ライター
貝沼和 TABIPPO CARAVAN

ソウル在住10年の複業フリーランス。2人の女の子を育てながら、ライター、SNS運用、カスタマーサクセス、コミュニティ運営、日本語教師など「人生に彩りのある選択肢を届けたい」という想いのもと多方面で活躍中。座右の名は「和をもって尊しとなし」

SNSで話題になる旅のキャンペーン、若年層に刺さる観光プロモーション。

その裏側には、“あたらしい旅”の発信に特化したマーケティングのプロ集団、TABIPPOの存在があります。

今回は、そんなTABIPPOで企業・自治体のマーケティング案件を担当するさんに吉田 実佐子(以下 miii)さんインタビュー。

「ユーザーの心に本当に届くもの」を作るために、どんな視点でプロジェクトに向き合っているのか。クライアントの想いと、ユーザーのリアルなニーズ、その両方を大切にする彼女の仕事観を、実際のプロモーション事例とあわせてご覧ください。

吉田 実佐子
三重県うまれ、気づいたら住民票は茨城県。旅をこよなく愛し、放浪するあまり「どこにいるかわからない」と聞かれる始末。2023年にTABIPPOへジョイン。Instagramでは#miiitrip_〇〇というオリジナルハッシュタグで旅情報を発信中。さつまいもとカヌレ、きらきら光る水面が好き。

多彩なジャンルを旅の力でつなぐ。miiiさんが手がける幅広い案件の世界

 ーmiiiさんが今まで関わってきた案件はどのようなものがありますか?

本当に幅広いジャンルの案件を任せていただいてきました。

たとえば、旅行予約サービス「Traveloka」のように旅行商品を紹介する案件もあれば、「ヤシノミ洗剤」のように、“旅×プロダクト”という切り口で展開したプロモーションもあります。

また、地方自治体と連携した観光振興の案件も多く、なかにはプレス向けの取材企画で、旅のコース設計を1から自由に任せていただいたこともありました。

吉田

尾道案件自由度高く企画したプレスツアーを、形にして届けた事例

 ー本当に幅広い案件を手がけているんですね。

そうですね。旅と掛け合わせられる案件って多いですからね。商品の魅力を伝える手段として「旅」を活用したり、体験型のプロモーションにしたりすることで、よりストーリー性のある発信ができるんです。

吉田

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クライアントとユーザーの間をつなぐ、TABIPPOの企画制作のこだわり

 ー企画から制作まではどのような流れで取り組んでいるんですか?

セールスが獲得してきた案件に対して、制作側で目的やターゲット、KPIなどを言語化していきます。「どんな形で記事にするか」「どんな切り口が適しているか」などをセールスともすり合わせながら、クライアントとも密にコミュニケーションをとって進めていきます。

たとえば、キャンペーン案件であれば、まず予算や目標、求める成果をヒアリングし、TABIPPOとしてどう表現し、どう届けていけるかを一緒に設計していくイメージです。

吉田

 ー実際に記事を形にするために、どのような点に気をつけていますか?

まず大前提として、クライアントが実現したいことをきちんと形にすることを大切にしています。ただ、それだけではなく、ユーザーが本当に求めていることと、クライアントの目的が重なるポイントを見つけることを意識しています。妥協点を見つけるのではなく、お互い高め合えるような、三角形の頂点を見つける感覚でいます。

そのうえで、「もし自分がTABIPPO.NETの読者だったら、どんな旅のコースに魅力を感じるか?」そんなふうに、常にユーザー目線を持ちながら企画やコンテンツを考えるようにしています。

吉田

飛騨高山心が納得するまでリサーチを重ねていいものを作る
 ー妥協点ではなく、ユーザー目線もしっかり入れた、お互いが高め合うところ。それはmiiiさんだからこそ実現できる世界なのかなと。

「記事に出会って旅の一歩を踏み出した。」そう言ってもらえるのが、何よりものやりがいです。だから、PRの案件であったとしても、嘘は絶対につきたくない。自分が本当にいいと思うものを作っています。

吉田

尾瀬リトリートで見せた自然体の「あたらしい旅」のカタチ

 ーとくに印象に残っている案件はありますか?

