ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

とにかく旅が大好き!でも旅も仕事も妥協したくない!でも本当にそれって可能なの?出来れば正社員のままでいたいけど、フリーランスの方が良いの?それとも正社員でも旅は続けられる…?

そんな悩みを解決すべく、旅と仕事を両立させるためにこれまで試行錯誤してきた先輩たち5人に、旅と仕事のあれこれを聞いてきました!

質問:旅を続けるならフリーランスと会社員どっちが良いと思いますか?

これから新しいところに転職する予定!やってみたい仕事があるけど、旅に出れなかったらどうしよう…。仕事と旅ってどっちを優先したらいいかわからない…。そもそも何を基準に会社を決めたらいいんだっけ?

そこで実際に、仕事と旅を両立させている先輩旅人たちに、旅するならフリーランスがいい?それとも正社員がいい?と言う質問について詳しく理由も聞いてきました!

前田塁

前田塁

1987年、大阪府生まれ。大学時にニューヨーク留学、世界一周を経験。新卒で大阪ガス入社後、オプトを経て、TABIPPOで起業しました。

現在は、月間200万人が利用する旅行メディア「TABIPPO.NET」の編集長やFMラジオ「FUTURES」パーソナリティー、世田谷の旅人シェアハウス「#えいとびたー」など。これまでに51ヶ国120都市を訪問、世界二周して、次の夢は宇宙飛行士です。

 

【経歴・職務内容】 新卒で入社した大阪ガスでは、デパートやホテル向けにガス設備の営業をしていました。オプトではソーシャルメディアを使ったマーケティング事業のコンサル、広告営業、広告運用を担当していました。

TABIPPOでは若者向けの旅行メディア「TABIPPO.NET」の編集長して、メディアの戦略決定、企画や特集作り、記事の執筆などをしています。他に、月1でFMラジオ「FUTURES」のパーソナリティをしています。

旅を続けるというのが、短期的な目標ならフリーランスだけど、長期的であれば会社員の方がいいんじゃないかなと最近は思っています。以前は、単純にフリーランスがいいかな?という印象でした。

理由としては、フリーランスの場合は会社員に比べて手取りが多く、休みが自由に決められるというメリットがあります。しかし、デメリットとしては病気になった時の保障がない、常に技術をアップデートし続けなければならないです。

 

何が言いたいかというと、フリーランスを生涯続けられればかなりお得なのですが、途中でしんどくなるタイミングがくるんじゃないかなということです。

どうしても20代のうちにたくさん海外旅行をしたい!というのであればフリーランスですが、人生を通して海外旅行を続けたいのであれば会社員として勤めながら、会社や仲間に仕事上は支えられ、少しずつ旅をするのもありですよね。

浦川拓也

浦川拓也

【プロフィール】
1991年、滋賀県生まれ。大阪大学在学中に休学し、初海外で世界一周の旅へ。帰国後はTABIPPOの学生イベントスタッフとして大阪支部の立ち上げを行いました。2015年新卒で、当時まだ30名規模のHR Thechベンチャー株式会社アトラエに入社し、その後TABIPPOにカムバック。現在は新規事業である「旅人採用」の立ち上げを行っています。

これまで行った国数は35ヶ国。趣味はキャンプと登山でInstagramを中心に週末アウトドアライフを発信し続けています。将来は地元の滋賀県にゲストハウスとアウトドア施設を作り、観光誘致とアウトドアの普及を行いたいです。

 

【経歴・職務内容】
新卒で入ったアトラエでは新規の法人営業と自社の新卒採用を担当し、人事担当者向けに中途求人媒体の営業を行う傍ら、新卒採用業務に取り組んでいました。TABIPPOでは主にマーケティング課題の解決を目的とした企画営業を1年。

その後全国400名の学生スタッフをマネジメントしながら2年間イベントの企画・運営を担当し、現在は新規事業である「旅人採用」の立ち上げを行っています。またTABIPPO入社以来、組織開発に関わり、評価制度や社内イベントなどの企画や運用を行ってきました。

長期旅行を続けたいのであれば、フリーランスがいいと思います。なかなか1ヶ月単位で休みを取れる会社というものは現実的にはないですし、あったとしてもその会社や仕事が好きかどうかは別の話で、確率的にそういう会社を見つけることは困難じゃないかと思います。

 

1年で1~2回、10日間程度の休みを使っての海外旅行で十分なのであれば会社員がいいと思います。

収入が毎月安定しているので、旅の資金も計算して貯めやすいですし、会社選びに妥協しなければ、全く休みが取れないという会社は今はもうほとんどどなくなってきているように思います。

しおり

しおり

【プロフィール】
群馬生まれの茨城県育ち。高校時代のオーストラリアホームステイ体験がきっかけで海外へ興味を持つようになりました。大学生時代は教育学部で国際教育を専門に学び、長期休みを利用して20カ国ほど旅をしました。

新卒で旅行会社に入社し、その後株式会社アプリにジョイン。旅人採用の立ち上げメンバーとして様々な業務に携わる。訪問カ国数は43カ国。一人旅はもちろん、いろんな形で旅をしてきました。

 

【経歴・職務内容】
新卒で入社した旅行会社では修学旅行や留学、海外研修プログラムなど教育旅行の企画・添乗に携わりました。学生たちの人生においてかけがえのない経験となる海外での時間をサポートすることに大変やりがいを感じていました。また、出発前と帰国後の変化や現地で見せてくれる笑顔が何よりの喜びでした。

現在は旅人採用のメンバーとして、求職者のカウンセリングや営業開拓、イベントなどでの広報活動を中心に担当しています。

結論から言うなら、どちらも旅と仕事は両立できると思います。人によって求める「旅」の形「仕事」の形は違うので、その人がどんなスタイルを求めるかが大切ですよね。とにかく長期での旅を求めるのであれば、時間において自由が利くフリーランスがいいかもしれません。

だた、フリーランスとして旅を続けるためにも自分自身の力で仕事を安定させなければなりません。必然的にスキルも求められてきます。

 

週末や連休で行くので十分ならば、会社員として勤務してお金を貯めて行くことも可能です。それでいうと私は専門的なスキルがあるわけでもなく、自分で仕事を取れる自信もありません。

そしてそもそも長期的な旅を求めていないので、圧倒的に会社員向きです。海外は好きですが、やっぱり日本が好きですし、旅したからこそわかるこの国の住みやすさを捨てられないんです。

 

実際、旅人採用のユーザーでも求める「仕事のスタイル」と「海外との関わり方」は①海外に住みながら働きたい②日本に住みながら海外と関わる仕事をしたい③日本で働いて休みを利用して海外に行きたい、というように大きく分かれます。

 

軸を仕事に置いて週末旅に行く生活か、軸を旅に置いて仕事を自分で管理する生活か。私は、求める旅の形、仕事の形で選ぶべきだと思います。

ライター
桃(Momo) フリーライター

書く人・エッセイスト。アメリカ・イギリスでの短期語学留学、ヨーロッパ鉄道周遊ひとり旅など経て、新卒でベンチャーの旅行会社に就職。現在は複数メディアにてフリーのライター兼編集者。趣味は英語で、映画は洋画を中心に年間150本を鑑賞。渡航国数は23ヶ国。

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