チベット仏教の聖地「ポタラ宮」
photo by さかち
チベットの観光といえばここ!というほど誰もが訪れる場所であり、17世紀に築かれた、世界遺産にも登録されているダライ・ラマの宮殿です。(ちなみにダライ・ラマは現在インドに亡命中です)
ポタラとは、サンスクリット語で「聖地」という意味。その名の通り、チベット仏教の聖地で、仏教徒の巡礼が絶えません。中を見学するのももちろんオススメですが、外から外観を眺めるだけでも十分迫力を感じることができます。特に、夕日に照らされる姿が見事なほど美しいので、ぜひ夕暮れ時にも訪れてみてください。
・名称:ポタラ宮
・住所: 35 Beijing Middle Rd, Chengguan Qu, Lasa Shi, Xizang Zizhiqu, 中華人民共和国
・営業時間:9:30~14:30
・定休日:チベットの祝日は時間変更の可能性
・料金:ツアー代に含まれていることがほとんど
・所要時間:2時間程度
チベット仏教徒の巡礼が絶えない「大昭寺」
photo by さかち
ラサの中心に位置する、7世紀に建てられた寺院。こちらもチベット仏教の聖地で、各地からの巡礼者が絶えません。
大昭寺は、多くの仏を祭る神殿だけではなく、仏教の宇宙に関する理想的な様式である、壇城を立体的に真実に再現した建物でもあるそうです。敷地内からは、少し遠目にポタラ宮の全貌も眺めることができるので、ゆっくり隅々まで見学してみてください。
・名称:大昭寺
・住所:中華人民共和国 チベット ラサ 城関区 邮政编码
・営業時間:観光客11:30~17:30
・定休日:チベットの祝日は時間変更の可能性
・料金:ツアー代に含まれていることがほとんど
・所要時間:1~2時間
チベット三大聖湖の一つ「ヤムドク湖」
photo by さかち
チベット三大聖湖の一つ。ラサから約70kmと、比較的行きやすい場所にあるので、最近はチベットの観光の候補地として訪れる人も多いそう。
聖なる湖という名に相応しいほど青く輝くその姿を眺めれば、心の中が浄化される気分を味わえるはずです!
しかし標高は4,441mとかなり高いので、高山病には気をつけてくださいね…。
・名称:ヤムドク湖
・住所:中国浪卡子県浪卡孜乡
・アクセス:ラサ市内から車で約2時間
・所要時間:1時間程度
世界一高地にある塩水湖「ナムツォ湖」
photo by さかち
聖なる湖も素晴らしいですが、私がよりオススメしたいのがナムツォ湖。
ラサから約100km離れているので、ヤムドク湖よりも行くのが困難ではありますが、世界一高い場所にある塩水湖で、その標高はなんと約4,700m。その近くにナムツォ湖の石碑があるのですが、その場所の標高は5,190m!
photo by さかち
おそらくほとんどの人にとって、一番高い観光地となるのではないでしょうか!
湖の美しさはもちろん、湖の奥に見えるヒマラヤの山々にみ心を奪われること間違いなしです。また、日本ではあまり見かけないウシ科のヤクという動物もたくさんいるので、ぜひ近寄ってみてくださいね。
・名称:ナムツォ湖
・住所:中国ダムシュン県拉萨西北约两百公里处
・アクセス:ラサ市内から車で約5時間
・所要時間:1時間程度
ラサにある寺院とは違った雰囲気を味わえる「タシルンポ寺」
photo by さかち
チベット仏教において、ダライ・ラマの次に高い位であるパンチェン・ラマが宗教活動と政治活動を主に行ってきたという由緒ある寺院。
ラサからは約340kmほど離れたシガツェという地域にあります。敷地も広く、仏像や壁画などの見所も満載。
標高約3,850mにあるので、見学し終わった頃には息も切れ切れになってしまうのですが、ラサの寺院とはまた違った雰囲気を味わえるはずです。
・名称:タルシンボ寺
・住所:7 Jijilangka Rd, Sangzhuzi Qu, Rikaze Shi, Xizang Zizhiqu, 中華人民共和国
・アクセス:ラサ市内から車で約6~7時間、青蔵鉄道で約3時間分
・営業時間:9:30~18:00
・定休日:チベットの祝日は時間変更の可能性
・料金:ツアー代に含まれることがほとんど
・所要時間:1~2時間
さぁあなたもぜひ天空の地「チベット」へ!
写真を見ているだけで、空の近さに酸素不足を感じてしまうほど天空の地であるチベット。いかがでしたでしょうか?
自由に旅行ができないので、少しハードルが高いと思ってしまうかもしれませんが、大自然の雄大さや仏教の厳かな世界を存分に味わうことができる場所でもあるのです。
しかし「チベットは、元はチベット族の国だった。でも、今は中国による民族浄化政策により、純粋なチベット族はどんどん減ってしまっている」とツアーガイドさんが悲しそうに話してくれました。
いつかチベットに自由が訪れることを切に願って…。少しでも気になった方は、ぜひ今のチベットを見るためにも、ツアーを組んで訪れてみてくださいね!