世界最高峰のエベレストをはじめとする雄大な自然に抱かれたチベット。チベット仏教の聖地であるポタラ宮などもあり、各地からの巡礼者が絶えることはありません。しかし、中国による弾圧や、ダライ・ラマの亡命など、日本にいると悲しいニュースばかり耳にすることが多いのではないでしょうか。
ですが、実際に行ってみたら、雄大な大自然やチベット仏教の素晴らしさを感じることができる、とっても素敵な国だったのです!
そこで今回は、チベットに行ってみた感想やオススメの観光スポットについてご紹介したいと思います。
チベットってどんなところ?
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ネパールの隣に位置し、住民のほとんどが仏教徒であるチベット。現在国ではなく、中国が統治する「自治区」という扱いになっています。
ネパールとの国境にはヒマラヤ山脈が連なり、冒頭で説明した通り、世界最高峰のエベレストをはじめとする雄大な自然に抱かれた地域です。平均高度はなんと約4,000mで、そこはもう天空の地と言っても過言ではありません。
中心都市であるラサは、チベット語で「神の地」を意味するそうで、その名の通りチベット仏教の聖地でもあります。チベットの中では一番低い標高に位置するのですが、それでも約3,650m。
ということで、チベットを旅するにあたって一番気を付けなければならないのは「高山病」でしょう。チベット内では決して無理せず、ゆっくり行動してくださいね!
チベットへのアクセス方法
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そんなチベットですが、残念ながら外国人が自由に旅行することはできません。
15日以内の滞在であればビザは不要なのですが、入境許可証というものが必ず必要になります。この入境許可証は、ツアーに参加しなければ受け取ることができません。そして国内ではそのツアーに参加し、ツアーガイドさんと一緒に行動する必要があります。
ツアーを組んだふりして、許可証をゲットするという裏ワザもあるそうですが、チベットの玄関口であるラサから別の地区に移動するときなど、検問で厳しいチェックがあったので、正規の方法で行くのが無難でしょう。
日本からチベットに行くには、日本でツアーに申し込むのが一番簡単ですが、恐ろしく高いのがデメリット。少しでも費用を抑えたいなら、中国の旅行会社で手配するのをオススメします!日本にいながらメールのみのやり取りで、チベット行きのツアーの手配から入境許可証の発行まで行ってもらうことができました。
ただし、すべて英語でのやり取りになるため、言語さえ問題なければ、中国の旅行会社に問い合わせてみてくださいね。
ツアーと入境許可証が手配できれば、あとはチベットに向かうだけ。行き方として一般的なのは、青蔵鉄道または飛行機のどちらかでしょう。
「青蔵鉄道」で行く方法
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一つ目は、世界一高いところを走る「青蔵鉄道」で行く方法。
中国の西寧という場所からラサまで、約24時間で到着します。時間が許すのであれば、鉄道で行くことをオススメします。というのも、まず、標高2400mほどの西寧で身体を慣らし、そこから24時間かけて高度が上がるので、高山病になりにくいと言われているからです。
実は、青蔵鉄道はビックリするくらい毎回満員になるそう。そのため、早めに予約しないと寝台席が取れません。ちなみに私は寝台席が取れず、硬座と呼ばれる座席を利用しました。
椅子は硬いし、前の人と向かい合うタイプの席だし、驚くほど狭いので、早めに予約をして絶対に寝台席をゲットしてくださいね…。
「飛行機」で行く方法
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二つ目は、ラサまで飛行機で行く方法です。
日本から、中国のどこかしらの都市を経由して行くことになります。時間は短縮できますし非常に楽なのですが、急激に高度が上がってしまうので、高山病には要注意です!
そんなこんなでやっと辿り着ける未知の国チベット。実際に行ってみたら、意外と見所がたくさん!ということで、チベットに行ったらぜひ訪れて欲しい場所を厳選してお伝えします。