ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

旅人フリーランスになって会社員のありがたみに気付いた

会社員は始業・就業が決まっており、毎日決まった仕事を繰り返して予算や目標と戦いながら過ごす日々を送っていました。個人のノルマが達成できたとしても会社全体の目標が達成できるまで120%努力をし続け、また新しい月になると0に戻ってしまう…。

それに疲れてしまったこともあり、「フリーランスとして自分の好きな仕事を死ぬまで続けたい!」と意気込み、独立を決意しました。

 

しかし、「仕事を自分で取ってくる」「税金の処理は自分で行う」「休んでいるのに給料が出る有給休暇」など、会社員時代には当たり前に思ってしまっていたことが、どれだけありがたかったかを改めて知りました。特に、「褒めてくれる人がいる」ということは自分のモチベーションに直接繋がっていたことに気付くきっかけにもなりました。

旅人フリーランスを続けるか、会社員に戻るのか


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非常に厳しいフリーランス生活を送ってきた(そして今も油断はできません)私ですが、今のところ正社員に戻る予定はありません。

と言うのも、旅人フリーランスになりたくてなった訳ではなく、フリーランスという働き方をしたかったからです。(詳しくは「正社員を辞めてフリーランスライターになったのは、「お嫁さん」という夢があったから/ 桃(MOMO)インタビュー」をご覧ください)

一生フリーランスでやっていく!と決めた訳ではないので、正社員に戻る可能性はゼロではないですし、時代や流れに合った柔軟な働き方が出来れば最高です。

今後のキャリアはどうする?

私がフリーランスになった時には複業OKの会社は少なかったのですが、今は複業はもちろん、週2〜3日限定正社員など、様々な働き方を導入している会社が続々出てきました。

政府の働き方改革もどんどん進んでおり、「自分に合った働き方」を求める人が多い時代にシフトしています。正社員やフリーランスという形態がはっきりしている働き方は、これから境目が分からなくなってくるのではないかとも思ってます。

今私はフリーランスとして、旅をしながらやりたい仕事が出来ているので、特に大きな不満はありません。しかし、正社員なのかフリーランスを続けるのか、常に自分がベストな状態で仕事ができる形態を探していくつもりです。

安易な考えで仕事を辞めないで


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ネット上では飾られた言葉や誇張された言葉で巧みに「正社員は悪!フリーランスは最高!」などと謳う宣伝がたくさん存在しています。

確かに、有給休暇はまともに取れない、サービス残業の嵐、それなのに給料は全然上がらずボーナスも雀の涙ほど……。これは悪かもしれません。

私自身、フリーランスになってから時間の余裕が出来て、平日に好きなところに旅をすることが出来るようになりました。そして、空いている平日の午前中に行きたい場所へ行くことができます。

 

しかし、会社に守られていないフリーランスはいつ仕事がなくなるか、いつ給料が0円になるか分からない不安と付き合って日々を過ごす必要があります。これは思ったより心へのダメージが強く、上手に付き合っていかないといけません。

もし、たくさん考えて出した結論ならぜひ上に向かって頑張ってください。しかし、思い切りで後先考えず仕事を辞めてしまうと、想像もしていなかった様々なことがいきなり降りかかってきます。たった一度の人生なので後悔のしない選択をしてくださいね。

 

「旅人というスキルを活かして正社員で働きたいなあ」「やっぱり旅に関わる仕事がしたい!」「旅人を活かして仕事をしたい!」と転職を考えている旅人は、就職・転職支援サービス「旅人採用」をぜひ使ってみてください。

これまでの旅歴や旅で培った経験を、しっかり評価してくれる会社ばかりに出会えるはず。旅人だからこそできること、経験してきたことを、ぜひ「旅人採用」を通じてアピールし、仕事に活かしていきましょう!みなさんが素敵な仕事を見つけられますように。

ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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