イギリス南部に位置する離島、「ワイト島」。ロンドンから片道たったの2時間という近さにもかかわらず、透明度の高い美しいビーチと豊かな自然を満喫することができると、多くのロンドナーたちが愛するリゾートアイランドです。
今回は、ロンドンから気軽にサクッとお出かけしたくなるワイト島の魅力を写真とともにご紹介していきます。次の旅の予習として、イギリスのイメージを覆す離島の様子をぜひのぞいてみてください。
見出し
- 1ロンドンから簡単アクセス!イギリスの離島「ワイト島」へ
- 2世界唯一のホバークラフトも。ロンドンからのアクセス方法
- 2.1ロンドン「ウォータールー駅」から「ポーツマスハーバー駅」に向かう
- 2.2「ポーツマスハーバー駅」からWight Linkのフェリーに乗船
- 2.3世界唯一のホバークラフトで移動時間を短縮しても
- 3ワイト島のどこを周る?迷ったら行くべきおすすめスポット
- 3.1The Garlic Farm Shop And Restaurant(ザ・ガーリック・ファーム・ショップ・アンド・レストラン)
- 3.2Osborne House(オズボーンハウス)
- 3.3The needles landmark attraction(ザ・ニードルズ・ランドマーク・アトラクション)
- 3.1Shanklin(シャンクリン)
- 3.2Afton down(アフトンダウン)
- 3.3Isle of Wight Steam Railway(ワイト島蒸気鉄道)
- 3.4Ventnor(ヴェントナー)
- 3.5Sandown(サンダウン)
- 3.6Cowes(カウズ)
- 4いつか行きたい魅惑のリゾートアイランド
ロンドンから簡単アクセス!イギリスの離島「ワイト島」へ
ロンドンから電車と船で片道約2時間。透明度の高い美しいビーチと自然豊かな森林を楽しむことができるのが、ワイト島(Isle of Wight)です。
地図でもわかるように、ワイト島はイギリス南部に位置する離島。比較的温暖な気候で、のんびりとした島独特の空気感があり、日本でいう沖縄のような場所です。
ロンドンからのアクセスがよく、週末に気軽に訪れられるため、お天気が変わりやすいイギリスでも、今週は晴れるから行ってみよう!と足を運ぶことができるのも魅力です。
例年ワイト島ではサマーイベントとして音楽フェスが行われるため、6月〜9月がハイシーズンと呼ばれています。この時期は観光客が多く集まるので、のんびりとした島の様子を楽しみたい方は、少し時期をずらすのもいいかもしれませんね。
ワイト島は、あのヴィクトリア女王も虜になったといわれており、イギリス王室の離宮があることでも有名です。
世界唯一のホバークラフトも。ロンドンからのアクセス方法
ロンドンからワイト島までは電車と船を乗り継いで約2時間。乗り換えも電車から船の簡単な2ステップなので、海外に慣れていない方でも安心です。いくつか行き方がありますが、今回は定番の簡単アクセス方法をご紹介していきます。
ロンドン「ウォータールー駅」から「ポーツマスハーバー駅」に向かう
まずはロンドンのターミナル駅「ウォータールー駅(Waterloo station)」から出発です。イングランドの港町、ポーツマスの「ポーツマスハーバー駅(Portsmouth Harbour station)」まで向かいます。
片道約1時間30分、乗り継ぎもなく1本で到着できるのでとても簡単。車窓からの景色をゆっくり楽しみながら過ごしましょう。
「ポーツマスハーバー駅」からWight Linkのフェリーに乗船
ポーツマスハーバー駅からワイト島まではフェリーで向かいます。
フェリーターミナルである「ポーツマスハーバーステイションピア(Portsmouth Harbour station pier)」はポーツマスハーバー駅と直結しているため、電車を降りたあとは写真のような看板に沿って歩きましょう。迷うことなく待合室に到着することができます。
待合室にはコーヒーショップやベンチ、お手洗いなどが併設されており、乗船時間までゆっくりと過ごせます。チケットは公式サイトから事前予約が可能です。
ワイト島までは片道約30分ほどで到着。フェリーは車ごと乗り込めるだけあってかなり大型です。ロンドンから車を利用してポーツマスまで向かい、そのまま車ごとフェリーに乗り込む人も多くいます。
フェリーはワイト島の「ライド(Ryde)」という町にある「ライドハーバーポート(Ryde Hoverport)」に到着します。港町らしいマリンテイストの装飾が可愛らしく、旅の始まりにワクワクすること間違いなしです。
世界唯一のホバークラフトで移動時間を短縮しても
ポーツマスからワイト島に向かうフェリーはWight Linkだけでなく、「ホバークラフト」を利用することも可能です。
ホバークラフトとは、もともと海兵隊員のために造られた船。空気で浮いて走るため、海上と地上の両方を走ることができ、とにかくスピードが速いのが特徴です。
船に乗り込んでからワイト島まで、乗船時間はなんとたったの10分ほど。あっという間に到着するので、なるべく早く到着したい方はこちらを予約することをおすすめします。
ホバークラフトの定期旅客輸送は世界でもとても珍しく、2021年8月現在、このイギリス本土からワイト島を結ぶホバートラベル社のみ。世界で唯一ホバークラフトに乗船できるとても希少価値の高い乗り物なのです。
船体の下に空気が入り込み、船体がふわっと浮く瞬間はまるでアトラクションに乗っているかのよう。お子様はもちろん、大人も楽しめる乗り物です。チケットは事前に公式ページで購入するか、現地のチケット窓口でも購入が可能です。
このホバークラフトは、ポーツマスの「ポーツマス&サウスシー(Portsmouth&Southsea)駅」から歩いて約20分ほどに位置する「サウスシー・ハーバーポート(Southsea Hoverport)」というターミナルより出航しています。
少し距離がありますが、イギリスの港町の様子を楽しみながらの散策は新しい発見もたくさん。特にサウスシー・ハーバーポート付近は遊園地や出店も多く、とても活気のある賑やかなエリアなので、見て周るととてもおもしろいですよ。
ホバークラフトを利用しても、Wight Linkと同じくライドハーバーポートに到着します。往路はWight Link、復路はホバークラフトを利用するなど、好みに合わせて交通手段を選ぶのもいいですよね。