ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

こんにちは!TABIPPO編集部の西嶋です。みなさん、TABIPPOのメンバーについて、どのくらい知っていますか?

TABIPPOが10周年を迎えたこの機会にもっと一人ひとりのことを知りたい!ということで、社員さん全員にインタビューしてみるチャンスをいただきました。

今回お話を聞いたのは、TABIPPO代表の清水直哉さん(以下:清水/なおさん)と、ディレクター・編集者の向井愛美さん(以下:向井/まなみん)。経歴が似ていて、一緒に仕事をすることも多いというおふたりです。

まず、自己紹介をお願いします!

向井

向井愛美です。大学卒業まで大阪で過ごし、就職を機に上京しました。

新卒で入社したのは、Web広告代理店のセプテーニ。SNS広告のコンサルタントをしていました。その後、転職して海外マーケティングの仕事を経験し、フリーライターの時期を経て、TABIPPOに入社。今はマーケティングチームでタイアップ広告の企画・制作をしつつ、メディアの特集やコンテンツのディレクション・編集も担当しています。

清水

TABIPPO代表の清水です。僕も同じく、Web広告代理店出身。新卒でオプトに入社しました。経歴はいろんなところで話してるので、何か別のことを話そうかな(笑)。

好きなものは、サッカーとマンガです。意外って言われるけど、ピアノも10年やってたし、ゲームも大好きです。旅人におすすめのマンガは、『バーテンダー』です。おもしろいし、旅したくなるからぜひ読んでみてください!

次は、お互いの紹介をお願いします!

向井

最初の印象は「旅人だからなのか?自由気ままだな〜」でした。実はなおさん、最初の面談に1時間以上遅刻したんです(笑)。

そして、その面談も半分くらいはマンガの話で「いま、俺これ読んでてさ~」って!わたしもマンガが大好きなのですごい盛り上がったんですけど、そんな面談なかなかないですよね(笑)。

清水

人見知りだから、盛り上げようと思って頑張ったんだよね。真面目な話ばかりだと、相手の人間性が見えないし。

ディレクターが足りなくて困ってたとき、知り合いから紹介してもらったのがまなみん。最初は業務委託としてお願いして、しばらくして正社員になってもらったんだけど、バリバリ仕事してくれて本当にありがたいと思ってる!

TABIPPOといえば旅!一番思い出深い旅は?

清水

19歳ときのヨーロッパ旅かな。ヨーロッパって、ひとつの地域として、似たような国々、人々の集まりだと思ってたんです。

でも、陸路でぐるっと10か国以上をまわってみると、全然違うことに気付きました。すぐそこにある国なのに、食べてるものも違えば、言葉も価値観も違う。それを目の当たりにして、「ヨーロッパでこんなに違うなら、世界中の人たちはもっと違うんだろうな」と感じて、世界一周の旅に出たと言ってもいいくらい。

この経験が、今の自分のベースになってると思う。多様性が本当の意味で理解できたのは、大きい経験でしたね。

向井

カナダのビクトリアに1か月間の短期留学をしたときのことですかね。当時の私は20歳で、初めての一人海外でした。

ビクトリアの街をひとりで歩いていたとき、初めてずっと感じていた日々の閉塞感から抜け出したような気がしたんです。「外国の街を一人で歩ける日が来るなんて!どこにでも行けるし、なんでもできる気がする!」と。大袈裟ですけどね(笑)。

もっといろんなものを見たい、いろんな人と会いたい、生まれた場所以外の土地にも住んでみたい……カナダのビクトリアは、初めてそんなふうに感じさせてくれた特別な街です。

前職のWeb広告代理店とTABIPPOでのお仕事、どんな違いがありますか?

向井

広告代理店時代から一番変化したのは、働き方が柔軟になったこと。Web広告の運用をしていたので、片時もPCが手放せなかったんですよね。勤務時間もきっちり決まっていたし、テレワークもしたことがなくて。もちろん当時からお休みの時は旅行に行ったりもしてましたが!

