日頃から写真を撮ることが大好きな私。しかしカメラを持ち歩くのは旅行のときばかりで日常を切り取ることは疎かにしがちです。
しかし、この1ヶ月はカメラを日常的に持ってみることに!どんな風景に出会えるのかとウキウキしながら、日々の風景を切り取ってみました。
そのなかで大活躍した高倍率ズームレンズ「TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」についてもレビューをしながら、夏の終わりの1ヶ月を振り返ります。
超望遠から広角まで幅広い焦点距離に対応しているからこそ、1本だけでさまざまな描写を撮影できるのが魅力ですよ!
まだ暑い9月は避暑地・軽井沢に日帰り旅行へ
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 18 mm 1/800秒 f5
9月のある日、今日は念願のドライブ女子旅へ!みんなと集合したら、今回の目的地である軽井沢へと車を走らせます。
まず最初の目的地は、白糸の滝。約70mにもわたって、無数の細い滝が水のカーテンのような景色が有名です。しかし、私のお気に入りは、メインスポットの少し手前にある、大木が倒れているスポット。
ここは素通りする人が多い場所ですが、なんだか時が止まったような神秘的な雰囲気に惹きつけられます。この日は、大木の横を通った瞬間に気温がグッと下がり、マイナスイオンをダイレクトに感じたような気分でした。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 167 mm 1/125秒 f9
バックグラウンドミュージカルのように流れる滝の音と、時が止まったかのような風景の中に時折ひらりと落ちてくる葉。なんとも不思議な景色で、ずっと見ていたくなります。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 121 mm 1/40秒 f8
いつも旅行では、荷物を最小限に抑えるために、28-75mmの1本のみ。しかし、風景写真はどうしても「もう少しアップで撮影したいのに、これ以上ズームできない!」なんてこともしばしばあります。
今回のお供は18-300mmと広角から望遠まで幅広い撮影が叶えられます。広角でその空間全体を捉えたり、ズームして植物の細かいところまでを撮影したり。
レンズを付け替えることなく、様々な写真を切り取れるのがとても便利でした!
お土産にはその土地ならではの旬のものを。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 39 mm 1/400秒 f4
私は旅行のお土産には、基本的にその土地ならではの食材を購入するのが決まり。今回の軽井沢旅行ではりんごを購入しました!なんとつやつやと輝くりんごが8個も入って、お値段は約1,000円。お得すぎて値段を思わず驚いたくらいです。
袋を持った瞬間にずっしりとしていて、食べる前から「これはおいしいな」と確信しました。
帰宅後、冷蔵庫で冷やして食べてみると、シャキシャキ食感がたまりません!噛む度に果汁が溢れてきて、果汁で溢れれば溢れるほど私の心は幸せでいっぱいに。程よい酸味と甘みが絶妙なバランスで、食べ始めたらあっという間に1玉食べ終わっていました。
この日以来、おやつにりんごを食べるのが日課に。毎日のおやつタイムが待ち遠しい日々でした。
季節のうつろいを感じる散歩道
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 30 mm 1/1’250秒 f4.5
稲穂が垂れ、秋の訪れが感じられるある日。幾度となく通った散歩道に、この日はカメラを片手に訪れてみました。
まだまだ残暑が厳しく、ギラギラとした太陽を感じながら、歩いているといつもは何気なく歩いていた景色がなんだか絵画のように見えてきました。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 300 mm 1/2,000秒 f6.3
この季節になると毎日のようにやってくる白鷺。飛ぶときにファサッと大きな羽を広げ、悠々と移動する姿は迫力があり、美しくもかっこいいです。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 300 mm 1/1’250秒 f6.3
ずっと白鷺に夢中になっていましたが、ふと頭上を見上げるとトンビの姿も。大きな羽を広げ、大空を周回していました。
写真を見てみると、羽の質感まで撮影できていて、肉眼ではわからない細かい部分もしっかりと切り取られていました。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 38 mm 1/200秒 f4
別日、夕方に玄関を出てみると、ほんのりと色づいた空と月の姿が。とても美しかったので、慌てて部屋までカメラを取りに行き「今日も1日が終わるな」と思いながら、撮影した1枚です。
夕暮れ時の空は、同じことはなく、日によってはオレンジ、また次の日はわたあめのようなビンク色と、毎回全く違う表情をしているから何度見ても飽きることはありませんね。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD / 300 mm 1/200秒 f6.3
さらに、月をアップでも撮影してみました。ぐいーんとズームすると、月の質感がわかるまでに。
「明日はどんな夕暮れかな、どんな月が見られるかな」と心がちょっとだけうきうきするのを感じながら、自宅へと戻りました。
残しておきたい瞬間が日常の中にもたくさん
カメラ片手に1ヶ月を過ごしてみると、それほど特別な日ななかったはずなのに、200枚近くもの写真を撮影していました。そのときは何気ない日常でも少し経って振り返ってみると、すごく大切な日々だったなんてことも。
ふらっと出かける日帰り旅行、そこで買ったお土産、いつもの散歩道など、今振り返るとどれもかけがえのない時間になっています。
All photos by Kanako Kurihara