とにかく旅が大好き!でも旅も仕事も妥協したくない!でも本当にそれって可能なの?出来れば正社員のままでいたいけど、フリーランスの方が良いの?それとも正社員でも旅は続けられる…?
そんな悩みを解決すべく、旅と仕事を両立させるためにこれまで試行錯誤してきた先輩たち5人に、旅と仕事のあれこれを聞いてきました!
質問:これまで就職先・仕事を決めてきた基準を教えてください!
これから新しいところに転職する予定!やってみたい仕事があるけど、旅に出れなかったらどうしよう…。仕事と旅ってどっちを優先したらいいかわからない…。そもそも何を基準に会社を決めたらいいんだっけ?
そこで実際に、仕事と旅を両立させている先輩旅人たちに、これまで就職先・仕事を決めてきた基準について聞いてきました!
前田塁
1987年、大阪府生まれ。大学時にニューヨーク留学、世界一周を経験。新卒で大阪ガス入社後、オプトを経て、TABIPPOで起業しました。
現在は、月間200万人が利用する旅行メディア「TABIPPO.NET」の編集長やFMラジオ「FUTURES」パーソナリティー、世田谷の旅人シェアハウス「#えいとびたー」など。これまでに51ヶ国120都市を訪問、世界二周して、次の夢は宇宙飛行士です。
【経歴・職務内容】 新卒で入社した大阪ガスでは、デパートやホテル向けにガス設備の営業をしていました。オプトではソーシャルメディアを使ったマーケティング事業のコンサル、広告営業、広告運用を担当していました。
TABIPPOでは若者向けの旅行メディア「TABIPPO.NET」の編集長して、メディアの戦略決定、企画や特集作り、記事の執筆などをしています。他に、月1でFMラジオ「FUTURES」のパーソナリティをしています。
大阪ガスへ就職を決めた理由は、海外(特にニューヨークで)勤務できることと、自分のような人がいなさそうな会社であるけど、前向きに新しいチャレンジをする姿勢があるという点でした。
きっかけはボストンキャリアフォーラムという海外留学生向けの就職イベントに大阪ガスが出展していたことから、興味を持ちました。
当時はニューヨーク留学中だったので、調べてみると留学先の最寄駅に大阪ガスの支社があったので運命を感じて、ガス会社なのに海外勤務?海外採用?というユニークさが気に入りました。同業界である東京ガスや関西電力は出展していなかったので、やはり変わった会社ではあったようです。
二社目であるインターネット系の広告代理店オプトへ転職を決めた理由は、信頼できる友達の誘いであったこと、即戦力としてバリバリ働けること、自分のような人がたくさんいそうな会社であることの3点です。
TABIPPOを今も一緒にやっている社長のしみなおから深夜の電話でオプトへの転職を誘われて、試しに面接を受けてみたら採用を担当していた本部長と意気投合。
大阪ガスでの反省が、終身雇用を前提に長ーいキャリアプランが引かれているため、早くとも30代にならないとバリバリ働けないことと、あまりに自分に似た人がいなすぎて友達ができなかったことでした。
オプトはWeb系広告代理店と、大阪ガスの真逆、最先端で若くてイケイケな業界だったので、極端から極端に転職するのも面白いかと思って決断しました。なお、オプトの人事部から「本当に大阪ガスから転職して大丈夫ですか?もったいなくないですか?」と何度も念を押されました。
浦川拓也
【プロフィール】
1991年、滋賀県生まれ。大阪大学在学中に休学し、初海外で世界一周の旅へ。帰国後はTABIPPOの学生イベントスタッフとして大阪支部の立ち上げを行いました。2015年新卒で、当時まだ30名規模のHR Thechベンチャー株式会社アトラエに入社し、その後TABIPPOにカムバック。現在は新規事業である「旅人採用」の立ち上げを行っています。
これまで行った国数は35ヶ国。趣味はキャンプと登山でInstagramを中心に週末アウトドアライフを発信し続けています。将来は地元の滋賀県にゲストハウスとアウトドア施設を作り、観光誘致とアウトドアの普及を行いたいです。
【経歴・職務内容】
