ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

TABIPPOのライター、桃(MOMO)。旅行会社勤務の傍らTABIPPOにジョインしたのが2017年。その後はフリーランスライターとしてコンテンツ編集やライティングを担当してきた。

ライターという職業を選んだ理由は?ハネムーンではどこに行きたい?など、その心のうちを詳しく聞いてみました。

桃(MOMO)

TABIPPO専属ライター/ライター・ブロガー
アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社・予約手配課に就職。2年間の勤務で12回営業成績トップに。現在は複数メディアでフリーのライター兼編集者として活動中。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は15ヶ国。そろそろサクッと世界一周に出る予定です。


 

――2度の留学経験あり、旅行会社出身の桃さんならではのコンテンツ、いつも楽しみにしています! まず、旅をはじめたきっかけを教えてください。

2011年の3月に高校を卒業したんですが、震災の影響で大学入学が1か月遅れることになりました。そこで思ったのが、「まるまる空いた4月を何もせずに過ごすのはもったいない! 今までやりたかったけどできなかったことにチャレンジして、大きな一歩を踏み出してみたい!」ということ。

いろいろ考えて、スイス・ジュネーブ在住の友だちを訪ねることに決めました。それが初海外です。海外経験があまりない両親は「来月スイス行ってくる!」という突然の宣言にびっくりしていたようですね。最近では「来週ニュージーランド行ってくる〜!」と言っても驚かなくなりましたけど(笑)。
 

――はじめての海外で一人旅、しかも高校を卒業したばかり。ドキドキだったのでは?

実は当時、スイスがヨーロッパにあることすら知らなくて(笑)。現地では友だちがアテンドしてくれたので安心でしたが、飛行機移動はドキドキでしたね。トランジットは猛ダッシュでした。
 

――初めての海外はいかがでしたか?

すべてが新鮮でした。

友だちは日本とスイスにルーツがあり、5~6か国語を流ちょうに話します。彼女がいくつもの言語を操っているのを目の当たりにし、「私も英語を使っていろんな人と話したい!」と強く感じました。
 

――その経験がTABIPPOにつながっているんでしょうか。

そうですね。スイスに行ってからというもの、ヨーロッパに夢中に。アメリカとイギリスに留学したあと、ヨーロッパ一周を経験しました。そんな生活をするなかで漠然と、旅に関わる仕事をしたいと感じるようになっていました。
 

――新卒入社したのは旅行会社だったんですね。

もともと書くことが好きでした。作文を3枚書くように言われたら、15枚も提出していたくらい(笑)。将来的にメディアの仕事がしたいと考え、そのための勉強として旅行会社を選びました。

そして2年間働いてそれなりの知識がついたころにTABIPPOの募集を見かけ、「やるなら今かな」と飛び込びました。もともとTABIPPO.NETの読者だったので。
 

――正社員からフリーランスへと、若くして転じたわけですよね。苦労も多かったのでは。

旅行会社のときは成功報酬型で、頑張れば頑張るだけお給料に反映されるシステムでした。忙しかったけれど、お給料に不満はありませんでした。

しかしフリーランスになると、定期的に入ってくるお金がゼロに。まずこれに慣れるのが大変でしたね。正社員のときはいろんなものに守られていたんだなと気づきました。生きていくため、ライターの仕事を最優先にしつつアルバイトもしていました。

フリーランスでは、私が手を上げない仕事でも他の誰かがやってくれる。私じゃなくていい仕事もたくさんあります。それをいかに自分のものにするかがポイントだと思っています。

フリーランスの道を諦めようかなと思ったこともあります。でもあるとき、 “正社員”というくくりではできなかったことができるようになっていることに気づいたんです。フリーランスになって1年3か月ほどですが、この壁を乗り越えるには半年ほどかかりました。
 

――異業種からライターの道に飛び込んだわけですが、スキル面では苦労しませんでしたか。

はじめは文章の書き方さえわかりませんでした。それを変えてくれたのが、去年(2017年)の秋に行った、TABIPPOの秋田合宿です。

合宿では、編集部のみんなのそばで仕事をしました。編集長の前田さんコンテンツディレクターの阿部さん編集の長沼さんに直接指導してもらったことが大きな転機となりました。ターゲットを絞ってきちんと伝えること、記事のテーマを絞ることなどのライティングの基本を丁寧に教えていただきました。そのとき学んだことが今の仕事にも生かされています。そこでスキルがぐんと上がり、それまでに書いた記事を全部リライトしたくなったほど(笑)。

 

――取材でもたくさん旅をされていますが、好きな国はどこですか?

やはり原点のヨーロッパ、その中でも比較的小さい国や街が好きです。留学していたイギリスのオックスフォードや、オランダのデルフト、ライデンなどのような、小さくて静かな街が好み。地元の人たちのご近所づきあいを感じて、世界っていいな、地球っていいなという気持ちにさせてくれます。東京生まれ東京育ち、池袋と銀座で遊ぶような都会っ子なので、田舎に惹かれるんでしょうね。
 

――桃さんといえばイギリス留学のイメージが強いのですが、イギリスを選ばれた理由はなんだったんですか?

photo by Momo Nagano

ハリーポッターの大ファンだったので、映画の舞台であるオックスフォードを選びました。憧れの街・ロンドンへバスで2時間というアクセスの良さもポイントでしたね。

初めてロンドンに行ったときは、「写真で見ていた世界が目の前に!」と大興奮。どこを歩いてもかわいいし、本当に幸せでした。現地に住むと慣れてしまうでしょうから、旅でしか得られない感覚ですよね。
 

――取材で行った旅はいかがでしたか?

取材では、ニュージーランドと香港・マカオ、シンガポール、タイに行きました。とくに印象に残っているのは、タイのクルーズ旅行と香港ディズニーですね。

クルーズ旅行って、私たちの年齢ではなかなか選択肢に加えないですよね。だからこそ貴重な経験ができました。

photo by Momo Nagano

香港ディズニーではなんと、メディアパスをいただいたんです!「私、ライターとしてディズニーに来てる!」とテンションが上がりました(笑)。

photo by Momo Nagano

 

――次はどんな旅をしたいですか?

最近はお仕事で旅することが多いのですが、もっとプライベートでも旅に出たいと思っています。はあちゅうさんが提唱する“サク旅”のように、行きたい国を点と点で結んで、サクッと世界一周してみたいですね。

もちろん大好きなイギリスにももう一度行きたい! イギリスって、飽きることがないんです。ひとつ角を曲がるだけで全然違う色になる街ですから。

ライター
西嶋 結 ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。本の仕事をしています。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。有給休暇をフル活用して弾丸旅に繰り出すべく、筋トレに励んでいます。

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