今は、時間も場所も自由に選べるので、働きたいときに集中して働けるのがありがたいですね。

清水

広告代理店の仕事は、「つまんない」「やりがいがない」っていう悩みとは無縁。市場や商材は常に変化するし、責任ややりがいもたくさんある。一方で、業務のコントロールはしにくいんだよね。クライアントからお預かりしている予算が大きい分、プレッシャーも大きいし、やること・やれることも無限にある。それはそれで面白いけど、今の仕事とは全然違う印象。

向井

そうですよね。だからこそ、最初に広告代理店に入ってよかったと思います。Webマーケティングの知識はもちろん、マルチタスクをこなす力や、俯瞰する視点、マネジメント経験など、さまざまなスキルを短期間で身につけられました。

清水

広告代理店は何もかも仕組み化されてるよね。みんなで積み上げる、学ぶ、ノウハウを言語化して共有するっていう意識がある。TABIPPOはまだまだ、チームで物事に向かっていく意識は弱いかな。

向井

確かに。広告代理店では「達成」が第一目標だったので、その目標のために「今、自分は何をするか」「部下には何をしてもらうか」「マネジャーにどう貢献できるか」を常に考えていました。TABIPPOも組織が大きくなるごとに、必要になりそう。

モチベーションが上がるのはどんな時?

向井

仕事を任せてもらえたとき!実力を認めてもらえてるってことだし、「もっとチャレンジして成長してほしい」とか、いろんな期待が込められていると思うから。裁量権をもらって、上流から進められる仕事が好きなんです。

清水

僕にとって仕事は「モチベーション高いから頑張れる/モチベーション下がったから頑張れない」というものじゃない。たき火みたいにずっとふつふつと燃えてるタイプ。

ずっと燃え続けられるのは、強い原体験とビジョンがあるから。TABIPPOの仕事って、目の前に参加者がいるし、一緒にお酒を飲めることすらある。学生支部のスタッフが「TABIPPOの活動をやって良かったです」って言いに来てくれたりもする。こういう仕事だから、たき火の火はずっと燃えたままなんでしょうね。

TABIPPOで成し遂げたいことはありますか?

清水

やりたいことはたくさんあります。旅を広めるために手段は問わずにチャレンジするのがTABIPPOなので。

個人的には、はやくオフィス以外に人が集まれる場所を作りたいなとは思っています。カフェなのか、ゲストハウスなのか、ビルを一棟まるまる拠点にするのも、村をつくるのも面白そうですね。

あとは、旅を通して文化に貢献したいという想いもあるので、自分が大好きなビールやお酒、コーヒーや漫画をコラボして作ったり、広めたりする仕事もやっていきたいです。

向井

メディアをもっともっとアップデートして、見ているだけでワクワクするようなものにしたい。雑誌みたいに写真メインの記事とか、縦書きの記事があったりとか。既存の「Web記事」を超えていきたいのかな。何より、面白いものを作りたい!

最後に、経歴以外でのおふたりの共通点を教えてください!

清水

僕もまなみんも戦略思考だと思うな。努力よりも戦略が大事だと考えていて、つまり要領がいいタイプ?努力も大事だけどね。

僕自身はそれを受験を通して身につけたかなと思っていて、まず勉強するんじゃなくて、勉強法を学んだんだよね。

向井

確かにそうかも。要領がいいは良い意味も悪い意味もあると思うけど、よく言われていた気がします。

昔からとにかく目標を据えて考えるのが好きでしたし、目標達成を数字で見て喜ぶ人。スイミングスクールでのタイムに始まり、学生時代の成績表とか模試とかもそう。「このために、これが必要で、だからこれをやる」みたいな。勉強も模試も大好きなガリ勉でした(笑)。

――清水さん、向井さん、ありがとうございました!創業メンバーと入社して日が浅いメンバーという組み合わせですが、お互いへの信頼がうかがえました。また、前職の経験に対する自信がにじみ出ていて、素敵でした!

TABIPPOは2020年4月10日、10周年を迎えました。10周年を記念して、ブランドリニューアルやクラウドファンディングなどを実施しました!ぜひぜひチェックしてみてください。

10th特設サイトを見る

All photos by Arisa Takeshima
Direction & Interview by Arisa Takeshima

ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

RELATED

関連記事