理由4:運が良ければ捕食シーンも生で見られるから
photo by Reika Narishima
猫の王様、ライオンの捕食シーンに遭遇できました。弱肉強食を目の当たりにした瞬間です。
大自然の中に不自然に佇むゲームドライブカーの対比が不思議な感じでした。自然と人工、観るものと、見られるもの、食べるものと食べられるもの。
普段はさほど気にしていない生態系や食物連鎖を目にして、「生きるために食べること」を意識しました。
もともと食べ物は残さない主義ですが、大自然の中でライオンが食べた残りをハイエナやハゲタカが争って食べる姿、骨になって行く被食者たちを見て、「誰かの命をいただいていること」の認識を再確認し、食べ物は綺麗に食べようと改めて誓いました。
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他の車ではセルフィーを撮ろうとしている人もいました。
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ライオンの捕食シーンの近くではカバが群れをなしているなど、至る所で様々な動物の生活を垣間見ることができます。まるでナメック星のような光景です。
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草原では大きなゾウの群れと遭遇しました。
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むしゃむしゃご飯を食べる象。象のもぐもぐタイムも見られました。
理由5:全部見つけたらラッキー!?BIG5探しに夢中になれるから
サファリではBIG5(ビッグファイブ)と呼ばれる動物がいます。BIG5とはチーター、ヒョウ、ライオン、バッファロー、サイのこと。
photo by Reika Narishima
こちらは二匹のオスチーター。走っている姿は残念ながら見られませんでしたが、チーターを見られるのはかなりレアなようです。
動物占いがチーターだったので仲間に会えた感じがして、とても愛着が湧きました。実際のチーターは愛嬌がなかったですが……。
photo by Reika Narishima
写真中央樹のシルエットがヒョウ。残念ながら、近づくことができませんでした。
数年前にはある家族が公園内の宿泊施設に宿泊し、子供が寝ている間に、両親が少し離れたレストランで食事をしていたそうです。すると子供が目を覚ましてお母さんを探して外に出てしまい、行方不明に。翌朝、樹に手がぶら下がっていたのだとか……。
ヒョウは自分の獲物を樹にかけてキープするそうです。
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百獣の王ライオンは、まさにライオンキングのような岩場に住んでしました。写真中央少し下に佇んでいます。
昼間はほとんど寝ていて、夕方など気温が下がった後に活動します。
photo by Reika Narishima
バッファローの群れです。
photo by Reika Narishima
バッファローは大群で大きな移動をします。この小粒な黒い点が全てバッファローです。幸運にも大移動のシーンを見ることができました。
地響きとともに横切るバッファローを待つ車。自然界の踏切のようでした。
最後のサイはあまりにも遠く、ガイドさんの凄くいい目でギリギリ気づきました。遠くの草むらで昼寝をしており、辛うじてツノでわかりました。
photo by Reika Narishima
やっと起き上がってくれたサイ。英語でライノルズと呼ぶそうです。みんなでサイを探しているとき、最初は英語名を知らなかったので何を探せばいいかよくわかってませんでした。
海も大地も広大で、どこもかしこも大きく綺麗なタンザニア。日本と全く違う環境に新しい発見があること間違いなしです。
理由6:マサイの生活が垣間見られるから
photo by Reika Narishima
サファリへ向かう途中に車からマサイ族の集落が見えました。マサイ族は一夫多妻制。旦那様は朝から日が暮れるまで放牧に出かけ、奥様たちは家を作ったり家事をしたりするそうです。家畜をたくさん持っているほど権力が強いらしく、古き人間社会の姿を今も保っています。
最近では用心棒として、町のホテルの玄関などに立っているマサイ族も多いのだとか。アルーシャやザンジバル島でもみました。
スマホを持つマサイ。時代は変わってきています。
理由7:大自然の中のキャンプが最高だから
photo by Reika Narishima
日が暮れる前にキャンプサイトに移動します。初めて完全な野外、しかも野生動物が生息する土地でのテント生活をしました。
photo by Reika Narishima
草原で草を食むシマウマなどの草食動物を横目に急ぐ車。
photo by Reika Narishima
地平線に沈んでいく夕日。テントの近くで見た夕日と湧き立つような夕焼けが印象的で、今までに見たどの夕焼けよりも生命力を感じました。
夕焼けを見るときはいつも1日が終わった穏やかな気分になるのですが、穏やかさだけではない情熱的な夕日でした。
ガイドさん曰く、「ハイエナが来るのでテントの中には絶対に食べ物を入れてはいけない」とのことです。昼間に捕食シーンを見ていたので、恐ろしかったです。
また、夜にトイレに行くときは必ずライトを持って後ろもライトで照らして振り返りながら行くように言われました。野生動物はライトで照らすと目が眩んで距離感がわかるづらくなるそうです。
トイレはちょっと離れていたので、夜は怖くて行けませんでした。一人でトイレに行くときは、中に何もいないか確認してから入って、帰りもビクビクして完全にジュラシックパークに来たような気分です。
昼間にいろんな話を聞いた後の野宿は怖すぎました。日本にいるとなかなか体験できないテレビや動物園と違う、本物の野生動物との共存です。
夜中に何かだ応物の吐息を聞いたようで、一緒のテントの南アフリカ人の女性に「何かいる」と伝えると、寝ぼけていると思われたのか「何言ってんの⁉︎」と返されてしまいました。
夢だったのでしょうか……。自分が思っているよりビビリなことに気づきました。
サファリは野生に還り感覚を研ぎ澄ませる場所
photo by Reika Narishima
タンザニアのザンジバル島では、宿の受付の人が話す度に手の甲にチュっとされました。そういう文化なのかと思ったら、突然プロポーズされることも!本当に異文化すぎて面白かったです。
アルーシャでは大きな荷物で動けなくて道の端で休んでいたら声をかけてくれる人がいたり、人が優しかったです。
もともとサファリにはあまり興味がなかったのですが、友達の勧めもあり。折角アフリカに来たので一回は行こうと思いすっかり虜になりました。
サファリのことを英語で「ゲームドライブ」というのですが、専用の車から目を遠くまで向け、常に動物を探していくと自分の感覚が研ぎ澄まされていくような気分になります。
タンザニア、どこに行ってもネコ科動物が見られ、自然に帰れる場所、とてもオススメです。是非、一度大自然のサファリを堪能してみてください!お読みいただきありがとうございます!