新卒で入ったアトラエでは新規の法人営業と自社の新卒採用を担当し、人事担当者向けに中途求人媒体の営業を行う傍ら、新卒採用業務に取り組んでいました。TABIPPOでは主にマーケティング課題の解決を目的とした企画営業を1年。
その後全国400名の学生スタッフをマネジメントしながら2年間イベントの企画・運営を担当し、現在は新規事業である「旅人採用」の立ち上げを行っています。またTABIPPO入社以来、組織開発に関わり、評価制度や社内イベントなどの企画や運用を行ってきました。
まず大前提として組織づくりと事業づくりの両方に、できるだけ立ち上げに近い段階から裁量を持って関わりたいという想いをずっと持っています。また、同世代の仲間たちと切磋琢磨しながら高みを目指すような働き方にも憧れていました。そこでまず大切にした基準は以下になります。
①会社の掲げるビジョンに共感できるかどうか
自己の成長やスキルアップよりは「一緒に会社や事業を作る」という興味のほうが強かったため、この会社をより良くしたい、大きくしたい、と思えるかどうかがまず第一に大切でした。
②全員の顔と名前がわかるくらいの人数規模かどうか
組織をゼロから作っていきたいという点と、仲間と気持ちよく働きたいという点で、人数が少ないベンチャー企業かどうかはかなり大切でした。1社目では30人程度、2社目のTABIPPOでは6人目のメンバーとして入社しました。
③平均年齢が若く、年次が若くても裁量を持って活躍できるのかどうか
若い人が活躍できる環境なのかどうかは大切でした。年功序列や不要な社内政治に邪魔されることなく、意欲と能力のある人がどんどん活躍できるフラットな組織であることと、若い人への期待が大きい組織かどうかを重要視しています。
しおり
【プロフィール】
群馬生まれの茨城県育ち。高校時代のオーストラリアホームステイ体験がきっかけで海外へ興味を持つようになりました。大学生時代は教育学部で国際教育を専門に学び、長期休みを利用して20カ国ほど旅をしました。
新卒で旅行会社に入社し、その後株式会社アプリにジョイン。旅人採用の立ち上げメンバーとして様々な業務に携わる。訪問カ国数は43カ国。一人旅はもちろん、いろんな形で旅をしてきました。
【経歴・職務内容】
新卒で入社した旅行会社では修学旅行や留学、海外研修プログラムなど教育旅行の企画・添乗に携わりました。学生たちの人生においてかけがえのない経験となる海外での時間をサポートすることに大変やりがいを感じていました。また、出発前と帰国後の変化や現地で見せてくれる笑顔が何よりの喜びでした。
現在は旅人採用のメンバーとして、求職者のカウンセリングや営業開拓、イベントなどでの広報活動を中心に担当しています。
旅行会社へ就職を決めた理由は二つあって①教育と旅行の接点で働くことができること②若者の海外経験の促進に携われることでした。
教育学部だったこともあり、学生時代は教員採用試験に向けてひたすら勉強をしていました。ただ、社会を何も知らない今の未熟な自分が教員として働く姿をどうしても想像できず、並行して就職活動もすることにしました。
三度目の教育実習のときに担任の先生から「一時間好きに使っていいので、今までの旅の経験を話してもらえませんか?」とお願いされ、初めて一人旅をしたときの話をしました。その時の生徒たちの表情は今でも忘れられません。
いろんな世界を自分の目で見てほしい、見せてあげたい、もっと中高生に海外に出てほしい、そう思って教育旅行に携われる会社を探しました。
二社目である株式会社アプリへの転職を決めた理由は、会社の理念「若者に価値あるチャレンジを」に共感したという一言に尽きますが、自分が目指したい社会と同じ社会を目指している同志がいること、新しいことに挑戦させてくれる環境であること、働く社員みんなの思いが同じ方向を向いていること、にも惹かれました。
転職活動の際、人材業界というのは全く考えていなかったので、未経験者の私なんかで大丈夫なのか正直不安でしたが、カフェ→居酒屋→会社と三回社員の方と話しただけで会社や働く人たちの雰囲気が想像できたので、どんな仕事でもこの人たちとなら乗り切れると確信しました。
この会社の”人”に魅了されて入社を決心しました。