どの案件にも思い入れが強いんですが、最近だと、「群馬・尾瀬リトリート」の旅の案件が印象に残っていますね。これは、TABIPPOの社長であるしみさんに実際に現地を巡ってもらい、その体験をもとに記事にしたものなんです。

吉田

 ー私、こちらの案件をみたときに、「これ案件だったんだ」とびっくりしたんです。

そうなんです。“案件っぽく見せない”ということは、かなり意識しているポイントで。このリトリートの企画をいただいたとき、「リトリート=女子旅」というイメージが強いと感じたので、あえて男性がリトリートをするという切り口で企画を立ててみました。

「男性がリトリートを求めるとしたら、どんな目的で?どんなライフスタイルの人?」そんなふうに、対象となる人物像を丁寧に掘り下げながら、しみさんと一緒に「どんなコースが本当にリトリートとしてユーザーに響くのか」を徹底的に話し合って、記事を仕上げました。

吉田

群馬・尾瀬リトリートユーザー目線にとことんこだわり形にした、「群馬・尾瀬リトリート」旅

 ーそれで、案件っぽく見えない自然体の記事になっていたんですね。

そう言っていただけると、本当に嬉しいです。“案件っぽく見えない”からこそ、ユーザーが記事に出会ったときに、心から「ここに行ってみたい」と思ってもらえるんじゃないかと思うんですよね。

記事にするからには、より多くの人に実際に足を運んでもらって、旅先を楽しんでほしいという想いが根底にあります。だからこそ、「自分だったら本当に行きたいと思えるか?」という感覚をとても大切にしていて、自分の心がちゃんと動くまで、丁寧にリサーチして取材するようにしています。

吉田


◆関連記事:休みたくても休めない。そんな頑張り屋さんに贈る「群馬・尾瀬リトリート」旅

TABIPPOだからこそ、生み出していける価値とは

 ーTABIPPOで案件を形にしていくことの価値は、どこにあると思いますか?

やはり、若年層とのつながりが強いというのが、TABIPPOならではの大きな強みだと思っています。

SNSを通じた一方通行な発信だけではなく、常に“対話”が生まれる関係性を築けているのがTABIPPOらしさであり、それがマーケティング案件としても大きな価値になっていると感じます。

こうしたつながりがあるからこそ、今のトレンドや空気感をキャッチする力があるし、若い世代のリアルな声にも触れやすい。その距離感の近さが、柔軟な視点や提案につながり、クライアントにとっても価値ある企画を生み出せるポイントなのかなと思っています。

吉田

「旅する人を増やしたい」miiiさんのこれからの挑戦

 ーmiiiさんが今後やっていきたいことはありますか?

旅する人を増やしていきたいし、旅ができる機会ももっと届けていきたい。そして私自身も、ずっと旅をし続けていたいと思っています。

世の中のトレンドや情報の流れはどんどん速くなっていて、旅のスタイルも変わっていくと思うんです。でも旅の本質的な魅力だけは、どんな時代も変わらないと信じています。

TABIPPOの理念に共感しているからこそ、TABIPPOを通して、人生に何かしら影響を与えるような、旅のきっかけを、これからも届けていけたらいいなと思っています。

吉田

miitrip旅好きmiiiさんのハネムーンスタイル
 ーmiiiさんにとって、旅とはどんなものでしょうか?

私にとって、旅はインプットの機会のような気がします。日常のなかでアウトプットばかりしていると、だんだん枯渇してしまうというか、出せるものがなくなってくる感覚があるんです。

でも旅をすると、自然と頭のスイッチが切り替わって、新しい刺激やインスピレーションをたくさん受け取れる。だから、私にとって旅は“補給”のようなものなんですよね。

制作の仕事をしていて行き詰まったときも、必ずどこかに出かけるようにしています。そうすると、不思議なくらい、いいアイディアがふっと降りてくることが多くて。

人生においても同じで、ちょっと立ち止まったり、行き詰まったときこそ、日常から少し離れてみる。そうやって視点を変えてみると、必ず何かが見えてくる。それが、私の思う「人生を豊かにする」ということなのかなと思っています。

吉田

変わりゆく時代のなかで、変わらない旅の魅力を

「旅は人生を豊かにする。」

それはmiiiさんが大切にしている想いであり、TABIPPOが掲げる「旅は人を幸せにし、強くし、利他の心を育む」という理念にも通じています。

企画から制作まで、ユーザー目線を大切に案件に向き合い、旅の魅力を自然体で伝えていくmiiiさんの記事は、まさに「旅の価値を伝える」ことそのもの。

変化の早い今の時代でもぶれない「旅の本質」を見つめながら、多くの人にあたらしい旅の形や体験を届けていく姿勢が、これからの旅の未来をつくっていくのだと感じました。

これからも、miiiさんがどんな旅を伝えていくのか楽しみです。

Photos by TABIPPO

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ライター
貝沼和 TABIPPO CARAVAN

ソウル在住10年の複業フリーランス。2人の女の子を育てながら、ライター、SNS運用、カスタマーサクセス、コミュニティ運営、日本語教師など「人生に彩りのある選択肢を届けたい」という想いのもと多方面で活躍中。座右の名は「和をもって尊しとなし」

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