2人で1台のタンデム自転車で世界でいちばん長いハネムーンへ

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世界を旅するきっかけは人それぞれだと思いますが、「連れて行かれた」と感じるケースは滅多にありませんよね。

今回紹介する「世界でいちばん長いハネムーン(風濤社、著:宇都宮一成、宇都宮トモ子)」の著者の一人、宇都宮トモ子さんはそう思ったそうです。

海外を自転車で旅するだけでも、若干躊躇しそうなものなのに……タンデム自転車。10年間で88カ国をめぐる旅を通じて深まった二人の絆。感動あり、笑いあり、喧嘩ありの面白エピソード満載の一冊です。

 

素適なカップルのタンデム自転車旅の日記風エピソード集

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photo by pixabay.com

本著を手にした最初の印象は、「デカっ、厚っ!」というもの。そして、表紙をめくって「えっ、文章は上下2段?」という、そのボリュームに驚かされました。読み応え、十分です。

なにせ、10年半にも及ぶ旅行記なので納得です。

読んでいて面白かったのは、それぞれの旅のエピソードが2人の日記風の文章で交互に綴られている点。2人の文章はとても読みやすく、自転車好きの夫・一成は、旅のコースや路面状況、自転車の装備といったテクニカルな部分と妻・トモ子への気遣いなどが随所に見て取れます。

一方、妻・トモ子は、景色や食べ物などの描写が大変面白く、また自転車旅初心者ならではの不安や愚痴、戸惑いを夫・一成に対する優しさで包んだ皮肉と一緒に綴っています。

随所に掲載されている可愛らしいイラストもぜひ見て欲しい点です。

 

夫婦2人旅とタンデム自転車の愛称はバツグン!

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photo by pixabay.com

本著は「夢のはじまり」という前書きから始まります。

多くの読者がまず思う、「なぜタンデム自転車なの?」という疑問に答えてくれています。自転車で世界をめぐる旅人は結構多く、それを扱った旅本も多く見かけます。

タンデム自転車の魅力について、著者はかつて旅先で出会った、ある一組のアメリカ人サイクリストの言葉として、「いつも一緒にいられる」点を挙げています。

確かに、別々の自転車で併走する旅は、“結局は個と個の走り”に過ぎません。しかし、タンデム自転車は“一緒に走れる”という点で、実は夫婦やカップルとの2人旅にぴったりの移動手段なのかもしれません。

もっとも、夫・一成は自転車を「『移動手段』ではなく『旅の目的』そのもの。」と語る、根っからのサイクリストではありますが。笑

 

異なる文体、微妙な視点・感じ方の差が絶妙なコントラストで綴られる旅

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photo by pixabay.com

当初、「変わった旅のスタイルだな」くらいにしか思っていなかった、夫婦2人で挑むタンデム自転車で世界を走る旅。しかし、読み進めていくうちに、他の旅とは違う、今までに感じたことのない面白さに引き釣り混まれました。

それは、2人の視点・感じ方の違いというか、濃淡、コントラストです。

同じ道を、同じ時に走り、同じ景色を見て、同じものを食べているにもかかわらず、二人の見え方・モノの捉え方には微妙なズレというかコントラストの差があります。

当然といえば当然ですが、「1つの旅で2度美味しい」的な面白さが味わえるのが本著が他の旅本と大きく異なる点だと思います。

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1976年、栃木県生まれ。大学卒業後、紙・Web媒体の制作会社にて採用パンフレットやCSRレポートといったコーポレートコミュニケーションツールの編集、ディレクション、プランニングを行う。2012年…

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