていましたね。」