こんにちは、トラベルライターの土庄です。久しぶりに、旅とキャリアの記事を執筆してみようと思います。テーマは、複業トラベルライターになって得たスタンスとスキル。
2019年1月にトラベルライターをはじめて3年半が経過しましたが、本当に多くの機会に恵まれ、自分の糧になるものをたくさんいただくことができました。
本記事はその備忘録。これからトラベルライターを志す方、旅と仕事を掛け合わせたい方の参考になれば幸いです!
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トラベルライターになった経緯と変遷
ます最初にトラベルライターになった経緯と、その変遷を振り返っていきます。
大手媒体でトラベルライターとしてデビュー
自分を変えるきっかけをくれた旅のすばらしさを伝えたいと、旅ブログを開設していた筆者。しかし、たくさんの方に読んでいただくことの難しさを痛感していました。
そこで大手旅行媒体のライター募集にエントリーすることに。書類と面接の結果、合格をいただき、駆け出しライターとしてデビューします。
当時、入稿制限がなかったこともあり、執筆に没頭。年間231記事を寄稿して、同メディアが発表するナビゲーターアワード2019の新人賞をいただくことができました。
専門ライターでなくオールラウンダーへ
トラベルライターになって1年が経過し、セルフブランディングについて考え始めます。
自分の専門領域を決め、地位を確立するのが大事とわかってはいましたが、そういった領域ではすでに影響力の強いブロガーやライターが多数存在するのが現状。
そこで、専門領域を持たず、そこそこ強い領域を複数持つオールラウンダーを目指すことを決意します。
ライター業存続のために営業をかけていた頃
2020年と2021年、新型コロナウイルス流行により、大きく打撃を受けた旅行業界。これにより執筆案件が激減していきます。
すでに複業がライフワークの一部になっていましたし、大切な収入源でもあったので、ライター業存続のためにいろいろな媒体へ営業をかけていきます。
テストライティングや執筆をひとつずつこなして実績を積み、現在は20を超えるメディア様とお付き合いをさせていただけるようになりました。
案件をいただけるようになった現在
各メディアで記事テーマを書き分け、セルフブランディングを意識しながらポートフォリオを育てることができました。
そうすると、ポートフォリオからタイアップ案件をいただく機会が増えていったのです。そのなかには某有名山岳雑誌や、誰もが知る業界大手メディアの執筆案件も。
実績を評価されて、次のお仕事につながる。会社の後ろ盾なく、半フリーランスとして活動できていることに大きな自信がつきました。
ライターの域を越えて
現在はライターの域を越えた活動を少しずつ展開しています。例えばフォトグラファーやコンサルティングといったお仕事です。
前者では、フォトコンテストに応募しながらクリエイターとしてのスキルを磨いています。まだまだ案件は少ないですが、いつか執筆と同程度まで育てたい、自分の注力ジャンルです。
後者では、自分の文章表現力やマーケティングスキルを使って、地域複業を行なっています。中小事業者様向けのコンサルティングには介在価値も多く、伸びしろを感じています。
身についたスタンス
次にトラベルライターになって身についたスタンスについてまとめていきます。一言で言うならば、「好きな旅を仕事にし、よりいっそう旅を楽しむ」というスタンスです。
好きなことを仕事にする楽しさ
トラベルライターとして獲得した一番大事なスタンスは「好きなことを仕事にする楽しさ」でしょう。
ライターである以上、常に文章と対峙しながら、いつも締め切りに追われています。それでもこなすことができるのは、この仕事がこの上なく楽しいから。
忘れられない旅行体験、その文章・写真を通じて、誰かのかけがえのない旅へとつながれば、これ以上にうれしいことはありません。また道中お世話になった旅行先の方に、せめてもの恩返しができるのでは?とも考えています。
当時、働くモチベーションを見失いかけていた筆者にとって、トラベルライターという仕事は、働くことの楽しさとやりがい、そして貢献実感を与えてくれたのです。