その反面、綺麗な景色を見て感動しても、その感動を共感する相手がいない時に一人旅の寂しさを感じました。
孤独に打ち勝つ
「仲間外れになりたくない」そんな思いで、人の輪の中に飛び込んでいました。なので一人になると少し不安な気分になり寂しくなってしまうのです。
出発する前、一人旅は孤独で寂しいのかなと不安でした。けれども、世界中には同じ様に旅している人がたくさん居て、毎日新たな出会いと別れを常に繰り返していくうちに、孤独への勇気がついて一人で居ることの不安が少しづつ消えて行きました。
誰も知らない自分
世界一周中に出会う人は、海外に友達が居ない限り初めて会う人ばかりです。私が日本でどんな洋服を着て、どんな性格なのかを知っている人は誰も居ないので、今までと違った自分になりきる事ができ、新たな自分に出会うことが出来ます。
今まで一回も着た事のない色の服を着てみたり、そこまで喋る性格ではないのにいきなりお喋りになってみたり…いつもと違う自分を出して、受け入れてくれる人と出会うと自信に繋がりました。
自分を信じられる様になりたい
周りの人の言う事ばかり気にしていた私は、人と違った意見を持っていてもはっきり自信を持って言う事ができませでした。自分の思っている事が間違っているのではないか、ばかにされるのではないかなど考えていました。
しかし、一人旅は自分を信じて進んでいかなければ前に進めません。しっかり目的地に着くのか不安の中、自分が決めた電車に乗り、地図を片手に目的地を目指し道を歩き、しっかり目的地にたどり着いたとき、すべてが自分の自信へと繋がりました。
まとめ
以上、世界一周に一人で行く理由でした。一人旅はさりげない日常の出来事が心に響いて、感動の毎日でした。
帰国後「世界一周に行って何か変わった?」と聞かれますが、そこまで大きな心境の変化は正直ありません。けれども、自分への自信がつき、他人の意見ではなく自分がどうしたいかをまず考えて行動することなど、たくさんの気づきがありました。
こうして私の世界一周は幕を閉じました。