ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

 

2. Still on Journeyが結成された経緯を教えてください

元々は、現在も世界中を旅している創業者が、旅に便利な服が欲しかった、というところから始まりました。防水性と透湿性のある素材で軽量パッカブル、貴重品を守れる内ポケットが備えてある、街着としても違和感の無いデザインのパーカーです。

市販では自分のイメージするモノが見つからないため、自分で作って世に出して、旅人達に着てもらおうと思い付いたのです。実際に海外で工場を訪問してサンプル作成をしてみました。

そもそも彼はプロダクト開発や小売とは全く畑違いの仕事をしており、誰もが荒唐無稽な話だと思いました。しかし、たまたま旅先でふらっと入ったライブハウスで知り合ったアメリカ人の旅人ピーターと、この話で意気投合して、チームを結成しました。ピーターは元々マイアミでウェブデザイナーをしていましたが、現在はデジタルノマドとして稼ぎながら世界中を旅するサーファーです。

たった1人でも井戸を掘ろうとする熱量こそ、新しい何かを立ち上げる時には必要ですが、ピーターというセンスの良いクリエイティブディレクターを迎えて、一気にスピードが乗ってきました。次第に、元プロドラマーでデザイナーのカメラマンや、国際NGOの看護師など、ユニークな友人達がチームに集まって来ました。

そして旅に便利なトラベルパーカーを第一弾プロジェクトとしてリリースする事になりました。我々のアイテムの販路を検討した時に、まず拘ったのは、情報感度が高く、センスの良い人達に一番に手にしてもらいたい、という事でした。

そこで、クラウドファンディングでのスタートアップを選択しました。クラウドファンディングには、”新しい事を始めよう、そして新しい事を支援しよう” という、まさに旅人のマインドに共通するコンセプトがあります。
今回はMakuakeさんのサービスを利用させてもらいました。

 

3. パーカーに続いて、麻の白シャツを開発された理由を教えてください

白シャツは清潔感のあるスタイルになる為、出張のような形の旅はもちろん、バックパッカースタイルの旅にも便利なのですが、白だと汚れが目立ってしまい、旅には不向きな印象があると思います。

しかし、麻の素材は汚れに強い性質を持っています。襟の汚れや食べこぼしなども、旅先の洗面所で手洗いすれば比較的簡単に汚れが落ちます。コットンと違って乾きが早いのも麻素材の強みですので、旅先で寝る前に手洗いして風呂場に干しておけば翌日には大体乾いています。

雨季の熱帯地方や、クーラーのない環境などでは完全には乾かなかったとしても、生地にシャリ感があるため半乾きで素肌に着ても張り付かず、不快感も少ないため、着ながら乾かすという事も可能です。

私達メンバー内でも旅先でオーダーしたものなど、以前より厚手の麻シャツを旅の必需品として愛用していました。厚手の麻素材はハリ感があり、オックスフォードのコットンに似た素材感なので、春夏だけでなく、秋冬にも違和感なく着ることができます。

また、厚手の自重があるために、洗濯後伸ばして干しておくだけでシワが目立たなくなり、アイロンが要らないというメリットもあります。こういった理由から、本当に旅に便利な厚手の麻シャツを作って旅人達に着てもらいたいと思い、第二弾のアイテムに決定しました。

 

実は、厚手の麻を扱っている仕立て屋は日本では見つけることは出来なかったため、海外の仕立て屋に赴いて契約を結びました。

ー 紳士淑女たるもの、自分の身体に合った服をを着るべしー
そんな信念に基づき、それぞれの旅人の身体にジャストフィットするように、体の各サイズを指定出来るパターンオーダーで提供することにしました。日本でオーダーで仕立てると値段も高く、お店に足を運んで計測してもらわないといけないなど、なかなか敷居が高いものですが、

今回Still on Journeyのトラベルシャツは、自分の身体のサイズを測るのではなく、自宅で手持ちのお気に入りのシャツのサイズを測ってオンラインで連絡し、その通りに仕立て上がるのを待つだけなので、とても簡単で気楽です。値段もパターンオーダーとしては手頃に設定させて頂きました。

 

4. 次回開発される予定の商品はありますでしょうか?

現在鋭意開発中です。 トラベルウエストバッグ、トラベルウォレット、トラベルカーゴパンツ、トラベルバッグ、 トラベルキーホルダーなど、まずは私達メンバーが実際に旅先で使いたいアイテムを考え、耐久性、機能性などを実際に旅先でチェックしながら開発をしていきます。時間をかけてでも確実なものを開発していきたいと思いますので、ぜひご期待下さい。

また、現在同時進行と致しまして前回のトラベルパーカーの色違いを制作中です。(もしよろしければ、ご挨拶がてらに、いろんな色で仕立てたパーカーをお持ち致しますので、ぜひ実際に手に取ってみて頂けたらと思います。TABIPPOさんとのコラボパーカーなども面白いかも知れませんね)

 

5. 最後に読者にメッセージをお願いします!

月並みな言葉ですが、狭い日本から海外に飛び出せば、想像もしなかった様々な経験ができて視野が広がります。自分の血が反応する何かと出逢えるかも知れません。

 

良い旅を!

 

まとめ

Still on Journey様の旅に対する熱い思いが詰まった「トラベルリネンシャツ」。
なお数に限りがあるため、ご購入を考えている人は早めにチェック↓

旅人のための麻の白シャツ!Still on Journey第二弾プロジェクト

ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

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